【iPad】文字サイズを変更する5つの方法をご紹介|適切な大きさに調整しよう

iPadでテキストが見にくい、もっと多くの内容を表示したいときは文字サイズを変更しましょう。画面の一部または全体など、さまざまな方法でカスタマイズができます。

Safariやメール、写真など多くのアプリが対応し、見やすい大きさで作業もはかどるでしょう。コントロールセンターをはじめとする、iPadで文字サイズを変更する方法を5つご紹介します。

コントロールセンターで文字サイズを変更する

コントロールセンターでは、ホーム画面やアプリの画面から文字サイズの変更ができます。

テキストサイズのアイコン
テキストサイズと適用の選択
  1. 「設定」→「コントロールセンター」をタップ
  2. 「App使用中のアクセス」をオンにする
  3. 「コントロールを追加」→「テキストサイズ」の「+」をタップ
  4. ホーム画面に戻り文字サイズを変更するアプリを起動する
  5. 画面右上を下へスワイプしてコントロールセンターを起動する
  6. 「AA」アイコンをタップ
  7. 倍率バーをタップ、または上下にドラッグしながら文字サイズを調整する
  8. 「 “アプリ名”のみ」または「すべてのApp」から適用条件を選択する
  9. 画面をタップして閉じる、または上へスワイプする

「 “アプリ名”のみ」では、アプリごとに文字サイズを設定でき、80%、85%、90%、100%、110%、120%、135%、160%、190%、235%、275%、310%の倍率が選べます。(デフォルトは100%)。

「すべてのApp」で設定したサイズはすべての対応アプリに適用され、倍率は80%、85%、90%、100%、110%、120%、135%で変更できます。

「すべてのApp」でサイズを調整すると、 「”アプリ名”のみ」も自動的に調整されます。

「画面表示と明るさ」で文字サイズを変更する

「画面表示と明るさ」で文字サイズを変更する方法はシンプルです。

  1. 「設定」→「画面表示と明るさ」をタップ
  2. 「テキストサイズを変更」をタップ
  3. スライダーを左右にドラッグ、または目盛りをタップして文字の大きさを調整する
  4. アプリを起動して変化を確認する

スライダーは7つの倍率(80%〜135%)で文字のサイズ調整が可能です。倍率はコントロールセンターでも同じになります。

左へ行くほどテキストが縮小し、右へ行くほど拡大。真ん中はデフォルト100%です。

iPadOS 16では解像度を大きくすることにより、テキストを縮小しながら画面表示を増やす拡大スペース機能が「画面表示と明るさ」→「表示」→「スペースを拡大」→「完了」→「”スペースを拡大”を使用」をタップで設定できます。Mチップモデル、および11インチiPad Pro全機種に有効です。

「画面表示とテキストサイズ」で文字サイズを変更する

「画面表示とテキストサイズ」では、2つの方法で文字サイズを変更することができます。

通常の倍率で拡大縮小する

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」をタップ
  2. 「画面表示とテキストサイズ」をタップ
  3. スライダーを左右にドラッグ、または目盛りをタップして文字の大きさを調整する
  4. アプリを起動して変化を確認する

設定した大きさは、コントロールセンターや「画面表示と明るさ」間で常に同じサイズで調整されます。

倍率は80%〜135%で調整可能です。

さらに大きい倍率で表示する

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」をタップ
  2. 「画面表示とテキストサイズ」をタップ
  3. 「さらに大きな文字」ををタップ
  4. 「さらに大きな文字」をオンにする
  5. スライダーを左右にドラッグ、または目盛りをタップして文字の大きさを調整する
  6. アプリを起動して変化を確認する

「さらに大きな文字」をオンにすると、スライダーの倍率が12段階(80%〜310%)に増加します。コントロールセンター内の「”アプリ名”のみ」と「すべてのApp」の倍率も同じになりますが、「さらに大きな文字」をオフにするにはアクセシビリティから行ってください。

通常のサイズで設定していた倍率は、同じスライダーの位置に保たれます。

アプリごとに「さらに大きな文字」を設定する

アプリごとに文字サイズを調整する方法は、アクセシビリティからも可能です。

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」をタップ
  2. 「Appごとの設定」をタップ
  3. 「Appを追加」をタップ
  4. テキストのサイズをさらに拡大したいアプリを選択する
  5. 選択したアプリをタップ
  6. 「さらに大きな文字」をタップ
  7. スライダーを左右にドラッグ、または目盛りをタップして文字の大きさを調整する
  8. アプリを起動して変化を確認する

「画面表示とテキストサイズ」→「さらに大きな文字」がオフでも、80%〜310%の倍率で調整できます。

コントロールセンターの「”アプリ名”のみ」にも同じ倍率が表示されます。一度「すべてのApp」をタップすると倍率が同じになり、「Appを追加」から自動解除されます。

