
同じチップを搭載したM4 iPad ProとM4 MacBook Airではどのような違いがあるのか、性能やメモリ、ディスプレイなど主なスペックを比較してみました。
自分のニーズに応えるデバイスを使うためにも、さまざまな角度から検討しましょう。
M4チップのパフォーマンス
同じスタンダードチップを搭載したM4 iPad ProとM4 MacBook Airですが、CPUとGPUでは若干違いがあります。
| M4 iPad Pro | M4 MacBook Air | |
|---|---|---|
| CPU | 9コア/10コア | 10コア |
| GPU | 10コア | 8コア/10コア |
| ニューラルエンジン | 16コア | 16コア |
iPad Proではストレージによって利用できるCPUが異なり、256GB/512GBでは9コア、1TB/2TBでは10コアが自動的に構成されます。
MacBook AirのストレージもiPad Proと同じですが、CPUはストレージの選択に関係なく均一の10コアです。GBストレージでも10コアと組み合せられます。
GPUに関しては、13インチMacBook Airのベーシックモデルでは、256GBストレージで8コアも選択可能。カスタマイズなしでコストを抑えるには最適です。
ニューラルエンジンはいずれも16コアを搭載しており、最大38兆回/秒の高速な演算処理に対応しています。
ユニファイドメモリの容量
デバイス間で大差があるM4 iPad ProとM4 MacBook Airのメモリ。MacBook Airでは最大メモリが増量しました。
| M4 iPad Pro | M4 MacBook Air |
|---|---|
| 8GB/16GB | 16GB/24GB/32GB |
iPad Proで選択できるメモリは2つでMacBook Airと比べると1つ少なく、256GB/512GBでは8GB、1TB/2TBでは16GBが自動的に構成されます。
同じパターンのCPUも考慮すると、iPad Proでベターなパフォーマンスを体験するために必要な組み合わせであることがわかります。
MacBook Airでは16GBが標準搭載されており、256GBストレージと8コアGPUの構成では唯一の選択です。10コアGPUのストレージではiPad Proより最大4倍の32GBまでアップグレードでき、メモリを多く必要とするマルチタスキングにもゆとりを持って対応できるでしょう。
iPad ProのメモリはM1以降アップデートがなく、メモリを重視している場合はMacBook Airのスペックは魅力的です。
帯域幅はすべてのモデルにおいて、120GB/sで統一されています。
ディスプレイの性能
タンデムOLEDディスプレイのM4 iPad Proは、スタンダードなMacBook AirのLiquid Retinaディスプレイを超越しています。
| M4 iPad Pro | M4 MacBook Air | |
|---|---|---|
| ディスプレイ | タンデムOLED (Ultra Retina XDR) | Liquid Retina |
| 解像度 | 13インチ…2,752×2,064 11インチ…2,420×1,668 | 13インチ…2,560×1,664 15インチ…2,880×1,864 |
| ppi | 264 | 224 |
| 輝度 | SDR…最大1,000ニト XDR…最大1,000ニト(HDRピーク時:1,600ニト) | 500ニト |
| ProMotionテクノロジー | ◯ (リフレッシュレート10Hz〜120Hz) | x |
| Nano-textureガラス | ◯ | x |
iPad Proでは、両モデルとも2つの発光層で構成されたタンデムOLEDディスプレイにアップデート。
それぞれのデバイスで13インチを比較してみると、iPad Proの解像度はppi(1インチあたりのピクセル数)を見ても優れていることがわかります。
いずれのiPad Proのモデルの輝度はMacBook Airより2倍高く、ミニLEDモデルのSDR最大600ニトも大幅に超える数値です。反射を軽減するNano-textureガラスを1TB/2TBストレージモデルで選択すれば、最上級のディスプレイになります。
無駄な電力を抑えバッテリーの使用を抑える高効率なタンデムデムOLEDは、高いパフォーマンスの維持も期待できるでしょう。
ディスプレイの美しさはMacBook Airにもあり
