【iPad】Numbersのピボットテーブルの使い方|表示を設定してデータ状況をすばやくキャッチ

iPadのNumbersでピボットテーブルの使い方をご紹介します。表示をカスタマイズして、さまざまな角度からデータの集計をしたり状況をすばやくキャッチ。

ピボットテーブルの作成、項目やセルの編集、フィルタ設定、削除の方法でまとめました。

ピボットテーブルを作成する

  1. iPadでNumbersをタップ
  2. ピボットテーブルを作成する表ファイルを開く
  3. 表を選択
  4. 画面右下「セル」をタップ
  5. 「ピボットテーブルを作成」をタップ
  6. 「ピボットオプション」をタップ
  7. 「フィールド」→表示する項目を選択する
  8. ツールバー→アイコンをタップ、または画面をタップして閉じる

「ピボットテーブルを作成」をタップすると、元の表ファイルタブの右側にピボットテーブルの新規タブが展開し、元の表ファイルタブには右上に三角印が表示されます↓

ピボットテーブルのタブ

表示されたピボットオプションの「フィールド」から項目を選択すると、ピボットテーブルの「列」「行」「値」の各セルにデータが自動入力されます↓

「フィールド」から項目を「列」「行」「値」に設定する画面

手動で配置するときは、「フィールド」内の項目を「列」「行」「値」へドラッグします。

既に設定している項目間をドラッグして配置を変更することも可能です。

選択したセルでピボットテーブルを作成する

表ファイル内で選択したセルをピボットテーブルで作成します。

セルを選択する画面
「選択したセルのピボットテーブルを作成」をタップ
  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 選択したセルでピボットテーブルを作成する表ファイルを開く
  3. ピボットテーブルで作成するセルを1つタップ
  4. 3のセルをもう一度タップする
  5. 表示された項目ツールから「セルを選択」をタップ
  6. 他のセルを選択する
  7. 選択後に「終了」をタップ
  8. 画面右下「セル」をタップ
  9. 「選択したセルのピボットテーブルを作成」をタップ
  10. 「ピボットオプション」をタップ
  11. 表示する項目を選択または下部の「列」「行」「値」へドラッグする
  12. ツールバー→アイコンをタップ、または画面をタップして閉じる

「セルを選択」をタップすると、画面下に選択中のバナーが表示されます。選択したセルを解除するには、セルをタップしてください。「終了」をタップすると、ピボットテーブルの準備が完了。

ピボットオプションで項目を設定する方法は、「ピボットテーブルを作成」と同じです。

選択したセルの範囲を変更する場合は、「ピボットテーブル」上部の「ソースデータ」右にある「…」→「範囲を編集」をタップ→範囲を選択→チェックをタップします。

ピボットテーブルの項目を編集する

ピボットテーブルの項目の順番の並べ替えや項目の追加、列と行の入れ替え、合計の割合の算出法を設定します。項目を削除する方法もまとめました。

項目の順番を並べ替える

  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 項目の順番を並べ替えるピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 項目の順番を並べ替えるピボットテーブルのタブを選択する
  4. 表を選択する
  5. ツールバー→アイコンをタップしてピボットオプションを開く
  6. 「ピボットオプション」→「列」「行」「値」内の項目をドラッグして上下に順番を並替える
  7. 「ピボットオプション」上部の「ソースデータ」右にある「…」をタップ
  8. 「更新」をタップ
  9. ツールバー→アイコンをタップ、または画面をタップして閉じる

ピボットテーブルから並べ替える行の項目を選択→「セル」→「”〇〇”を上げる」(左へ移動)または「”〇〇”を下げる」(右へ移動)をタップ→「セル」→「ピボットテーブルを更新」をタップもOKです。

「セル」からの並べ替え

更新をタップすると、ピボットテーブルが設定した表示法で更新されます。

項目を追加する

  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 項目を追加するピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 項目を追加するピボットテーブルのタブを選択する
  4. 表を選択する
  5. ツールバー→アイコンをタップしてピボットオプションを開く
  6. 「ピボットオプション」→「フィールド」→追加する項目を選択する
  7. 「ピボットオプション」上部の「ソースデータ」右にある「…」をタップ
  8. 「更新」をタップ
  9. ツールバー→アイコンをタップ、または画面をタップして閉じる