デフォルトのサイズに戻すときは、「フォントサイズをデフォルトにリセット」をタップしてください。

追加したアプリの削除は「Appごとの設定」→アプリを左へスワイプ、または「編集」→「ー」→「削除」をタップします。

ズーム機能で文字サイズを変更する

ズーム機能ではズームの方法をはじめ、さまざまな操作がカスタマイズできます。

3本指トリプルタップした画面
「ウインドウズーム」
  1. 「設定」→「アクセシビリティ」をタップ
  2. 「ズーム」をタップ
  3. 「ズーム機能」をオンにする
  4. サイズ変更をするアプリや画面を開く
  5. 3本指でダブルタップまたは3本指でトリプルタップ→「拡大」をタップ
  6. 下部のバーをドラッグして移動しながら文字を拡大

「アクセシビリティ」→「ショートカット」→「ズーム機能」を選択すると、トップボタンを3回押してズーム機能をオンオフできます。ズーム機能を頻繁に使うときにおすすめの設定です。

デフォルトでは「ウインドウズーム」が表示されます。

ズームのスタイルを変更

ズームのスタイルは、「ズーム機能」画面内→「ズーム領域」または3本指で画面をトリプルタップ→「区域を選択」をタップ→「ピンで固定したズーム」「フルスクリーンズーム」「ウインドウズーム」から変更できます。

「ズーム領域」をタップする画面
3本指トリプルタップで表示した操作カスタマイズ
  • 「ピンで固定したズーム」…画面が上下に分割され、上部に拡大表示。バーを上下ドラッグして表示範囲を調整可能。画面を3本指でダブルタップで閉じる
  • 「フルスクリーンズーム」…閉じるときは画面を3本指でダブルタップ
  • 「ウインドウズーム」…2本指のピンチインでフォーカスした項目にアクセス可能。閉じるときは3本指でウインドウや画面をダブルタップ、または3本指でトリプルタップ→「縮小」をタップ

3本指で画面をトリプルタップした場合は、操作のカスタマイズウインドウが表示されます(画像参照)。

倍率の変更は、各画面内のスライダーを左(縮小)右(拡大)にドラッグします。

カスタマイズウインドウを閉じるときは画面をタップしてください。

ズームコントローラーで操作する

ズームコントローラーは、ズームの起動やカスタマイズなどが同じ場所で操作できます。アシスティブタッチのように、どの画面にも表示されます。

ズームコントローラーの設定とコントローラー
  1. 「アクセシビリティ」→「ズーム」をタップ
  2. 「ズーム機能」をオンにする
  3. 「ズームコントローラ」をタップ
  4. 「コントローラを表示」をオンにする
  5. 「ダブルタップ」をタップ
  6. 「拡大/縮小」をタップ
  7. サイズを変更するアプリや画面を開く
  8. コントローラーをダブルタップしてズームをする

表示されたコントロールボタンをタップ→「拡大」でもOKです。

設定されたズーム方法で表示され(「ズームのスタイルを変更」を参照)、コントローラーを回すと位置を移動できます。

ズームを閉じるときはもう一度ダブルタップ、または3本指で画面をダブルタップしてください。

トリプルタップをすればダブルタップのように、カスタマイズウインドウが表示されます(ボタンまたは画面をタップすると閉じる)。

カスタマイズウインドウ内の「コントローラを非表示」、または「ズームコントローラ」画面内の「コントローラを表示」をオフにするとアイコンが消えます。

キーボードを接続している場合

iPadにキーボードを接続している場合は、ショートカットキーでズーム操作が可能です。

「アクセシビリティ」→「ズーム」→「ズーム機能」をオン→「キーボードショートカット」→「キーボードショートカット」をオン→必要な操作を有効にしてください。

ポインターで「ウインドウズーム」をドラッグして移動でき、「ズーム機能」画面→「ズームパン」では「連続」「中央」「端」からポインターの位置に合わせた拡大方法も選択できます。

ポインターをテキストと同じサイズで変更したくない場合は、「ズームでサイズを調整」をオプにしてください。

ピンチアウト/ピンチインで文字サイズを変更する

対応しているアプリでは、画面を2本指でピンチアウト(拡大)、ピンチイン(縮小)するだけで手軽に文字サイズの変更ができます。

主に利用できるアプリは以下のものがあります。

  • SafariやChromeなどのブラウザ
  • メール
  • マップ
  • プレビュー
  • 写真
  • Pages
  • Numbers
  • Keynote

SafariやChromeなどでは、ブラウザごとに表示の拡大や縮小ができます。

  • Safari…Webページを開く→アドレスバー内の「ぁあ」をタップ→「ぁ」(縮小)または「あ」(拡大)をする。◯%をタップで100%(デフォルト)にリセット。
  • Chrome…ツールバー右「…」→「テキストを拡大」→「ー」(縮小)または「+」(拡大)でサイズを調整→「完了」をタップ。「リセット」→「完了」をタップでデフォルトに戻る。

タブごとに文字サイズを設定できます。

まとめ

iPadでは指のジェスチャーをはじめ、たさまざまな方法で文字サイズを変更できます。使用するアプリごとに設定したり、コントローラーで手軽に操作できるのもメリット。iPadのディスプレイサイズにも合わせながら、快適な大きさに整えてください。

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