
iOS16ではiPhoneで写真の切り抜きが可能ですが、中には切り抜きができないものがあります。機能や操作というよりも、多くの場合は画像自体の原因が考えられます。
そこで写真の切り取り方をはじめ、できないパターンを6つまとめました。ほとんどのケースはやり方を変更することで切り抜くことができます。
目次
写真の切り抜き方
写真から被写体を切り抜く方法を、手動と自動で簡潔に説明します。
手動で切り抜く


- ファイルや写真などから画像を選択
- 切り取る部分を長押しする
- 光が被写体の輪郭を囲んだら指を放し、「コピー」または「共有」を選んでタップ
- (「コピー」の場合)保存するアプリを起動する→画面を長押し→「ペースト」、または3本指でピンチアウト
- (「共有」の場合)保存先を選択する→「完了」「保存」「追加」などをタップ(保存先によって異なる)
- (切り抜きをキャンセルする場合)画面をタップ
切り抜かれた画像をドラッグし、もう一方の手で他のアプリを起動してドロップすることもできます。コピーはPagesやKeynoteなど、共有で利用できないアプリに貼り付けるときにおすすめです。
被写体と一緒に余分な部分も切り取られた場合は、必要に応じてマークアップで塗りつぶしてください。
画像では、3人全員をまとめて切り取ることができました。
自動で切り抜く
ファイルアプリでは、クイックアクションで画像の背景を透過し被写体を切り抜くことができます。

ファイルアプリ→切り抜く画像を長押し→「クイックアクション」→「背景を削除」→背景を透過したpng画像ファイルをタップ→被写体を長押し→「コピー」または「共有」を選択してください。
写真の切り抜きができないパターン6つ
具体的に切り抜きができない写真を、6つのパターンでチェックしましょう。
被写体がフォーカスされていない


被写体がフォーカスされていない、ぼけている場合は切り抜きができません。
複数の被写体を撮影するときに起こりやすいので、すべての被写体にピントを合わせて撮影することで解決しましょう。
移動ができる被写体なら前後でなく左右に配置すれば、iPhoneと被写体間で同じ距離を保つことができます。
フォーカスされた被写体は数にかかわらず認識されるので、個別にフォーカスしたいときはクローズアップの編集をします。やり方は「同じ被写体が無数にあちこちある」の項目をご覧ください。
被写体と背景が一体化している


大きな範囲で背景が被写体と一体化していると、境界線を認識しづらくなります。
できるだけ被写体を強調できるアングルや背景で撮影しましょう。
密集に配列された被写体やデザイン



間隔のない似たような被写体が密集している写真は、切れ目が分かりづらくなります。
デザインがリピートする幾何学模様なども同じです。
同じ被写体でもフォーカスされている限り、間にスペースがあるものは認識されます。
被写体が小さい


背景と境界線が区別できフォーカスされていても、被写体が小さいと切り取りの反応がしづらくなります。
この場合は、被写体をピンチアウトをして拡大するとできるので試してみましょう。
同じ被写体が無数にあちこちある


多数の同じ被写体がある写真は、範囲がわかりづらく対象が抜き出せなくなります。
ターゲットの被写体を拡大することで、切り抜くことができます↓


- (ファイルアプリ内の画像の場合)画像をタップまたは長押し→「共有(アイコン)」→「画像を保存」をタップ
- 写真またはカメラアプリをタップ
- 「編集」をタップ
- 画面右下にあるグリッドアイコンをタップ
- 画像をピンチアウトして切り取りたい被写体を拡大、または画像の四辺/四角をドラッグして被写体を囲む
- チェックアイコンをタップ
- 画像を切り抜くステップを続行する
この場合は、フォーカスされていない被写体でも切り取れます。
しぶき / 紙吹雪


しぶきや紙吹雪など形態が認識しづらい個体は、一つずつ背景から浮き出すのが難しくなります。
メインの被写体と一緒に写っている場合も認識されません。
「同じ被写体が無数にあちこちある」と同じやり方で、切り抜きが可能になります。
まとめ
iPhoneで切り抜きができない写真は、基本的にフォーカスされていないものや、背景と境界線がはっきりしていないものです。多くの場合は他のやり方で可能になる場合もあるので、パターンに合わせて試してみてください。
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