ピボットテーブルを選択→追加する項目を挿入する前または後の行の項目を選択→「セル」→「”〇〇”を前に追加」または「”〇〇”を後ろに追加」をタップもOKです。

「セル」から項目を追加

追加されていない項目が2つ以上ある場合は、「フィールドを前に追加」または「フィールドを後ろに追加」をタップ→追加する項目を選択します。追加は1つずつ行なってください。

編集後は「セル」→「ピボットテーブルを更新」をタップします。

項目の列と行を入れ替える

「行」からのアクション
更新する画面
  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 列と行を入れ替えるピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 列と行を入れ替えるピボットテーブルのタブを選択する
  4. 表を選択する
  5. ツールバー→アイコンをタップしてピボットオプションを開く
  6. 「ピボットオプション」→「列」「行」「値」から列または行を入れ替える場所の「…」をタップ
  7. (「列」または「行」の場合)「列フィールドと行フィールドを入れ替える」をタップ、(「値」の場合)「値を行として表示」をタップ
  8. 「ピボットオプション」上部の「ソースデータ」右にある「…」をタップ
  9. 「更新」をタップ
  10. ツールバー→アイコンをタップ、または画面をタップして閉じる

「列」または「行」を入れ替えると、「列」と「行」内の項目もそれぞれ設定した場所へ移動します。

元に戻すときは同じアクションで行い、「値」では「値を列として表示」をタップしてください。

項目内データの表示法を設定する

項目内データの並べ替えや合計に対する割合などの条件を設定して表示します。

「i」アイコン
編集画面一例
  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 条件を設定するピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 条件を設定するピボットテーブルのタブを選択する
  4. 表を選択する
  5. ツールバー→アイコンをタップしてピボットオプションを開く
  6. 「ピボットオプション」→「列」「行」「値」から条件を設定する項目右にある「i」アイコンをタップ
  7. 項目に応じて、年月のグループ分け、昇降順、合計に対する割合などを選択
  8. 「戻る」をタップ
  9. 「ピボットオプション」上部「ソースデータ」右にある「…」をタップ
  10. 「更新」をタップ
  11. ツールバー→アイコンをタップ、または画面をタップして閉じる

「フィールドオプション」の「フィールド」には選択した項目名が表示されます。

テキストやチェックマークなど、色で表示されている項目はカスタマイズ可能です。

ボタンの設定は必要に応じてオンにしてください。

項目を削除する

「i」から削除
「…」から削除
  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 項目を削除するピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 項目を削除するピボットテーブルのタブを選択する
  4. 表を選択する
  5. ツールバー→アイコンをタップしてピボットオプションを開く

以下削除する項目数によって操作してください。

(個別に項目を消去する場合) 「ピボットオプション」→「フィールド」→消去する項目のチェックを外す、または「列」「行」「値」の項目右にある「i」をタップ→「フィールドを削除」をタップします。ピボットテーブル内の項目を選択→「セル」→「”〇〇”を削除」も可能です。

(1つのみ設定した項目または複数の項目を一度に消去する場合)「ピボットオプション」→削除する項目の右にある「…」をタップ→「フィールドを消去」タップします。

削除をした後は「ピボットオプション」→「ソースデータ」右にある「…」をタップ→「更新」→をタップ、または画面をタップして閉じます。

ピボットテーブルのセルを編集する

ピボットテーブルの値を並べ替えたり、2番目以降の行の項目データを非表示にします。選択した値でソースデータ表を作成することも可能です。

値を並べ替える

ピボットテーブルの値を、列または行で並べ替えます。

「値を並べ替え」をタップ
列を基準に並べ替え(赤枠)、行を基準に並べ替え(青枠)一例
  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 値を並べ替えるピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 値を並べ替えるピボットテーブルのタブを選択する
  4. ピボットテーブル内で並べ替えをする値を選択
  5. 「セル」をタップ
  6. 「値を並べ替える」をタップ
  7. 並べ替えの基準にする列または行の項目を選択
  8. 「セル」をタップ
  9. 「ピボットテーブルを更新」をタップ

