ショートカットで集中モードフィルタを設定する方法|Safari・カレンダー・メール・メッセージ

集中モードフィルタはショートカットでも設定できます。シンプルに構築できるアクションを実行するだけで、アプリやモード、フィルタを手軽に選択。

ショートカットは共有ボタンを設定しているデバイスで利用でき、フィルタはデバイスごとに設定可能です。ここではMacを使ってご紹介します。

メニューアクションにアプリを設定する

集中モードフィルタのアクションのベースとなる、メニューアクションから構築していきます。

  1. Macで「ショートカット」を起動する
  2. 画面上部「+」をクリック、またはコマンドキー+「N」を押す
  3. サイドバー→アクションライブラリをクリック
  4. サイドバー→「メニューから選択」を検索して構築スペースへドラッグ、またはダブルクリック
  5. 「プロンプト」をクリック→アプリを選択する任意のメッセージを入力
  6. リターンキーを押す
  7. 「1件」をダブルクリック→Safari、カレンダー、メール、メッセージのいずれかを入力
  8. リターンキーを押す
  9. 7と同じ要領で「2件」に他のアプリ名を入力する
  10. リターンキーを押す
  11. 以降、項目下にある「+」をクリック→残りのアプリ名を入力
  12. リターンキーを押す

画面左上のアイコンや「ショートカット名」をクリックして、カスタマイズしたり名称を変更してください。

メニューにアプリ名を入力すると、下部にそれぞれのアプリの項目が自動的に作成されます。

設定するアプリは必要に応じて選択してOKです。

以後、設定したアプリごとに集中モードフィルタのアクションを追加していきます。

集中モードフィルタをアプリに設定する

メニューアクションに続いて、アプリごとに集中モードフィルタアクションを設定します。

画像は集中モードフィルタの全アクションです。

「App」カテゴリーから各アプリを選択し、それぞれ編集画面の赤枠の場所へドラッグします。

緑色の部分はカスタマイズでき、一部の設定を除きそれぞれ同じパターンです。

以下、アプリごとに集中モードフィルタの設定を説明します。

Safariの設定

  1. サイドバー上部→「アクションライブラリ」をクリック
  2. 「App」をクリック
  3. 「Safari」をクリック
  4. 下部のアクションメニューから「Safari集中モードフィルタを設定」を、自動生成された「Safari」の下へドラッグ
  5. 「おやすみモード」をクリック→「毎回尋ねる」をクリック
  6. 必要に応じて「集中モード」をクリック→「プロンプト」に集中モードを選択する任意のメッセージを入力リターンキーを押す
  7. 「集中モードで選択したタブグループを外部リンクで開く」を設定する
  8. 「設定」をクリック→「毎回尋ねる」をクリック
  9. 必要に応じて「モード」をクリック→「プロンプト」にフィルタのアクションを選択する任意のメッセージを入力リターンキーを押す

メッセージを設定しない場合は、「集中モード」や「モード」のテキストが実行中に表示されます。タブグループのプロンプトはなく、「タブグループ」で表示されます。

常に同じタブグループを設定する場合は、「選択」→タブグループを選択してください。この場合「設定」はデフォルトのままでもOKですが、フィルタのアクション(下画像参照)は選択できなくなります。

「集中モードで選択したタブグループを外部リンクで開く」はデフォルトでオンに設定され、メッセージやメモなどに付けた外部リンクをクリックすると選択したタブグループ内でタブが開きます。チェックを外すと外部リンクは新規ウインドウの通常タブ内で開き、関係のないサイトとしてタブグループ外で閲覧するように扱われます。

外部リンクで開く設定とフィルタのアクション

実行中に設定する場合は、選択チェック欄右の「…」をクリック→「毎回尋ねる」をクリック→(メッセージを入力する場合以下続行)もう一度「毎回尋ねる」をクリック→「プロンプト」に任意のメッセージを入力→リターンキーを押します。

メッセージを入力しない場合は、「集中モードで選択したタブグループを外部リンクで開く」のテキストが実行中に表示されます。

「毎回尋ねる」を消去するには、「…」をクリック→「変数を消去」をクリックしてください。

カレンダーとメールの設定

  1. サイドバー上部→「アクションライブラリ」をクリック
  2. 「App」をクリック
  3. 「カレンダー」または「メール」をクリック
  4. 下部のアクションメニューから「”カレンダー”集中モードフィルタを設定」または「”メール”集中モードフィルタ」を、自動生成された「カレンダー」または「メール」の下へそれぞれドラッグ
  5. 「おやすみモード」をクリック→「毎回尋ねる」をクリック
  6. 必要に応じて「集中モード」をクリック→「プロンプト」に集中モードを選択する任意のメッセージを入力→リターンキーを押す
  7. 「選択」→「毎回尋ねる」をクリック
  8. 必要に応じて「毎回尋ねる」をクリック→「プロンプト」に項目やアカウントを選択する任意のメッセージを入力→リターンキーを押す
  9. 「設定」をクリック→「毎回尋ねる」をクリック
  10. 必要に応じて「モード」をクリック→「プロンプト」にフィルタのアクションを選択する任意のメッセージを入力→リターンキーを押す

ステップ7で「毎回尋ねる」を設定すると、実行中に項目やアカウントの選択ができるようになります。常に同じ項目やアカウントを設定する場合は、「選択」をクリックして項目を選んでください。フィルタのアクション設定が実行中に必要ない場合は、「設定」はそのままでOKです。

