
iPadのNumbersでは、数式による手動入力と直接算出できる自動入力で表計算ができます。一度やり方をマスターすれば、いずれの方法も手軽に操作できます。
複雑な数値データもあっという間に処理できる計算法を、デフォルトの数式、数式バー、自動入力でご紹介します。ビジネスやプライベートでお役立てください。
デフォルトの数式を使う
デフォルトの数式を使って、選択したセルの数値を算出します。


- iPadでNumbersを開く
- 表計算をするファイルを開く
- 計算をする列または行のセルをタップ
- セルの角にある丸をドラッグしながら範囲を選択
- 項目バー→「セルアクション」、または画面右下「セル」をタップ
- 「簡易数式」→「合計」「平均値」「最小値」「最大値」「カウント」「積」から得たい結果を選択する
複数の列を一度に計算する場合は、計算する列や行のセルを選択→左右上下にある丸をドラッグして列の範囲を広げる→ステップ5以降を続行してください。
数式を変更する場合は、セルをタップ→もう一度セルをタップ→「セルアクション」、またはセルをタップ→画面右下「セル」をタップ→数式を選択します。
数式バーを使う
デフォルトの数式以外で計算したいときに役立ちます。複数の項目から1つの結果を得たり、異なる項目の個々のセル同士の計算も可能。演算子を使うことで、さらに細かな数式を作成できます。

- iPadでNumbersを起動する
- 表計算をするファイルを開く
- 結果を入力するセルをタップ→画面右下「セル」をタップ、または結果を入力するセルをタップ→もう一度セルをタップ→「セルアクション」をタップ
- 「新規数式」をタップ
- キーボード左上「fx」をタップして関数を選択する
- 数式バーにセルの値を入力、または表のセルを選択
- 必要に応じて数値バー下にある演算子を追加する
- 必要に応じて5〜7を繰り返す
- 数式バー右にある緑のチェックをタップ
セルをダブルタップ→キーボードの右上「セル」をタップ→「新規数式」をタップ、またはセルをタップ→画面右下のキーボードアイコンをタップ→「=」をタップでも数式バーを表示できます。
「fx」では「最近使った項目」と「カテゴリ」から関数を選択できます。機能の説明をチェックするには、関数の右にある「i」や数式バーの関数をタップしてください。数式バーで関数の頭文字を挿入すると候補が表示され、手早い入力が可能です。
数式を消去するには、バーの左にある「X」をタップするか、削除する項目の右側をタップしてカーソルを置きバックスペースキーを押します。
数式バー内のカーソル移動は、Apple Pencilでタップしたりスペースバーを押しながら左右にドラッグするとやりやすいでしょう。
既存の数式を変更する
すでにある数式を変更する場合は、数式を消去して新たに入力します。
数式のあるセルをダブルタップ→(全体を消去する場合)関数をダブルタップ(1つの関数)/トリプルタップ(複数の関数)→「カット」をタップ、(個別に消去する場合)消去する項目の右側をタップ→バックスペースキーを押す→関数や値、演算子などを入力→緑のチェックをタップしてください。
自動入力をする
1つのセルに自動入力を設定をすることで、他のセルにも自動的に結果を入力できます。選択範囲内で新たに追加した列や行の結果も自動的に計算されます。


- iPadでNumbersを起動する
- 表計算をするファイルを開く
- デフォルトの数式や数式バーを用いて列または行のセルに結果を入力する
- 結果のセルをタップ→もう一度セルをタップ→「セルアクション」をタップ、またはセルをタップ→画面右下「セル」をタップ
- 「セルに自動入力」をタップ
- 黄色いフレームを他のセルへドラッグして結果を自動入力する
すでに結果があるセルをまたいでもOKです。範囲指定されたセルには、自動入力を設定したセルの数式による結果が入力されます。
数式バーの計算式で(SUM B2:F2+2)を設定した場合では、範囲選択したセルの結果に2がプラスされます。
計算結果を削除する
iPadでNumbersを起動し、結果を削除するファイルを選択したら以下いずれかの操作で削除します。

- セルをタップ→もう一度セルをタップ→「削除」をタップ
- セルをタップ→もう一度セルをタップ→「セルアクション」→ポップアップウインドウ内のゴミ箱をタップ
- セルをタップ→画面右下「セル」をタップ→ポップアップウインドウ内のゴミ箱をタップ
- セルをダブルタップ→数式バー左のゴミ箱をタップ
- セルをダブルタップ→キーボード右上「セル」をタップ→ポップアップウインドウ内のゴミ箱をタップ
削除した内容を復元するには、ツールバー→左カーブ矢印をタップ、または3本指/4本指で左へスワイプします。
複数のセルを削除するには、セルをタップ→セルの丸をドラッグして範囲を選択→項目バー→「削除」をタップ、またはセルをタップ→セルの丸をドラッグして範囲を選択→「セルアクション」→ポップアップウインドウ内のゴミ箱をタップしてください。
数式バー以外は、数式が設定されていない他のセルにも有効です。
まとめ
iPadのNumbersの表計算は、直感的な操作で結果を表示できます。目的に合わせた計算法を選びながら、すばやくNumbersで算出しましょう。
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