選択した列または行の項目を基準にして並び替わります。

行の項目グループを非表示にする

選択した行の項目グループ以外を、手動または自動で非表示にします。特定の項目グループのみにフォーカスしながら、ピボットテーブルをコンパクトに表示できます。

手動で非表示にする

  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 行の項目グループを非表示にするピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 行の項目グループを非表示にするピボットテーブルのタブを選択する
  4. 非表示にするグループ名の前のグループ名の▼をタップする
  5. 必要に応じて他のグループ名の▼をタップする

2番目以降のグループ名をすべて非表示にする場合は、非表示にするピボットテーブルの一番最初のグループ名の▼をタップします。

3番目以降のグループ名をすべて非表示にする場合は、2番目のグループ名の▼をタップ。以降同じパターンで非表示にします。

表示をするときは、各グループ名の▶︎をタップしてください。

自動で非表示にする

  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 行の項目グループを非表示にするピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 行の項目グループを非表示にするピボットテーブルタブのタブを選択する
  4. 非表示にする▼のあるグループ名を選択
  5. 「セル」をタップ
  6. 「下位項目を隠す」をタップ
  7. 「すべての”〇〇”グループ」または「”〇〇”グループ」を選択する

「すべての”〇〇”グループ」を設定する場合は該当する任意のグループ名を選択でき、同じ項目内のすべてのグループに適用されます。

個別に非表示にした場合で、後から同じ行項目内のすべてのグループを非表示にする場合は、同じ項目内の任意の項目グループ名を選択→「セル」→「すべての”〇〇”グループの下位項目を隠す」をタップします。

*グループを表示する

個別に非表示にしたグループ名を表示するには、表示する「▶︎グループ名」を選択→「セル」→「下位項目を表示」をタップ→「”〇〇”グループ」をタップしてください。

同じ項目内のすべてのグループを表示するには、同じ項目内で任意のグループ名を選択→「セル」→「すべての”〇〇”グループを拡げる」をタップします。

選択した値の元データ表を作成する

「ソースデータの表を作成」をタップ
作成されたソースデータ表
  1. iPadでNumbersをタップ
  2. ソースデータ表を作成するピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. ソースデータ表を作成するピボットテーブルのタブを選択する
  4. ピボットテーブルでソースデータを作成する値を選択
  5. 「セル」をタップ
  6. 「ソースデータの表を作成」をタップ

選択した値に関連する元の表データが抽出されます。

必要に応じて操作を繰り返してください。

ピボットテーブルの項目にフィルタを設定する

ピボットテーブルの項目や行項目データをフィルタ設定し、該当するセルを表示します。フィルタを削除する方法もまとめました。

「フィルタを追加」をタップ
フィルタを設定後の表示
  1. iPadでNumbersをタップ
  2. 項目をフィルタで設定するピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 項目をフィルタで設定するピボットテーブルのタブをタップ
  4. 表を選択
  5. ツールバー→アイコンをタップ
  6. 「フィルタ」をタップ
  7. 「フィルタを追加」をタップ
  8. 「列を選択」→フィルタを設定する項目をタップ
  9. 「ルールを選択」→設定したいフィルタをタップ
  10. 必要なフィルタから条件を設定する
  11. 「完了」をタップ
  12. (フィルタを追加する場合)「ルールを追加」をタップ
  13. 9〜12を繰り返す
  14. (他の項目を追加する場合)「フィルタを追加」をタップ
  15. 8〜12を繰り返す
  16. ツールバー→アイコンをタップ、または画面をタップして閉じる

「列を選択」内の「ピボットテーブルのフィールド」では、ピボットテーブルに追加されている項目が表示され、「その他のフィールド」にはピボットテーブルに未設定の項目が振り分けられます。

