【Mac】マウスにないトラックパッドの機能10選|ジェスチャーと設定で作業の効率アップ!

Macのトラックパッドには、マウスで操作できない機能があります。設定をカスタマイズしたり特有のジェスチャーで、作業を快適にするアクセサリに早変わり。

軽やかなタッチや滑るようなスワイプで、毎日のMacでの作業をサポートします。充電中も使えるのもトラックパッドのメリット。長時間の作業でも、シームレスに進行できる機能を10個ご紹介します。

タップで手軽なアクセス

Macのトラックパッドでは、タップでUIや項目の選択、リンクなどへアクセスが可能です。

「システム設定」→「トラックパッド」→「ポイントとクリック」→「タップでクリック」をオン→任意のアプリでアクセスしたい項目をタップします。

「副ボタンのクリック」(右クリック)を2本指に設定した場合も、タップで可能です。

軽くタップするだけで反応するため、誤操作を避ける理由で設定を変更すると良いでしょう。

オフにした場合、マウスのようにクリックしてアクセスする必要があります。副ボタンも同様です。

Safariのタブを一覧表示

Safariのタブをすべてギャラリーで表示します。

「拡大/縮小」をオン
表示されたSafariのタブ一覧

「システム設定」→「トラックパッド」→「スクロールとズーム」→「拡大/縮小」をオン→SafariのWebページを2本指でピンチインします。

固定タブを含む、Safariのウインドウのタブが一覧で表示されます。

タブにアクセスするときは、表示したいタブにポインタを置きピンチアウトしてください。

ツールバー→「+」または、メニューバー→「表示」→「タブの概要を表示」と同じ機能です。

アプリケーションExposé

Macで起動しているアプリを画面ごとに表示します。同じアプリの複数のウインドウはグループ化され、1つの画面に表示されます。

「アプリケーションExposé」の設定
アプリケーションExposéで表示されたSafari

「システム設定」→「トラックパッド」→「その他のジェスチャ」→「アプリケーションExposé」→「3本指で下にスワイプ/4本指で下にスワイプ」→選択したジェスチャーでアプリケーションExposéを起動→画面をスワイプして任意のアプリやウインドウをクリックして表示します。

画面のスワイプは、「その他のジェスチャ」→「フルスクリーンアプリケーション間をスワイプ」→「3本指で左右にスワイプ」または「4本指で左右にスワイプ」で設定したジェスチャーに応じます。

アプリケーションExposéは、マウスでも可能なホットコーナーの「アプリケーションウインドウ」と同じ機能です。ホットコーナーは「システム設定」→「デスクトップとDock」→「ホットコーナー」→任意の4つの角に「アプリケーションウインドウ」を選択→「完了」をクリック→設定したアングルにポインタを合わせて表示します。

幅広い倍率で拡大・縮小

SafariやChrome、写真、Numbers、Keynote、Pagesなど、対応アプリで表示内容を拡大・縮小できます。

「システム設定」→「トラックパッド」→「スクロールとズーム」→「拡大/縮小」をオン→対応アプリで2本指でピンチアウト/インしながら表示サイズを拡大/縮小します。

1段階倍率のスマートズームと比べ、幅広いサイズで表示可能。

メニューバー→「表示」→「拡大」「縮小」や「元のサイズに戻す」/「実際のサイズ」と同じ機能です。

Macの画面や表示内容のサイズ変更については、【Mac】画面や表示内容を拡大/縮小する6つの方法|見やすい大きさで快適に作業をしようをご覧ください。

通知センターを表示する

アプリの通知をまとめてチェックできる通知センターも、Macのトラックパッドで表示できます。

「システム設定」→「トラックパッド」→「その他のジェスチャ」→「通知センター」をオン→2本指でトラックパッドの右端から左へスワイプします。

閉じるときは、トラックパッドの任意の位置から右へスワイプしてください。

メニューバーの日付からクリックするよりも、手際よくチェックできます。

デスクトップを表示する

ウインドウを起動中に、デスクトップのファイルやフォルダにアクセスできます。

「システム設定」→「トラックパッド」→「その他のジェスチャ」→「デスクトップを表示」をオン→親指と3本指でトラックパッドをピンチアウトします。

ファイルやフォルダなどに、ダブルクリックでアクセス可能です。

途中キャンセルするときは、ピンチインします。

ホットコーナーの「デスクトップ」や、コマンドキー+「F3」と同じ機能です。

Launchpadを表示する

Macに保存されているアプリのギャラリー一覧を表示します。

「システム設定」→「トラックパッド」→「その他のジェスチャ」→「Launchpad」をオン→親指と3本指でトラックパッドをピンチインします。

元の画面を表示するときは、ピンチアウトをします。

Dockの「Launchpad」、Touch IDのないMagic Keyboardの「F4」キー、Touch ID付きのキーボードにも有効な「キーボードショートカット」(任意のキーで設定)と同じ機能です。

署名を作成する

Macのトラックパッドでは、プレビューのマークアップツールで署名を作成できます。

「プレビュー」を起動→ツールバー→「署名」→「署名を作成」→「トラックパッド」→「開始するにはここをクリック」→入力したら任意のキーを押す→「完了」→画面をクリックします。

ウインドウで表示された署名スペースは、使用中のトラックパッドです。署名した位置や筆体を、連動しながら表示されます。

太めのフォントにする場合は、トラックパッドを押しながら署名してください。

やり直すときは、任意のキーを押した後に「消去」をクリック→「開始するにはここをクリック」→署名を入力。

署名を追加するには、「プレビュー」または署名を追加するPDFや画像ファイルを開く→ツールバーの「署名」→署名を選択→ドラッグして任意の場所へ配置します。

署名は回転(項目「マークアップを回転する」を参照)で角度変更できるほか、角の丸をドラッグでサイズ調整、ツールバー→「枠のカラー」→色も選択可能です。

署名の使い方については、【Mac】PDFや画像に署名を作成・挿入・削除する方法|直入れもチェック!をご覧ください。

マークアップを回転する

プレビューで利用できるスケッチ、テキスト、署名のマークアップツールを、さまざまな角度で回転できます。

「システム設定」→「トラックパッド」→「スクロールとズーム」→「回転」をオン→マークアップツールの「スケッチ」「テキスト」「署名」を2本指で任意の角度に回転します。

「スケッチ」「テキスト」「署名」の追加は、プレビューまたはFinderを起動→画像またはPDFファイルを開く→「スケッチ」「テキスト」「署名」(項目「署名を作成する」を参照)から必要なツールをクリックします。

プレビューのツールにある「回転」では、上下左右それぞれの方向に90度回転できます。画像やPDFをトラックパッドで操作する場合も同様です。

充電しながら作業をする

Magic TrackpadもMacBookのトラックパッドも、充電をしながら使えます。

Magic Trackpadの場合LightningコネクタをMagic Trackpadの上部側面に挿入。反対側のUSB-Cコネクタを、Macのポートや電源アダプタに接続するだけで作業を続行できます。

ケーブルにつながっていても、トラックパッドでは使用範囲に縛られない操作が可能です。

MacBookの場合は、本体の充電と同時にバッテリーを供給できます。

まとめ

Macのトラックパッドでは作業に役立つ機能がいろいろ備わっています。操作のジェスチャーは、使いながら指が覚えてくれるでしょう。設定もカスタマイズしながら、Macを快適にコントロールしてください。

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