
コンパクトで持ち運びに最適なMacBook。大きな画面で作業ができるデスクトップのMacとどちらが使いやすいか検討することがあります。
どちらのデバイスが自分に適切か、デスクトップのMacとの違いを交えながらMacBookのメリットとデメリットをチェックしましょう。
目次
MacBookのメリット
MacBookの5つのメリットを、デスクトップのMacと比較しながらまとめました。
高いポータブル性
MacBookの大きな魅力はどこでも持ち運べるポータブル性。M2 MacBook AirはMacBookの中で最軽量の1.24kgです。ビジネスや学業、旅行、スクールなど、さまざまなシーンで活躍し、置き場所がなくても座りながら使えるメリットがあります。
屋内での使用にもMacBookは取り扱いやすく、デスクトップのように大量のケーブルを外して引っ越すような事態になりません。
冷暖房の風や光などの当たり具合や騒音などが気になる場合も、ファイルのように片手で持ち上げなら作業場を手軽に移動できます。
スペースを取らない
MacBookはディスプレイやキーボード、トラックパッドがドッキングされているので、デスクトップのように本体以外のスペースを必要としません。周辺機器が散らばることがなく、デスクの整理や掃除もしやすいです。
ディスプレイを閉じれば高さ分のスペースも増え、縦置きで外部ディスプレイの後ろにも配置できます。
スリムなだけに引き出しや棚にも収納できるので、使わないときの収納場所の問題も少ないです。
バックライト機能がある
暗がりでも快適なタイピングをサポートするバックライトはMacBookのメリットです。ブラインドタッチでも、バックライトがあれば正確さが高まります。
光が乏しい場所でMacBookを使うときも、室内の電気やiPhoneの懐中電灯をオンにする必要もありません。
バックライトは自動と手動でオンにでき、光の強さの調整も同じ要領で可能です。必要がない場合はオフにしたり、使っていないときに自動的にオフにする設定をすればバッテリーの節約も可能です。
Mac用のMagic Keyboardにはバックライト機能がありません。
ケーブルを接続しやすい
MacBookのポートは左右に搭載されており、ケーブルを接続しやすいです。14/16インチMacBook Proでは、3つのThunderbolt 4(左側:2つ、右側:1つ)、SDXCカードスロット、HDMIがあり、利便性がさらに高いです。
Mac Studioはチップごとに異なる一部のポートを前面に備えていますが、両脇から差し込めるMacBookは取り外しがスムーズ。
デバイスの後ろに手を回し探る必要がないだけでも快適さがアップします。
デスクトップとしても使える
ポータブルなMacBookですが、外部ディスプレイと接続すればデスクトップとしても利用できます。M2 MacBook Airでは1台、M1 Pro MacBook Proで最大2台、M2 Max 14/16インチMacBook Proでは最大4台可能です。
大きなディスプレイと拡張やミラーリングすることで、画像や動画、Keynoteなどの編集がやりやすくなります。
外部ディスプレイのみを使用するなら、MacBookを閉じてクラムシェルモードでコンパクトに配置できるのもメリットです。
MacBookのデメリット
MacBookのデメリットを、デスクトップのMacと比較しながら5つの項目でまとめました。
型落ちしやすい
デスクトップのMacと比べると、MacBookは頻繁に新型が登場します。フル活用しないまま、1年ほどのマシンが型落ちになることもあります。
最新を追求する場合は都度デバイスを買い替える、もしくはそのまま使用中のモデルを持ち続けることになります。
新型が必ずしも完璧であるとは言い切れませんが、MacBookを購入するときは近い将来登場する新型も念頭に置きながらカスタマイズをすると良いです。
画面サイズが制限される
持ち運びに適したMacBookは、どうしてもディスプレイの大きさが制限されます。2008年〜2011年に発表された17インチのMacBook Proを超える大きさはなく、現時点では16.2インチが最大です。
画面が広くなればそれだけポータブル性を失うので、iMacや外部ディスプレイのような大きさは望めないでしょう。
ハイエンドのMacBook Proでは並列処理に特化したチップを搭載していますが、マルチタスキングなどで画面のサイズに物足りなさを感じる場合があります。
周辺機器を個別に配置できない
MacBookはディスプレイ、キーボード、トラックパッドが一体化しているので、デスクトップのように周辺機器を個別に配置できません。常にディスプレイと平行した向きで使うことになります。
ユニバーサルコントロールやSidecarなどで複数のMacBookを接続して使うときは、キーボードやトラックパッドはそれぞれ1つのみ置けないデメリットもあります。
正しい姿勢を維持しづらい
MacBookで作業をするときは、デスクトップのMacよりディスプレイが目に近づきます。画面を覗き込みやすく、ブルーライトの影響も受けやすいです。
iPadのように直接デスクの上に置くので、視線も下がりやすく前かがみになりがち。
高さを調整できるスタンドで改善できますが、主にカメラやトラックパッドの使用に向いているでしょう。分離型キーボードに切り替えるなら、トラックパッドやマウスも必要になります。
バッテリーの充電が必要
ポータブル性が魅力のMacBookですが、電源がない場所での使用はバッテリーを使います。長時間外出先でMacBookを使うなら、毎日の充電やこまめな残量チェックが必要です。
M2 MacBook Airでは最大18時間、M2 Pro/M2 Max 16インチMacBook Proでは、最大22時間が目安。使い方によって早めにバッテリーが減る可能性があり、デスクトップと比べて作業が制限されやすいです。
M2 MacBook Airの場合10コアGPUと512GBストレージ以上で67W、M2 Pro/M2 Max 14/16インチMacBook Proでは12コアCPUで96Wに電源アダプタの容量がアップします。
まとめ
MacBookとデスクトップのMacでは、同じチップでも使いやすさが異なります。MacBookのメリットとデメリットでデスクトップのMacを比較しながら、自分にとって使いやすいデバイスを選んでください。
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