項目を選択する画面
項目にフィルタを設定する画面とクイックフィルタのフィルタ

「クイックフィルタ」では、選択した項目のフィルタ(データ)を手軽に一覧表示できます。数個のフィルタを手早く選択する場合は「すべてを選択解除」をタップ→検索したフィルタにチェックを入れる→検索バーの「X」をタップ。飛び石で多数選択したフィルタの確認は、「選択内容を表示」をタップでリストアップしましょう。クイックフィルタは、ピボットテーブルの列または行の項目を選択→「セル」→「クイックフィルタ」をタップも可能です。

フィルタ前のピボットテーブルを表示するには、完了後の画面→「表をフィルタ」をオフにしてください。

設定したフィルタは削除をしない限り、項目を表示/非表示またはフィルタをオンオフした場合でも保持されます。

行の項目グループをフィルタする

ピボットテーブルの行項目のグループを「セル」からフィルタします。

行の項目グループをフィルタするピボットテーブルを選択→グループ名を選択→「セル」→「”〇〇”で”〇〇”をフィルタ」をタップします。

フィルタはクイックフィルタとして設定され、ツールバー→アイコンをタップ→「フィルタ」→項目内に表示されます。

クイックフィルタを削除すると元のピボットテーブルが表示されます。削除する方法は、後の「フィルタを削除する」をご覧ください。

フィルタを編集する

フィルタを編集するピボットテーブルを選択→ツールバー→アイコンをタップ→「フィルタ」→編集する項目のフィルタをタップ→フィルタを編集する→「完了」をタップ→をタップ、または画面をタップして閉じます。

フィルタの適用範囲を設定する

フィルタの適用範囲を設定するピボットテーブルを選択→ツールバー→アイコンをタップ→「フィルタ」→「一致」→「すべてのフィルタ」または「いずれかのフィルタ」をタップ→をタップ、または画面をタップして閉じます。

「すべてのフィルタ」ではすべての項目でそれぞれ設定したフィルタに該当するセルが表示されます。共通する複数のフィルタで、データをさらに絞り込んで表示できます。

「いずれかのフィルタ」では、設置したいずれかのフィルタに該当するセルを表示します。「すべてのフィルタ」よりも、該当するセルの範囲が広くなります。

フィルタを削除する

フィルタはフィルタと「編集」から削除できます。フィルタをすべて削除すると、項目も同時に削除されます。

フィルタから削除する

クイックフィルタとそれ以外のフィルタを削除します。

クイックフィルタを削除
クイックフィルタ以外のフィルタを削除

(クイックフィルタの場合) ピボットテーブルを選択→ツールバー→アイコンをタップ→「フィルタ」→削除する項目内の「クイックフィルタ」をタップ→「フィルタを削除」→をタップ、または画面をタップして閉じます。

(クイックフィルタ以外の場合) ピボットテーブルを選択→ツールバー→アイコンをタップ→「フィルタ」→削除する項目内の「クイックフィルタ」以外のフィルタをタップ→「ルールを削除」→をタップ、または画面をタップして閉じます。

「編集」から削除する

「編集」をタップ
「ー」をタップ

ピボットテーブルを選択→ツールバー→アイコンをタップ→「フィルタ」→「編集」→<「ー」をタップ→「削除」をタップ>→必要に応じて<>間の操作を繰り返す→(フィルタが残っている場合)「終了」をタップ→をタップ、または画面をタップして閉じます。

ピボットテーブルを削除する

ピボットテーブルは以下の方法で削除します。

タブから削除
ブラシアイコンから削除
  1. iPadでNumbersを開く
  2. 削除するピボットテーブルを含む表ファイルを開く
  3. 削除するピボットテーブルのタブを選択
  4. ピボットテーブルのタブをタップ
  5. 「削除」をタップ

ピボットテーブルのタブを選択した状態で、空白をタップ→ピボットテーブルの選択を解除→ツールバー→ブラシアイコンをタップ→「シートを削除」をタップもOKです。

まとめ

iPadのNumbersでピボットテーブルを作ると、大量のデータを取り扱うときも手軽に状況を把握できます。必要に応じた表示を設定しながら、毎日のデータ管理にお役立てください。

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