iPadの計算機で計算メモを手書きとオンスクリーンキーボード入力で作成する|グラフの挿入も可能

iPadOS 18で導入された計算機では、手書きやオンスクリーンキーボードで入力した数式を自動計算できる計算メモを利用できます。

数式を変更すればインタラクティブに結果が切り替わり、手書きではサイズ変更や真っ直ぐに整えることも可能。関数のグラフもワンタップで作成できます。

手書きで計算メモを作成する

マークアップツールを使って、数式を手書きします。

計算機アイコンをタップ
「計算メモ」をタップ
  1. 「計算機」をタップ
  2. 計算機のアイコンをタップ
  3. 「計算メモ」をタップ
  4. マークアップアイコンをタップしてオンにする(Apple Pencilでは画面に書くと同時に自動でもオン)、またはApple Pencilをスクイーズでツールパレットを表示
  5. 任意のペンツールを選択する
  6. 画面に指、またはApple Pencilで計算式を書く(複数可)
  7. 横計算では一番右の数字の後に「=」、縦計算では一番下の数字の下に線を引く

結果は、手書きの筆体に似たようなフォントスタイルで表示されるので、手書きの数式と違和感はほとんどありません。

スクリブル(縦計算不可)ではキーボード入力の数字や記号に変換されます。平方根√やパイπのように変換されないものもあります。

指で数式が書けない場合は、「設定」→「Apple Pencil」→「Apple Pencilのみで描画」をオフにしてください。この場合、画面をスクロールするときは2本指で行ないます。Apple Pencilは設定に関わらず常に有効です。

新しい計算メモを作成するごとに、新規アイコンをタップしてください。

画面からはみ出してしまった数式や結果を縮小したり、斜めに書いた数式を真っ直ぐにします。

結果が表示されると同時に表示される、黄色いフレームの4つ角にある丸をドラッグで拡大縮小、そのまま数式をドラッグで移動可能です。結果は一瞬非表示になりますが、配置が定着すると表示されるので切り離されることはありません。

数式を真っ直ぐに整えたい場合は、サブツールバー右にある「…」をタップ→「真っ直ぐにする」をタップするだけです。あくまでも角度を180度にするだけで、数字や記号の高低差は補正されません。

編集が終了したら、画面をタップして選択を解除します。

数式を変更したいときは、目盛りと消しゴムを使います。結果は変更に応じて、インタラクティブに切り替わります。

目盛りで数値を変更する

結果が出た後、数値を変更するときに有効です。

変更する数値をタップ→目盛りを左右へドラッグして数値を変更します。

目盛りを右へドラッグするほど数値は小さくなり、左へドラッグするほど大きくなります。変更前の数値の上には小さい丸が表示されるので、元に戻したいときのインジケーターとして利用できます。

変更後の数式の筆体は結果のように整えられ、数値を変更した確認もできます。

目盛りは細かいので、指よりもApple Pencilのペン先を使うとやりやすいです。

消しゴムツールで変更する

数字を1つずつ変更したり削除できます。結果を出す前にも利用可能です。

  1. マークアップアイコンをタップしてオンにする、またはApple Pencilをスクイーズでツールパレットを表示
  2. マークアップツールで消しゴムを選択
  3. 数字や記号を削除する
  4. 他の数字や記号を書く

数字や記号を書き直したい、消去したいときにも活用できます。

スクリブルの数式には非対応です。

オンスクリーンキーボード入力で計算メモを作成する

計算メモを起動する基本的な操作は手書きと同じです。誰にでも見やすい数字や記号で計算式を入力できます。

  1. 「計算機」をタップ
  2. 計算機のアイコンをタップ
  3. 「計算メモ」をタップ
  4. 画面をタップしてキーボードを表示する
  5. 地球儀キーをタップまたは長押し→「日本語ローマ字」「日本語かな」「日本語手書き」または英字キーボードを選択
  6. 数字キーをタップ
  7. 数式を横方向に入力する
  8. 一番右の数字の後にイコール「=」を入力
  9. (「日本語ローマ字」「日本語かな」「日本語手書き」の場合) 「確定」をタップ、(英字の場合) リターンキーをタップ

「日本語手書き」では空白になったキーボードのスペースに手書きで数式を入力できますが、画面にはキーボード入力で表示されます。

「日本語ローマ字」「日本語手書き」「英字キーボード」で掛け算の記号を「*」で入力した場合、リターンキーをタップすると自動的に「X」に切り替わります。

割り算には、「/」も使用できます。

キーボード入力では縦計算に非対応ですが、規則的な小さいサイズで真っ直ぐ入力できるので、長い計算式も1行で表示しやすいです。

同じ画面に手書きとキーボード入力の両方の数式を使うときは、挿入線で分けて追加できるので、臨機応変に切り替えると良いでしょう。

キーボード入力で数式を変更する場合は、目盛り(結果が出た後の数値のみ)とdeleteキーで行います。キーボード入力に変換されるスクリブルにも有効です。

目盛りで数値を変更する

「56」を変更
  1. 削除する数値をApple Pencilで軽く長押しして放す
  2. 」をタップ
  3. 目盛りを左右にドラッグして数値を変更する

コンテキストメニューが表示されない程度に、短めに長押しするのがコツです。

対応するiPadおよびApple Pencilでは、数値の上にApple Pencilをホバーすることでも「」を表示できます。

deleteキーで削除して変更する

「日本語かな」キーボードで「5」を削除
  1. 削除する数字や記号の右にカーソルを置く
  2. deleteキーをタップして削除する
  3. 数字や記号を入力する

