
MacのKeynoteでプレースホルダーを追加したり定義する方法をご紹介します。テキストやグラフ、画像、ライブビデオなどのオブジェクトを一定のサイズで維持したりスライド上での操作を可能にします。
プレースホルダーを設定する方法に加え、スライドレイアウトやプレースホルダーの編集に関する操作法もまとめました。MacでKeynoteのスライドを作るときに役立ててください。
プレースホルダーを追加・定義してオブジェクトを挿入する
プレースホルダーの追加や定義は、スライドレイアウトの編集画面で行い、使用中の同じスライドレイアウトも同期されます。
表/グラフ/イメージギャラリーをはじめとする4つのカテゴリーで、プレースホルダーを設定しましょう。
表 / グラフ / イメージギャラリー


- Keynoteをクリック
- 右サイドバー→「フォーマット」をクリック
- 表/グラフ/イメージギャラリーのプレースホルダーを加えるするスライドを選択
- スライドのオブジェクト以外の部分をクリック
- 「スライドレイアウトを編集」をクリック
- 編集するスライドレイアウトを複製する
- 複製したスライドレイアウトを右サイドバーにある「アピアランス」→「オブジェクトのプレースホルダ」をクリック
- 表示された「オブジェクトのプレースホルダ」のプレースホルダーをドラッグして移動したり、小さい四角をドラッグして大きさを調整する
- 他のオブジェクトも同様に編集する
- 「終了」をクリック
- 作成したコピーのスライドレイアウトを新規追加し、ツールバーの表やグラフ、イメージギャラリーなどを挿入する
各オブジェクトごとに、専用のサイドバーが右に表示されます。
イメージギャラリーは、Finderにある画像が追加できます。必要な画像をまとめてプレースホルダーにドラッグ&ドロップ、または右サイドバーの「+」をクリックして追加しましょう。削除は画像のリストをクリック→「ー」をクリックします。
テキスト / 図形
設定したサイズで、テキストボックスや図形内にテキストを入力できます。

- Keynoteをクリック
- 右サイドバー→「フォーマット」をクリック
- テキストや図形を追加するスライドをクリック
- スライドのオブジェクト以外の部分をクリック
- 「スライドレイアウトを編集」をクリック
- 編集したいスライドレイアウトを複製する
- 複製したスライドレイアウトでツールバー→「テキスト」をクリック、または「図形」をクリックしてアイテムを選ぶ
- テキストボックスや図形のサイズを左右の小さい四角をドラッグして調整したり、オブジェクトをドラッグして配置を変更する
- テキストサイズやカラーなどを右サイドバーで編集する
- 右サイドバーの「スタイル」をクリック
- 「テキストプレースホルダとして定義」をクリック
- 「終了」をクリック
- 作成したコピーのスライドレイアウトを新規追加してテキストを入力する
テキストボックスも図形も、設定した幅で自動改行しながらテキストを入力できます。高さはテキストボックスでは自動調整され、図形では固定されます。
テキストボックスの場合、ボックスのサイズの幅変更をしないと範囲が固定できないので拡大/縮小をしてください。範囲を設定した後にプレースホルダーの小さい四角が非表示になったときは、画面をクリックして再びプレースホルダーをクリックすると表示されます。
「テキストプレースホルダとして定義」はオブジェクトごとに設定し、タグ(自動設定される)や表示などは必要に応じて変更してください。
画像 / 動画

- Keynoteをクリック
- 右サイドバー→「フォーマット」をクリック
- 画像や動画を追加するスライドをクリック
- スライドのオブジェクト以外の部分をクリック
- 「スライドレイアウトを編集」をクリック
- 必要に応じて編集したいスライドレイアウトを複製する
- 複製したスライドレイアウトでツールバー→「メディア」→「写真」または「ムービー」をクリックしてアイテムを選ぶ
- オブジェクトのサイズや配置を調整する
- 必要に応じて右サイドバーで編集をする
- 右サイドバーの「スタイル」をクリック
- 「メディアプレースホルダとして定義」をクリック
- 「終了」をクリック
- 作成したコピーのスライドレイアウトを新規追加してオブジェクトを挿入する
画像はデフォルトのものを一度削除して、新たにメディアから挿入しました。
「メディアプレースホルダとして定義」をクリックすると、画像や動画の右下にメディアアイコンが表示されます。スライド内では1回のみ変更可能ですが、スライドレイアウト内では繰り返し可能です。
動画→画像の入れ替えは、同じ配置とサイズで変更できます。
ライブビデオ
スライドにプレゼンターの映像を表示できるライブビデオをプレースホルダーで定義すると、スライド上のライブビデオから直接オンオフが可能になります。

- Keynoteをクリック
- 右サイドバー→「フォーマット」をクリック
- ライブビデオを追加するスライドをクリック
- スライドのオブジェクト以外の部分をクリック
- 「スライドレイアウトを編集」をクリック
- 編集するスライドレイアウトを複製する
- 複製したスライドレイアウトでツールバー→「メディア」→「ライブビデオ」をクリック
- ライブビデオのサイズや配置を調整する
- 右サイドバーの「スタイル」をクリック
- 「ライブ・ビデオ・プレースホルダとして定義」をクリック
- 「終了」をクリック
- ライブビデオを挿入したスライドレイアウトを新規追加してライブビデオをオンオフする
右サイドバーの「ライブビデオ」→「マスク」では、ライブビデオのサイズの比率や正方形や円形などのフォームが選択できます。
プレースホルダーの定義にかかわらず、メニューバーからもオンオフのコントロールが可能です。メニューバー「表示」→「ライブビデオのプレビューを表示」→「デフォルトカメラ」→オン/オフ→「終了」をクリックします。
スライドレイアウト / プレースホルダー・オブジェクトの編集操作
スライドレイアウト、プレースホルダーやオブジェクトの編集をするときの操作をまとめました。必要に応じてチェックしてください。
スライドレイアウトの編集
- スライドレイアウトの複製…スライドレイアウトを右クリック→「複製」をクリック
- 複製したスライドレイアウトの名称変更…コピーしたスライドレイアウトを右クリック→「名称変更」をクリックして変更する
- 複製したスライドレイアウトの削除…スライドを右クリック→「削除」をクリック
- スライドレイアウトにオブジェクトを挿入→ツールバーからそれぞれ必要なオブジェクトを選択。画像や動画は画像右下のメディアアイコンをクリック→写真アプリからも選択可能(1回のみ)
プレースホルダー/オブジェクトの編集
- プレースホルダーのサイズを拡大/縮小する…オブジェクトをクリックして小さな四角いアイコンをドラッグ
- オブジェクトを移動をする…オブジェクトをクリックしてドラッグする
- オブジェクトの編集…オブジェクトをクリックして右サイドバーから編集
- オブジェクトの削除…バックスペースキー。デフォルトのタイトルやテキストは「アピアランス」→「タイトル」や「本文」などのチェックを外して非表示可能
スライドレイアウト編集画面へ移動するときはオブジェクト以外の画面をクリックしたり、各プレースホルダーを定義するときは「スタイル」で行いましょう。
まとめ
プレースホルダーを使うと、テキストをはじめとするオブジェクトがすっきり挿入できます。他のオブジェクトに重なることもなく、複数のプレースホルダーの組み合わせもスムーズです。多数のスライドでの作業にも、プレースホルダーをぜひ活用してください。
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