
MacのKeynoteでスライドレイアウトを編集すると、スライドを追加するときに自作のレイアウトを繰り返し使えるようになります。プレースホルダーでグラフや画像などを同じサイズや場所に挿入したりレイヤーを加えることも可能です。
ここの記事ではすでに作成してあるスライドから、スライドレイアウトの編集を準備、編集、作業の3つの項目でご紹介します。
スライドレイアウトの編集の準備をする
スライドレイアウトを複製して、編集の準備をします。

- ツールバーの「フォーマット」を選択
- 左サイドバー(ナビゲーター)でレイアウトを編集するスライドを選ぶ
- スライドを右クリック、またはメニューバー「表示」をクリック→「スライドレイアウトを編集」をクリック、または右サイドバー下にある「スライドレイアウトを編集」をクリック、またはコマンドキー+シフトキー+「E」を押す
- 編集するスライドレイアウトを右クリック→「複製」をクリック
- 「〇〇のコピー」をクリック
- スライドを右クリック→「名称変更」をクリックしてスライド名を変更する
画面右下「スライドレイアウトを編集」が表示されないときは、オブジェクト以外のスライドの画面をクリックしてください。
スライドレイアウトを編集する
複製したスライドレイアウトに、グラフやテキスト、画像などのオブジェクトを追加したりサイズや位置調整などをします。変更したスライドレイアウトの内容は、すでに使用されている同じスライドレイアウトと同期します。
オブジェクトの移動・サイズ変更

オブジェクトの移動は、オブジェクトをクリックしてプレースホルダー内をドラッグします。
プレースホルダーの四辺中心や角の小さな四角をドラッグすると、サイズ変更できます。
スライドに番号を付ける
「フォーマット」→「アピアランス」→「スライド番号」にチェックを入れます。
「アピアランス」が表示されないときは、スライド上でオブジェクト以外の画面をクリックしてください。
オブジェクトを削除する
オブジェクトをクリックして、プレースホルダーが表示されたらDeleteキーを押します。
既存のタイトルと本文を削除する場合は、オブジェクト以外の画面をクリック→右サイドバー内の「アピアランス」→「タイトル」または「本文」のチェックを外してもOKです。
オブジェクトを挿入する

- ツールバーの「フォーマット」を選択
- ツールバーの「表」「グラフ」「テキスト」「図形」「メディア」をクリックして、それぞれアイテムを選ぶ
- 必要に応じてサイズや位置を調整する
- 「終了」をクリック
スライドレイアウトに画像がある場合は、右下のメディアアイコンをクリックすると既存と同じサイズの画像や動画に変更できます。
画像や動画は写真アプリ内に保存されているコンテンツを挿入できます。
必要に応じて、オブジェクトごとに右サイドバーでカラーや書体などの詳細をカスタマイズしてください。
オブジェクトをプレースホルダーで追加する
オブジェクトのサイズをプレースホルダーとして定義することで、自動的に同じフォームでオブジェクトを追加できたり、スライド上で編集ができるようになります(動画→画像へのサイズを除く)。


- 表、グラフ、イメージギャラリー…「フォーマット」→「アピアランス」→「オブジェクトのプレースホルダ」にチェックを入れる→ツールバーからオブジェクトを挿入→サイズや配置を調整
- テキスト、図形…「フォーマット」→「テキスト」や「図形」をクリック→サイズや配置を調整→右サイドバー「スタイル」→「テキストプレースホルダとして定義」にチェックを入れる
- 画像、動画…「フォーマット」→「メディア」から写真やムービーを追加→サイズや配置を調整→右サイドバー「スタイル」→「メディアプレースホルダとして定義」にチェックを入れる
- ライブビデオ…「フォーマット」→「メディア」から「ライブビデオ」を追加→サイズや配置を調整→右サイドバー「スタイル」→「ライブ・ビデオ・プレースホルダとして定義」にチェックを入れる
ライブビデオはスライド上からビデオのオンオフができるようになります。
編集が終わったら「終了」をクリックします。
プレースホルダーの定義する詳しい使い方については、【Mac Keynote】スライドにプレースホルダーを追加・定義する方法|オブジェクトごとに説明をご覧ください。
スライドにレイヤーを重ねる
「レイヤー化を許可」にチェックを入れると、スライド内の画像や動画にスライドレイアウトの編集画面で追加した図形やテキストなどを重ねて表示できます。

- 「フォーマット」をクリック
- 「レイヤー化を許可」にチェックを入れる
- 画像や動画上に図形やテキストなどを追加する
- サイズや配置を調整する
- 右サイドバーでカラーなどをカスタマイズする
- 「終了」をクリック
「レイヤー化を許可」のチェックを外すと再生時には表示されませんが、ナビゲーターのスライド内にはオブジェクトのレイヤーが表示されます。
複製したスライドレイアウトを削除する
スライドレイアウトを右クリック→「削除」をクリックします。
編集したスライドレイアウトで作業する
編集したスライドレイアウトを、左サイドバーのナビゲータに追加して作業をしましょう。

- ツールバー内の「スライドを追加」をクリック
- 複製、編集したスライドレイアウトをクリック
- オブジェクトを編集する
- 編集が終わったらメニューバー「ファイル」→「保存」をクリック、またはコマンドキー+「S」を押す
- ファイル名を入力する
画像や動画をスライドに追加するときは、画像や動画内にあるメディアアイコンをクリックして変更しましょう。
他のスライドレイアウトも同様に編集して、オリジナルのレイアウトを作ってください。
まとめ
スライドレイアウトの編集は、Keynoteで作業するときに欠かせない機能です。さまざまな編集方法があるので、必要な部分から始めてみると良いでしょう。MacでたくさんKeynoteファイルを作るときでも、スライドレイアウトを編集すれば作業がはかどります。
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