「日本語ローマ字」「日本語かな」「日本語手書き」では変更後に「確定」をタップしてください。

単に数字や記号を削除した場合は、結果を削除して再計算します。

関数グラフを作成する

計算メモでは関数のグラフも簡単に作成できます。

  1. 「計算機」をタップ
  2. 計算機アイコンをタップ
  3. 「計算メモ」をタップ
  4. マークアップアイコンをオン→マークアップのペン類を選択して手書き入力、または画面をタップ→キーボード入力で関数式を作成する
  5. 「グラフを挿入」をタップ

「グラフを挿入」は式を作成後に自動で表示されます。非表示になった場合、手書きではイコールをタップで表示できます。

数値を変えるごとに、グラフ線もインタラクティブに切り替わります。

選択中のグラフのサイズは、周囲に表示される丸をドラッグで調整できます。

グラフ線の色を変更するには、サブツールのグラフアイコンをタップでカスタマイズも可能です。

手書きの関数式では、同じ画面に作成した複数の関数式を1つのグラフにまとめることも可能です。

関数式を追加
追加後のグラフ

グラフが表示中の画面に関数式を書く→「既存のグラフに追加」をタップします。

グラフ線は自動的に色分けされるので、サブツールの「…」をタップし、変更する関数式を選択してお好みの色に変更してください。

式の右にあるチェックは、グラフ線が表示中であることを意味しています。タップをするとグラフ線が非表示になるので、必要に応じて切り替えてください。

履歴の表示をカスタマイズする

作成した計算メモはサイドバーに履歴として保存され、並べ替えや日付でグループ化できます。サイドバーは画面左上にあるをタップで表示/非表示になり、履歴を必要としない場合は非表示にすることで、画面により多くの数式を書くことができます。

履歴はメモアプリの「フォルダ」に作成される「計算メモ」でも確認可能です。

「作成日」を古い順で並べ替え
  1. 「計算機」をタップ
  2. 計算機アイコンをタップ
  3. 「計算メモ」をタップ
  4. サイドバーを表示する
  5. サイドバーの右上にある「…」をタップ
  6. 「表示順序」をタップ
  7. 「デフォルト(編集日)」「編集日」「作成日」「タイトル」から並べる順番をタップ
  8. 「新しい順」/「古い順」または「降順」/「昇順」をタップ

並び順は「デフォルト(編集日)」以外に、「編集日」「作成日」「タイトル」を選択でき、さらに「新しい順」「古い順」(編集日と作成日)、「降順」「昇順」(タイトル)で設定できます。

表示順序を「デフォルト(編集日)」「編集日」「作成日」を設定した場合に利用できます。

  1. 「計算機」をタップ
  2. 計算機アイコンをタップ
  3. 「計算メモ」をタップ
  4. サイドバーを表示する
  5. サイドバーの右上にある「…」をタップ
  6. 「日付でグループ化」をタップ
  7. 「オン」または「オフ」をタップ

計算メモが少ない場合は、オフにしても表示順序で探しやすいですが、多数ある場合はオンにしておくと「今日」「昨日」などで分類されるので繰り返し使うときなどに便利です。

計算メモを削除する

計算メモは個別または複数で削除できます。削除した計算メモは復元も可能です。

スワイプで個別に削除
  1. 「計算機」をタップ
  2. 計算機アイコンをタップ
  3. 「計算メモ」をタップ
  4. サイドバーを表示する
  5. 削除する計算メモを左へスワイプ、または長押しする
  6. ゴミ箱、または「削除」をタップ

表示中の計算メモは、画面右上「…」をタップ→「削除」をタップも可能です。

複数の計算メモを一括で削除するには、サイドバー右上にある「…」をタップ→「メモを選択」→削除する計算メモを選択→「削除」をタップします。すべて削除する場合は、計算メモを選択せずに「すべて削除」→「すべて削除」をタップします。

削除した計算メモは約1ヶ月間「最近削除した項目」に保存されます。

削除した計算メモを復元するには、サイドバー右上にある「…」をタップ→「最近削除した項目」の画面で復元するメモをタップ→画面をタップ→メッセージ内にある「復元」をタップします。

削除した計算メモを完全に削除したい場合は、サイドバー右上にある「…」をタップ→「最近削除した項目」→削除する計算メモを左へスワイプ→ゴミ箱をタップ→「削除」をタップします。

複数の計算メモを削除する場合は、サイドバー右上にある「…」をタップ→「メモを選択」→削除する計算メモを選択→「削除」→「◯件のメモを削除」をタップ。すべて削除する場合は、計算メモを選択せずに「すべて削除」→「◯件のメモを削除」をタップします。

まとめ

iPadOS 18により、iPadの計算方式が大幅に改善されました。ジャンボな表示の計算機に加え、計算メモはビジネスからプライベートまで活用できるでしょう。手動で計算をした解答を確認するときも役立ちます。

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