
Keynoteにはスライドに動きをつけるアニメーション機能があります。今回はMacによるアニメーションの使い方に加え、オブジェクトにエフェクトを追加するビルドの設定もご紹介します。
スライドの開始から終了まで多数の種類のエフェクトを組み合わせながら、かっこいいスライドを作りましょう。
目次
Keynoteのスライドにアニメーションを追加する
すでに作成したスライドにアニメーションを設定します。

- アニメーションをつけるスライドを選択する
- 「アニメーション」をクリック
- オブジェクト以外の画面をクリック
- 「エフェクトを追加」をクリック
- エフェクトを選ぶ
- 必要に応じてエフェクトの継続時間や、スライドの開始方法(トランジションを開始)、開始までの時間(遅れ)などの詳細を設定する
- 必要に応じて他のスライドにもアニメーションを加える
アニメーションが有効になると、サイドバーの該当スライドの右下隅が青くなります。
アニメーションは「マジックムーブ」「出現と移動」「フリップ、スピン、スケール」「オブジェクトのエフェクト」「テキストのエフェクト」でカテゴリー分けされており、スライドごとに選択可能です。一度選択したエフェクトは一番上の「最近使ったエフェクト」に挿入されます。
エフェクトを選ぶとプレビューでデモンストレーションされ、もう一度見るときはエフェクトのリスト内または「アニメーション」→「プレビュー」(下画像参照)でチェックしましょう。継続時間を2秒程度に設定しておくと、効果がわかりやすくなります。
エフェクトの詳細設定は主に継続時間やトランジションがありますが、そのほかはエフェクトによって詳細設定が異なるので都度内容に合わせてカスタマイズしてください。
アニメーションのトランジション設定・変更について

次のスライドが開始するまでのトランジションの時間を設定するには、「自動」を設定します。スライドショーに時間制限がある場合や、余韻を残したいときなどに「遅れ」で調整してください。
一度設定したエフェクトを変更する場合は、「アニメーション」→「変更」→「エフェクト」を選びます。必要に応じて設定もしてください。
アニメーションを削除する
各スライド→「アニメーション」→「変更」→「なし」をクリックします。アニメーションの青い表示もスライドから消去されます。
Keynoteのスライドのオブジェクトにビルドを追加する
ビルドはスライド内のオブジェクトに動きを加える機能です。オブジェクトごとに「イン」「アクション」「アウト」の3つのパターンでアニメーションをつけることができ、画像やテキストなどを強調して再生できます。

- ビルドをつけるスライドを選ぶ
- 「アニメーション」をクリック
- ビルドをつけるスライド内のオブジェクトをクリック
- 「イン」をクリック
- 「エフェクトを追加」
- エフェクトを選ぶ
- 必要に応じて継続時間などを設定
- 必要に応じて「アクション」をクリック
- 5〜7を繰り返す
- 必要に応じて「アウト」をクリック
- 5〜7を繰り返す
- 必要に応じて3〜11を繰り返す
- 必要に応じて他のスライドも同じステップで行う
ビルドが設定されると左サイドバーの該当スライドに「◯◯◯」が表示されます。エフェクトを変更するときは、各ビルド→「変更」をクリックしましょう。
「テキストアニメーション」が利用できるエフェクトでは、単語や一文字ずつの表示などより細かなテキストのカスタマイズが可能です。
スライド内で表示されるオブジェクトとビルドの順を「順番」で指定したら、各ビルド→「プレビュー」で確認しましょう。途中でビルドを追加したときや再生中に表示順が規則的でない場合のチェックにもおすすめです。
順番はビルドのリスト内でもできます↓
ビルドをリストで表示する
ビルドのリストではスライドで使用中のすべてのビルドが一覧できるほか、ビルドの開始時間、順番の入れ替えなどが設定できます。

- ビルドのリストを開くスライドをクリック
- 「アニメーション」をクリック
- 「ビルドの順番」をクリック、またはメニューバー内「表示」→「ビルドの順番を表示」をクリック
- 必要に応じてビルドを上下ドラッグして順番を変更する
- 必要に応じてビルドの開始法や開始時間の遅れを設定したり、プレビューで全体を確認したりする
- 編集が終了したらウィンドウ左上の赤いボタンをクリック、またはメニューバー内「表示」→「ビルドの順番を非表示」をクリック
ビルドのリスト内にはオブジェクトと一緒に設定されたエフェクト名が表示されます。
ビルドをクリックすると、スライド内に該当するオブジェクトのプレースホルダーと右サイドバーにビルドのパターンや詳細が表示され、どこのビルドを作業しているか手軽にチェック可能です。エフェクトが孤立している場合は、まとめたいグループの中へドラッグしてください。
ビルドの開始法や開始時間の遅れはビルドごとに設定できます。同じ設定をすべてのビルドに適用する場合は、範囲を指定して一度に行いましょう。連続した指定は、範囲で最初のビルドをクリック→シフトキーを押したまま範囲最後のビルドでクリック、個々の指定はコマンドキー+ビルドごとにクリックします。
ビルドをコピー&ペーストする
同じビルドをスライド間で使う場合は、コピー&ペーストしましょう。

- コピー元のスライドをクリック
- 「アニメーション」をクリック
- 「ビルドの順番」をクリック、またはメニューバー内「表示」→「ビルドの順番を表示」をクリック
- コピーするビルドを個別に選ぶ(コマンドキーを押しながらクリック)、続けて選ぶ(シフトキーを押しながらクリック→選択範囲最後のビルドでクリック)
- メニューバー内「フォーマット」→「アニメーションをコピー」をクリック
- ペーストするスライドをクリック
- ペーストするオブジェクトをクリック
- メニューバー内「フォーマット」→「アニメーションをペースト」をクリック
- 「ビルドの順番」をクリックして確認する
- ウィンドウ左上の赤いボタンをクリック、またはメニューバー内「表示」→「ビルドの順番を非表示」をクリックして終了する
ペーストするスライドのビルドのリストには、エフェクト名がコピーされます。すでにビルドがある場合はその次にペーストされるので、必要に応じてドラッグで順番を変更してください。
異なるオブジェクトにあるビルドは同時にコピーできないため、オブジェクトごとに行なってください。
ビルドを削除する
ビルドを削除するときは、オブジェクトごとの「イン」「アクション」「アウト」から「変更」→「なし」をクリック。ビルドのリスト内で削除する場合は、ビルドを選択→メニューバー「編集」→「削除」をクリックしましょう。
スライド内の「◯◯◯」が非表示になります。
まとめ
Keynoteを作るときにアニメーションを追加すれば、より魅力的なスライドになります。多数のエフェクトがあるので、スライドに合わせたアニメーションを設定できるでしょう。ビルドも加えてすてきなスライドショーをしてください。
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