
macOS MontereyではMacで外国語を直接翻訳できるようになりました。翻訳アプリやサイトを使わず、その場で意味をチェックできます。
外国語のWebサイトを母国語で読んだり、メールやPagesなどにスピーディーな書き替えやコピーが可能。オフラインでも機能し、Wi-Fiが使えなくても翻訳できるのもポイントです。
目次
Macで翻訳機能を使う方法
macOS Montereyの翻訳機能は主にAppleのアプリで使えます。ここではSafariのテキストを翻訳する方法を2つのステップで説明します。
1. テキストをハイライトで指定

- 任意のテキストをハイライトで範囲指定する
- 右クリック→「”◯◯”を翻訳」をクリック
全範囲を指定して翻訳することもできますが、10,000文字が限度なのでそれ以上は分けて翻訳することになります。
初めて翻訳機能を使うときは、以下のようなウインドウが表示されます。

これは翻訳するテキストがAppleに送信されますが、Apple IDなどの個人情報は送られず保護されているというプライバシーの安全性についての内容です。そのほか、翻訳機能の向上のため、テキストを一定期間保存することが記載されています。
「翻訳とプライバシーについて…」は、「システム設定」→「一般」→「言語と地域」→「翻訳言語」→「翻訳とプライバシー」からもアクセスできます。
「続ける」をクリックします。
2. 翻訳したい言語を選ぶ
豊富な言語で翻訳できます。

- アラビア語
- イタリア語
- スペイン語
- ドイツ語
- フランス語
- ポルトガル語
- ロシア語
- インドネシア語
- オランダ語
- タイ語
- トルコ語
- ベトナム語
- ポーランド語
- 英語(アメリカ、イギリス)
- 韓国語
- 中国語(台湾、中国本土)
- 日本語
画像内にあるテキストも翻訳できますが、あくまでもHTMLで書かれたものに有効で、プレビュー、ポスターやショップ名などの画像内に写っている文字は翻訳されません。
↓このような場合は翻訳できます。
この文字は翻訳できます。
翻訳先の言語を変える
一度翻訳したテキストは、他の言語に変更することができます。


- 翻訳先の言語の右横にある上下矢印をクリック(画像1)
- 変更したい言語を選択する(画像2)
その場ですぐに他の言語に翻訳されます。
発音もチェックしよう!
翻訳したテキストの右にあるボタンを押すと、翻訳元や翻訳したテキストを読んでくれます。発音の勉強をしたいときにもおすすめです。
翻訳した言語で置き替える
Pagesなどの書類系アプリは、翻訳したテキストに直接置き替えることができます。


- 翻訳元のテキストを任意の言語で翻訳する
- 「翻訳で置き替え」をクリック
ワンクリックで反映できる便利な機能です。
翻訳したテキストをコピーする
翻訳したテキストはコピーができ、メモやメール、Pagesなどにペーストできます。

- 「翻訳をコピー」をクリック
- 「コマンドキー」+「V」、または右クリック→「ペースト」で貼り付ける
メモアプリなどにダイレクトに翻訳&コピーをしながら、効率よくWebページをまとめて閲覧することができます。
置き換えと似たような機能ですが、コピーはテキストを翻訳したアプリ内のみでなく、他のアプリにも翻訳したテキストをコピペして利用できるところが異なるポイントです。
オフラインで翻訳をする方法
言語をダウンロードすることでオフラインでも翻訳ができます。オンデバイスモードを使うと、オンラインでもオフラインで機能するのも特徴です。
オフラインでは翻訳のクオリティが若干落ちることが設定画面に表示されていますが、内容によってはオンラインでも違和感のある翻訳になることがあります。いずれの場合もできる範囲で、翻訳元のテキストとチェックすることをおすすめします。
オフラインで使う言語をダウンロードをする
事前にオフラインで使う言語をオンライン中にダウンロードしておきましょう。ダウンロードはシステム設定とアプリ内からできます。
システム設定からダウンロード

- 「システム設定」→「一般」をクリック
- 「言語と地域」をクリック
- 「翻訳言語」をクリック
- オフラインのときに翻訳したい言語の「ダウンロード」をクリック
- 「完了」をクリック
アプリからダウンロード

- テキストをハイライトにする
- 右クリック→「”〇〇”を翻訳」をクリック
- 翻訳する言語を選ぶ欄をクリック→「言語を管理」をクリック
- 「言語と地域」→「翻訳言語」をクリック
- オフラインで使う翻訳言語をダウンロードする
- 「完了」をクリック
言語のダウンロードができたら、オフラインで翻訳してみましょう。
オフラインでの利用はWi-Fiが利用できない、接続が不安定などの状況のときにおすすめです。外出先でポケット型WiFiのGBを節約したいときにも役に立ちます。
オンデバイスモードを使う
オンラインでもオンデバイスモードを使うと、オフラインで機能します。

- 「システム設定」→「一般」をクリック
- 「言語と地域」をクリック
- 「翻訳言語」をクリック
- 「オンデバイスモード」にチェックを入れる
- 「完了」をクリック
ダウンロードをしていない言語を翻訳するときはダウンロードするように指示されるので、必要でない限り外しておいた方が翻訳がスムーズです。
「ダウンロードする言語」をクリックすると自動的にダウンロードが開始され、指定した言語で翻訳してくれます。
ダウンロードをキャンセルする

- 「システム設定」→「一般」をクリック
- 「言語と地域」をクリック
- 「翻訳言語」をクリック
- 削除したい言語の右にある「削除」をクリック
- 「完了」をクリック
オフラインの場合、削除した言語が翻訳できなくなります。
使わない言語を削除することでリストが見やすくなり、必要な言語を選択しやすくなるでしょう。
まとめ
Macで直接翻訳することで、外国語のテキストが簡単に理解できます。発音も覚えられ、コミュニケーションにも役立つ機能もサポート。オフラインも利用しながらMacでスムーズな翻訳をしましょう。
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