【iOS 17】マップをオフラインで使う方法|ダウンロードをして都市の情報をどこでも検索しよう

iOS 17にアップデートしたiPhoneのマップでは、オフライン機能が導入されました。Wi-Fiやモバイルデータ通信が利用できない場所でも、対応する都市のマップをダウンロードしてオフラインで表示できます。

お好みのエリアを範囲指定できるオフラインマップは、ショップや駅など日常的に使うスポットや、交通手段、経路などの情報もオンラインのように利用可能です。

オフラインで使うマップをダウンロードする

オフラインで使うマップを、詳細カード内と編集画面でダウンロードします。ダウンロード時はiPhoneのストレージを使います。

ダウンロードする画面
ダウンロードしたオフラインマップ
  1. iPhoneで「マップ」をタップ
  2. 詳細カード内でオフラインマップで使う都市を検索する
  3. 都市名の下にある「ダウンロード」をタップ
  4. 画面をスワイプやピンチアウト/インで拡大/縮小したり、白いフレームの四辺や角を内側や外側へドラッグしながらオフラインで利用する範囲を調整する
  5. 「ダウンロード」をタップ
  6. ダウンロードが完了したら「X」をタップ(小さいサイズは待機時間なし)

オフラインマップをダウンロードできない場所を検索した場合、「オフラインマップを使用できません」と表示されます。

デフォルトでは都市の中心と周辺が範囲指定されるので、他のエリアを選択する場合は画面の表示やフレームをコントロールしながら範囲を調整してください。

都市が大きいほど、また広範囲で選択するほど情報が増えるのでダウンロードの容量が大きくなり、都市が小さいほど、また狭い範囲で選択するほど小さくなります。

それぞれの範囲の選択は限界のサイズに到達するまで可能で、最大ではマップ内ほぼ全体、最小ではサイコロ程度です。

ダウンロードの容量は、マップの下にインタラクティブに表示される「選択したマップのサイズ」から判断できます。

利用できない場所を選択した場合、ダウンロードサイズの場所に「オフラインマップはこの地域ではまだ使用できません」と表示されダウンロードはできません。

オフラインマップ外のエリアはチェックで表示されるので、範囲した範囲を把握しやすいです。

「オフラインマップ」をタップ
マップをダウンロードする画面
  1. iPhoneで「マップ」をタップ
  2. 詳細カードの右上にあるプロフィール画像をタップ
  3. 「オフラインマップ」をタップ
  4. 「オフラインマップ」編集画面→「新しいマップをダウンロード」をタップ
  5. オフラインマップで使う都市を検索する
  6. 候補から都市をタップする
  7. 画面をスワイプやピンチアウト/インで拡大/縮小したり、白いフレームの四辺や角を内側や外側へドラッグしながらオフラインで利用する範囲を調整する
  8. 「ダウンロード」をタップ
  9. ダウンロードが完了したら「X」をタップ

範囲を設定する方法は、詳細カードからの設定と同じです。

いずれの場合も、オフラインマップを使用中にマップのダウンロードは不可です。

オフラインマップを使う

ダウンロードしたマップを、オフラインで使用します。レストランや駐車場、駅などのスポット、交通手段などの表示も可能です。

オフラインマップが設定された都市
オフラインマップエリア
  1. iPhoneで「マップ」をタップ
  2. 画面をピンチアウト/インしてオフラインマップを表示する
  3. 調べたいエリアをフォーカスする

オフラインマップの起動中は、画面上部に「オフラインマップを使用中」とされ、詳細カードの検索バーのテキストは「オフラインマップで見つける」に切り替わります。

オフラインマップでダウンロードした都市は、マップ上でオフラインマップアイコンが表示され、インジケーターとして探すことができます。付近の都市を複数ダウンロードした場合、世界地図では数字と「+そのほか○件」で表示されるので、拡大して使用する都市やエリアをフォーカスしてください。

オフラインマップは黒のフレームとその四辺に表記された「オフラインマップ」で区別でき、この範囲内で駅や薬局、交通手段などさまざまな情報をオフラインでチェックできます。

オフラインマップで調べたいスポットを検索します。

  1. オフラインマップ使用中の詳細カードの検索バーをタップ
  2. 検索バーに調べたいスポットを入力、または「近くで見つける」→スポットをタップ
  3. (検索バーに調べたいスポットを入力した場合) 候補からスポットをタップして情報を表示

オフラインマップ内で画面をドラッグで移動すると、エリアごとに利用できるスポットが表示されます。

オフラインマップエリアと一定の周辺範囲を超えると、アプリはオンライン使用に戻ります。Wi-Fiやモバイルデータ通信が利用できなかったり利用していない場合は、マップは一定の範囲を超えると非表示になり検索も不可です。