Pro限定のProMotionテクノロジーによる可変リフレッシュレートはMacBook Airにはなく、引き続き60Hzを継続しています。
タンデムOLED、リフレッシュレート、Nano-textureがなくても、環境光に適応してディスプレイを自然な色合いに調整するTrueToneはMacBook Airにも搭載。
10億色のクリアで鮮やかなディスプレイは目に優しい仕様で、快適な画面で作業するには申し分ないです。
ディスプレイのサイズ
ポータブルなM4 iPad ProとM4 MacBook Airでは、持ち運びやすさを重視したそれぞれ2つのサイズを選択できます。
| M4 iPad Pro | M4 MacBook Air |
|---|---|
| ・13インチ ・11インチ | ・13インチ ・15インチ |
12.9インチiPad ProではM4で13インチになり、比較もしやすくなりました。
iPad Proのサイズは第1世代以降大きな変化はありませんが、あくまでもタブレットとして行う作業を考慮すると適切かもしれません。
iPad Proは従来モデルと比べて11インチでは5.9mm→5.3mm、13インチでは6.4mm→5.1mmへとさらにスリムになり、高いポータブル性はMacBook Airに劣ることはないでしょう。
MacBook Airのサイズは正確に言うと13.6インチと15.3インチです。
M2でデビューした15インチMacBook Airは、Proモデル並のサイズで動画や画像編集もゆとりを持って作業できます。
外部ディスプレイの対応台数
ミラーリングや拡張に必要となるのが外部ディスプレイ。M4 iPad ProとM4 MacBook Airで接続できる台数を確認します。
| M4 iPad Pro | M4 MacBook Air |
|---|---|
| 最大6K(60Hz)…1台 | 最大6K(60Hz)…最大2台 |
いずれも最大6K(60Hz)の解像度のディスプレイを接続でき、MacBook Airでは2台まで対応します。
iPad Proでは1つのみのThunderbolt/USB4ポートが占有されますが、MacBook AirではThunderbolt 4ポートが2つあるのでもう1つは外部ディスクなど他の周辺機器を利用できます。
iPad ProのThunderbolt/USB4ポートはM1以降同じですが、MacBook AirではM4でThunderbolt 4へアップデートされました。
さらに拡張性も高くなり、ディスプレイを閉じずに2台の外部ディスプレイを同時に利用できるトリプルディスプレイを実現します。
ポータブルデバイスだけでなくマルチディスプレイとしても使用する場合は、MacBook Airは要望を満たしてくれるでしょう。
バッテリーの使用時間
ポータブルデバイスにとって、バッテリーの使用時間はできるだけ長くあって欲しいものです。
| M4 iPad Pro | M4 MacBook Air |
|---|---|
| Wi-Fi:10時間 モバイルデータ通信でインターネット使用:9時間 | ビデオ再生:最大18時間 インターネット使用:最大15時間 |
iPad ProではWi-Fiとモバイルデータ通信使用の間で1時間の差があり、最大で10時間の使用ができます。
対しMacBook Airではさらに8時間長い18時間で、1日がかりの作業にも対応できるでしょう。
いずれのデバイスでもバッテリーがしっかり充電でき、使用時間も通常の状態に保つためにも、バッテリーの劣化を避けて寿命を延ばすことが大切です。
付属される電源アダプタ
iPad ProにはUSB-Cケーブルで充電する、20Wの電源アダプタが付いています。
MacBook Airではストレージによって、MagSafe 3ケーブルで充電する電源アダプタが異なります。256GB(13インチ)では30Wが付属され、256GB(15インチ)と512GB以上では35W(デュアルUSB-Cポート)または高速充電対応の70Wを選択可能です。
8コアGPUでも追加料金でそれぞれの電源アダプタをアップグレードできます。
まとめ
M4 iPad ProとM4 MacBook Airでは、チップをはじめさまざまな違いがあります。iPad Proではディスプレイやポータブル性、MacBook Airではメモリや拡張性、バッテリーの使用時間が大きなメリット。どのデバイス、モデル、構成でもフル活用できるよう、ベストな選択をしてください。
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