Apple Pencilより指のジェスチャーの方が早い操作を6つご紹介

iPadの作業に大活躍のApple Pencilですが、操作によっては指のジェスチャーの方が便利な場合があります。

そこでスクリーンショットやクイックメモをはじめ、Apple Pencilより指の方が効率良い6つの操作を検証しました。

スクリーンショット/クイックメモ

iPadの画面下隅からスワイプで行うスクリーンショットやクイックノートは、指のジェスチャーの方がやりやすいです。

指の場合はペン先より隅をカバーしやすく、力も適度に入れやすいです。Apple Pencilのように滑らず、一度でスクリーンショットが撮れるメリットもあります。

指とApple Pencilのスクリーンショットの設定は以下の通りです。

指ジェスチャの設定

  1. 「設定」→「一般」→「ジェスチャ」をタップ
  2. 「指で隅からスワイプを許可」をオン
  3. 「左下隅スワイプ」と「右下隅スワイプ」それぞれをタップ
  4. 「スクリーンショット/クイックメモ」をいずれかまたは双方を選択

Apple Pencilの設定

  1. 「設定」→「Apple Pencil」をタップ
  2. 「ペンシルジェスチャ」→「左下隅スワイプ」と「右下隅スワイプ」それぞれをタップ
  3. 「スクリーンショット/クイックメモ」をいずれかまたは双方を選択

オンスクリーンキーボードの入力

オンスクリーンキーボードを分割した画面

オンスクリーンキーボードでテキストなどを入力する場合は、両手で行った方がスピーディーです。Apple Pencilでは一文字ずつタップするので、比較的時間がかかります。

オンスクリーンキーボードを2分割(キーボードアイコンを長押し→「分割」をタップ、解除はキーボードアイコンを長押し→「結合」または「固定して分割解除」をタップ)すれば、iPadを両手で持ちながらタイピングできるのもメリット。

聞き取りながらメモを取るときでも、指での入力ならもたつかずに入力できるでしょう。

Split Viewの作成・ウインドウ移動

Split Viewを作るときや、2画面のウインドウを入れ替えるときも指のジェスチャーはおすすめです。

Split Viewの作成

Apple PencilでSplit Viewを作るときは、画面上中央の「…」からSplit Viewアイコンや配置を選択しますが、指ならウインドウをスワイプしたりつまむだけでSplit Viewの準備が整います。2つの方法をご紹介します。

画面をスワイプして作る

  1. 左右いずれか配置したい方向へ画面上中央「…」をスワイプする
  2. もう一つのアプリを起動する

一番簡単な方法です。

画面をつまんで作る

  1. 任意のアプリを起動する
  2. ベゼルをやや含む画面中央上下にそれぞれ人差し指と親指を置き、中央へグッとつまみ寄せる
  3. 左右配置したい方向へスワイプする
  4. もう一つ任意のアプリを起動してSplit Viewを作る

つまみながら、すぐ左右いずれかへスワイプすると上手く配置できます。

ウインドウの移動

ウインドウを入れ替えをするときも、指ドラッグで手軽に移動できます。

  1. Split Viewのいずれかのウインドウの上部中央「…」を長押しする
  2. もう一方のウインドウへドラッグして移動する

Apple Pencilで操作するときは、画面上部の「…」をタップ→真ん中のSplit Viewアイコンをタップ→左右いずれか移動する場所を選択をします。

指のタップでも同じ操作ができますが、Apple Pencilではドラッグ移動が不可です。

Webページの前後スワイプ

SafariやChromeなどでWebページを前後するときは、指でスワイプするのが手取り早いです。画面の左右端からどの位置でも前後にスワイプでき、ツールバーの矢印アイコンをタップする必要がありません。

iPadを両手に持ちながら、親指で簡単にWebページを行ったり来たりできます。

Apple Pencilではツールバーの矢印アイコンをタップするのみ。現時点では画面の左上に配置されていますが、iPadOS 16ではツールバーのカスタマイズが可能です。

メールボックスの表示/非表示

メールアプリの サイドバー「メールボックス」は、指でメールリストの左端を左スワイプすると非表示、右スワイプで表示できます。同じ場所で直感的に操作できるのがメリットです。

Apple Pencilの場合「メールボックス」を非表示するときは、メールやメールリストとメール間をタップ(画像参照)。表示をするときは、画面左上の「戻る」をタップする必要があります。

とりわけメールボックスの表示法を頻繁に変更する場合は、指のスワイプの方が早いです。

まとめ

指のジェスチャが得意とする操作は、慣れと共にApple Pencilより早くなります。もちろん作業や好みによってやりやすさは異なるので、臨機応変に使い分けてください。

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