目的地までのルート設定もオフラインで利用できます。

「経路」をタップ
経路を設定
  1. オフラインマップで任意のスポットを検索する
  2. スポット名の下にある「経路」をタップ、または候補のスポットリストの下や右にある「経路」またはをタップ
  3. 経路や経由地、車、徒歩、電車、自転車などの交通手段、有料/高速道路などを設定する
  4. 「出発」をタップ

オフラインマップの使用は、Wi-Fiやモバイルデータ通信が利用可能な場合でもオフラインで利用可能です。詳しくは次項「オフラインマップを編集する」をご覧ください。

オフラインマップを編集する

オフラインマップの名前や範囲の変更、ダウンロード法やストレージ管理に関する設定、情報の自動更新、オンライン中にオフラインで使う方法などをまとめました。

オフラインでも変更できます。

ペンアイコンをタップして編集
名前を変更する画面
  1. iPhoneで「マップ」をタップ
  2. 詳細カードのプロフィール画像をタップ
  3. 「オフラインマップ」をタップ
  4. 「オフラインマップ」編集画面→名前を変更するオフラインマップを左へスワイプ→「名称変更」をタップ、または名前を変更するオフラインマップをタップ「名称」の右にあるペンアイコンをタップ
  5. 名前を入力する
  6. 「保存」をタップ
  7. 「完了」をタップ

オフラインマップをダウンロード時に自動生成された名前、同じ都市で複数のエリアをダウンロードして区別したいときなどお好みで変更できます。

オンラインで有効です。

  1. iPhoneで「マップ」をタップ
  2. 詳細カードのプロフィール画像をタップ
  3. 「オフラインマップ」をタップ
  4. 「オフラインマップ」編集画面→範囲を変更するオフラインマップをタップ
  5. 「サイズ変更」をタップ
  6. 画面をスワイプやピンチアウト/インで拡大/縮小したり、白いフレームの四辺や角を内側や外側へドラッグしながらオフラインで利用する範囲を調整する
  7. 「ダウンロード」をタップ

ダウンロードしたマップは、既存のオフラインマップに上書きされます。

ダウンロードするときや使う時の条件を設定します。

  1. iPhoneで「マップ」をタップ
  2. 詳細カードのプロフィール画像をタップ
  3. 「オフラインマップ」をタップ
  4. 「オフラインマップ」編集画面→「設定」→各設定をカスタマイズする(下記参照)
  5. 「X」をタップして編集画面を閉じる

カスタマイズできる項目は4つあり、それぞれ以下のように機能します。

  • 「ダウンロード」…デフォルトでは「Wi-Fiのみ」が設定。モバイルデータ通信でもダウンロードする場合は「Wi-Fi+モバイル通信」へ切り替え可能
  • 「自動アップデート」…オンにするとスポットの名前が変更された場合に自動的にアップデート
  • 「ストレージを最適化」…オンにするとしばらく使っていないオフラインマップを自動的に削除。オフラインマップをあまり使わないときや、大きいサイズのマップをダウンロードしたときに有効にしておくと安心
  • 「オフラインマップのみを使用」…オンにするとWi-Fiやモバイルデータ通信が利用できる環境でも、オフラインで使用

オフラインで使えるメリットがありますが、多くのマップをやたらにダウンロードするとiPhoneのストレージが減ってしまうので、必要最低限に保存しておくと良いです。

オフラインマップはiCloudで同期されず、同じApple IDでサインインしているデバイスのストレージは消費されません。オフラインマップをダウンロードしたデバイスのみのストレージを使います。

オフラインマップを削除する

オフラインマップを削除する方法は2つあります。

左スワイプで削除
各オフラインマップ編集画面内で削除
  1. iPhoneで「マップ」をタップ
  2. 詳細カードのプロフィール画像をタップ
  3. 「オフラインマップ」をタップ
  4. 「オフラインマップ」編集画面→削除するオフラインマップを左へスワイプ→「削除」をタップ、または削除するオフラインマップをタップ→「マップを削除」をタップ
  5. 「X」をタップして編集画面を閉じる

iPhoneのストレージも削除した分だけ戻ります。

自動削除だけでなく、自主的に削除しておくとストレージを無駄なく保持できます。

まとめ

iPhoneでマップをオフラインで利用できるようになり、海外へ出かけるときも散策しやすくなりました。ダウンロードしたマップはApple Watchでも使えるので、さらに利便性が高まるでしょう。

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