ステップ8でメッセージを入力しない場合は、カレンダーでは「カレンダー」、メールでは「アカウント」が実行中に表示されます。

メッセージの設定

連絡先の人をフィルタを設定する画面
  1. サイドバー上部→「アクションライブラリ」をクリック
  2. 「App」をクリック
  3. 「メッセージ」をクリック
  4. 下部のアクションメニューから「”メッセージ”集中モードフィルタを設定」を、自動生成された「メッセージ」の下へドラッグ
  5. 「おやすみモード」をクリック→「毎回尋ねる」をクリック
  6. 必要に応じて「集中モード」をクリック→「プロンプト」に集中モードを選択する任意のメッセージを入力→リターンキーを押す
  7. 「連絡先のリストでフィルタ」にチェックを入れる
  8. 「設定」をクリック→「毎回尋ねる」をクリック
  9. 必要に応じて「モード」をクリック→「プロンプト」にフィルタのアクションを選択する任意のメッセージを入力→リターンキーを押す

「連絡先のリストでフィルタ」にチェックを入れると、連絡先の人のメッセージを集中モード中に表示できます。

実行中に設定するには、チェック欄右にある「…」をクリック→「毎回尋ねる」をクリック→(プロンプトに任意のメッセージを入力する場合以下続行)もう一度「毎回尋ねる」をクリック→「プロンプト」に任意のメッセージを入力→リターンキーを押します。

メッセージを入力しない場合は、「連絡先のリストでフィルタ」が表示されます。

集中モードフィルタのショートカットを実行する

ショートカットの実行ボタン

実行中に設定したフィルタは、該当する集中モードがオンになった時や有効中のときに適用されます(「運転」モード除く)。ショートカットアプリ以外の実行法は、Mac ショートカットアプリの使い方|独自の機能をアクション!をご覧ください。

フィルタは設定したモード画面の「集中モードフィルタ」に追加され、フィルタのオンオフなどアクションに応じて都度切り替わります。フィルタのアクションが変更されないときは、一度集中モードのリスト画面へ戻り、再びモードへアクセスしてください。

Safariを実行

アプリを選択する画面
操作を選択する画面
  1. 集中モードフィルタのショートカット、または編集画面上部の実行アイコンをクリック
  2. 「Safari」を選択
  3. 「完了」をクリック
  4. 「設定」を選択
  5. 「完了」をクリック
  6. 集中モードを選択
  7. 「完了」をクリック
  8. タブグループを選択
  9. 「完了」をクリック
  10. (「集中モードで選択したタブグループを外部リンクで開く」で「毎回尋ねる」を設定した場合) 必要に応じて「集中モードで選択したタブグループを外部リンクで開く」を設定する
  11. 「完了」をクリック

Safariを起動すると、選択したタブグループが自動的に開きます(iPhoneの場合はSafariを再起動、iPadでは新規ウインドウを起動)。

Safariのウインドウが起動中の画面では前面に表示され、ステージマネージャの場合は自動的に切り替わります。

「設定」でフィルタを一通り設定した後は、オンオフ、切り替え(オンオフ)、フィルタの消去のアクションも選択できます。項目を変更する場合は「設定」から行ってください(他のアプリにも共通)。

カレンダーを実行

項目を選択する画面
  1. 集中モードフィルタのショートカット、または編集画面上部の実行アイコンをクリック
  2. 「カレンダー」を選択
  3. 「完了」をクリック
  4. 「設定」を選択
  5. 「完了」をクリック
  6. 集中モードを選択
  7. 「完了」をクリック
  8. 項目を選択
  9. 「完了」をクリック

選択した項目や関連するイベントのみが表示されます。

集中モードフィルタがオンになっている間は、「集中モードでフィルタ」が画面上部またはサイドバーに表示され、サイドバーには選択した項目が表示されます。

サイドバーの表示

集中モードフィルタを解除するには、「オフにする」をクリックします。「集中モードフィルタはオフ」に切り替わり、「オンにする」をクリックすると再びフィルタが機能します。

メールを実行

アカウントを選択する画面
フィルタされたGmail
  1. 集中モードフィルタのショートカット、または編集画面上部の実行アイコンをクリック
  2. 「メール」を選択
  3. 「完了」をクリック
  4. 「設定」を選択
  5. 「完了」をクリック
  6. 集中モードを選択
  7. 「完了」をクリック
  8. アカウントを選択
  9. 「完了」をクリック

サイドバーには選択したアカウントのみが表示され、それ以外はメール件数が月のアイコンになります。

メールリストの上部には、「集中モードでフィルタ」と「オフにする」が表示されます。操作はカレンダーと同じです。

メッセージを実行

  1. 集中モードフィルタのショートカット、または編集画面上部の実行アイコンをクリック
  2. 「メッセージ」を選択
  3. 「完了」をクリック
  4. 「設定」を選択
  5. 「完了」をクリック
  6. 集中モードを選択
  7. 「完了」をクリック
  8. (「連絡先のリストでフィルタ」で「毎回尋ねる」を設定した場合) 「連絡先のリストでフィルタ」にチェックを入れる
  9. 「完了」をクリック

集中モードフィルタがオンになっている時は、メッセージリストの上部に「集中モードでフィルタ」が表示されます。解除する方法は、カレンダーやメールと同じです。

まとめ

集中モードフィルタのショートカットなら手軽にフィルタ設定ができます。モードに応じてアプリのフィルタをカスタマイズしながら、作業の能率を上げてください。

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