
iPadの作業に大活躍のApple Pencilですが、操作によっては指のジェスチャーの方が便利な場合があります。
そこでスクリーンショットやクイックメモをはじめ、Apple Pencilより指の方が効率良い6つの操作を検証しました。
目次
スクリーンショット/クイックメモ

iPadの画面下隅からスワイプで行うスクリーンショットやクイックノートは、指のジェスチャーの方がやりやすいです。
指の場合はペン先より隅をカバーしやすく、力も適度に入れやすいです。Apple Pencilのように滑らず、一度でスクリーンショットが撮れるメリットもあります。
指とApple Pencilのスクリーンショットの設定は以下の通りです。
指ジェスチャの設定
- 「設定」→「一般」→「ジェスチャ」をタップ
- 「指で隅からスワイプを許可」をオン
- 「左下隅スワイプ」と「右下隅スワイプ」それぞれをタップ
- 「スクリーンショット/クイックメモ」をいずれかまたは双方を選択
Apple Pencilの設定
- 「設定」→「Apple Pencil」をタップ
- 「ペンシルジェスチャ」→「左下隅スワイプ」と「右下隅スワイプ」それぞれをタップ
- 「スクリーンショット/クイックメモ」をいずれかまたは双方を選択
オンスクリーンキーボードの入力

オンスクリーンキーボードでテキストなどを入力する場合は、両手で行った方がスピーディーです。Apple Pencilでは一文字ずつタップするので、比較的時間がかかります。
オンスクリーンキーボードを2分割(キーボードアイコンを長押し→「分割」をタップ、解除はキーボードアイコンを長押し→「結合」または「固定して分割解除」をタップ)すれば、iPadを両手で持ちながらタイピングできるのもメリット。
聞き取りながらメモを取るときでも、指での入力ならもたつかずに入力できるでしょう。
Split Viewの作成・ウインドウ移動
Split Viewを作るときや、2画面のウインドウを入れ替えるときも指のジェスチャーはおすすめです。
Split Viewの作成
Apple PencilでSplit Viewを作るときは、画面上中央の「…」からSplit Viewアイコンや配置を選択しますが、指ならウインドウをスワイプしたりつまむだけでSplit Viewの準備が整います。2つの方法をご紹介します。
画面をスワイプして作る

- 左右いずれか配置したい方向へ画面上中央「…」をスワイプする
- もう一つのアプリを起動する
一番簡単な方法です。
画面をつまんで作る

- 任意のアプリを起動する
- ベゼルをやや含む画面中央上下にそれぞれ人差し指と親指を置き、中央へグッとつまみ寄せる
- 左右配置したい方向へスワイプする
- もう一つ任意のアプリを起動してSplit Viewを作る
つまみながら、すぐ左右いずれかへスワイプすると上手く配置できます。
ウインドウの移動
ウインドウを入れ替えをするときも、指ドラッグで手軽に移動できます。

- Split Viewのいずれかのウインドウの上部中央「…」を長押しする
- もう一方のウインドウへドラッグして移動する
Apple Pencilで操作するときは、画面上部の「…」をタップ→真ん中のSplit Viewアイコンをタップ→左右いずれか移動する場所を選択をします。
指のタップでも同じ操作ができますが、Apple Pencilではドラッグ移動が不可です。
Webページの前後スワイプ

SafariやChromeなどでWebページを前後するときは、指でスワイプするのが手取り早いです。画面の左右端からどの位置でも前後にスワイプでき、ツールバーの矢印アイコンをタップする必要がありません。
iPadを両手に持ちながら、親指で簡単にWebページを行ったり来たりできます。
Apple Pencilではツールバーの矢印アイコンをタップするのみ。現時点では画面の左上に配置されていますが、iPadOS 16ではツールバーのカスタマイズが可能です。
メールボックスの表示/非表示

メールアプリの サイドバー「メールボックス」は、指でメールリストの左端を左スワイプすると非表示、右スワイプで表示できます。同じ場所で直感的に操作できるのがメリットです。
Apple Pencilの場合「メールボックス」を非表示するときは、メールやメールリストとメール間をタップ(画像参照)。表示をするときは、画面左上の「戻る」をタップする必要があります。
とりわけメールボックスの表示法を頻繁に変更する場合は、指のスワイプの方が早いです。
まとめ
指のジェスチャが得意とする操作は、慣れと共にApple Pencilより早くなります。もちろん作業や好みによってやりやすさは異なるので、臨機応変に使い分けてください。
コメントを投稿するにはログインしてください。