
MacのApple TVアプリで、空間オーディオを使うと音声が豊かに広がります。ドルビーアトモスやマルチチャンネルなど対応コンテンツをAirPodsで視聴することで、映画館のように迫力あるサラウンドなサウンドに変化。
ヘッドトラッキングの併用で、空間オーディオの効果やコンテンツの魅力もいっそう高まります。
空間オーディオ対応のMacとAirPods
MacでApple TVのコンテンツを空間オーディオで再生するには、対応しているMacの機種やOS、AirPodsが必要です。
Mac対応機種
空間オーディオは、M1やM2チップなどAppleシリコンを搭載したMacに対応します。
OSはmacOS Monterey以降にアップデートしてください。
AirPods対応機種
AirPods第3世代、AirPods Pro、AirPods Maxのほか、対応しているBeatsも可能です。
MacにAirPodsを接続する
BluetoothでMacにAirPodsを接続します。


- AirPodsのケースを開ける、またはAirPodsをケースから取り出す
- 「システム設定」を起動する
- 「Bluetooth」をクリックする
- 「Bluetooth」をオンにする
- 接続するAirPodsにポインタをあてる→「接続」をクリック
- AirPodsを装着する
AirPodsの右にある「i」の詳細画面で編集をしたときは、同画面にある「接続」→「完了」もOKです。
MacにAirPodsが接続されると、メニューバーやシステム設定にAirPodsアイコンが表示されます。メニューバーのAirPodsアイコンからは、空間オーディオのサウンド設定も可能です。
MacでApple TVのコンテンツを再生する
MacでApple TVアプリを起動し、ドルビーアトモス対応のコンテンツを空間オーディオで視聴します。同じく空間オーディオに対応するマルチチャンネルのコンテンツを含む確認法や、非対応の場合に機能する「ステレオを空間化」についてもまとめました。
ドルビーアトモス対応のコンテンツを再生する


- MacでApple TVアプリを起動する
- 「今すぐ観る」「TV+」「ストア」「ライブラリ」からドルビーアトモスのコンテンツを選択
- コンテンツを再生する
ドルビーアトモス対応の場合は、コンテンツの下にアイコンが表示されます。
コンテンツを再生すると、拡張性のあるサウンドが耳から頭周辺を包み込み没入感をもたらします。
空間オーディオのサラウンドを聴き取りやすくするためにも、音量(キーボード→ファンクションキー→音量キーで調整、またはメニューバー→AirPods/コントロールセンター→「サウンド」→スライダーをクリック/ドラッグして調整)は音量バーを半分以上に設定しておくと良いです。
Apple TVアプリの「今すぐ観る」や「TV+」では、最初のエピソードを無料で視聴できるコンテンツがあります。サブスクリプションの前に空間オーディオを試したいときにおすすめ。
「ストア」ではコンテンツのレンタルや購入ができ、一定期間で視聴したり、いつでも繰り返し視聴したいときに利用できます。
ドルビーアトモス/マルチチャンネルをサウンド設定から確認する
ドルビーアトモスは、メニューバーのAirPodsアイコンやコントロールセンターのサウンド設定からも確認できます。マルチチャンネルのコンテンツも判断可能です。


- MacでApple TVアプリを起動する
- 「今すぐ観る」「TV+」「ストア」「ライブラリ」からドルビーアトモスまたは任意のコンテンツを再生
- メニューバー→AirPodsアイコンまたはコントロールセンターをクリック
- (コントロールセンターの場合)「サウンド」をクリック
- 項目リスト右上に「ドルビーアトモス」または「マルチチャンネル」の表示を確認
マルチチャンネルのコンテンツが再生されると、「マルチチャンネル」が表示されドルビーアトモスのように空間オーディオの利用が可能です。
いずれの場合もAirPodsのサウンド設定欄に「空間オーディオ」が表示されるので、ここからも対応していることが判断できます。非表示の場合は、AirPodsの右にある矢印をクリックしてください。
ドルビーアトモスやマルチチャンネル以外のコンテンツでは「ステレオ」が上部に表示され、「空間オーディオ」の表示は「ステレオを空間化」に変わります。空間オーディオより控えめなステレオサウンドで再生されます↓

空間オーディオの視聴法を変更する
Apple TVのコンテンツで空間オーディオで視聴すると、ヘッドトラッキングがデフォルトで設定されます。他に固定やオフに変更も可能です。
ヘッドトラッキングで視聴する

- メニューバー→AirPodsアイコンまたは「コントロールセンター」をクリック
- (コントロールセンターの場合)「サウンド」をクリック
- 「ヘッドトラッキング」をクリック
ヘッドトラッキングをオンにすると、頭を右側へ向けた場合、音声が頭の動きを追うように左から右へ中心に自動設定されます。左側へ頭を向けた場合、右から左へと音声が移動しながら中心に調整されます。
まるで現実のように、頭の動きに合わせて音声の聞こえ方が変化する臨場感を体験できるのがメリット。現実では傾けた耳の方向から音声が良く聞こえるままですが、ヘッドトラッキングでは、もともと中心にあった音声が頭の動きに合わせて正面へリセットすることで、常に左右の耳で音声のバランスを取れるのが特徴です。
固定で視聴する

- メニューバー→AirPodsアイコンまたは「コントロールセンター」をクリック
- (コントロールセンターの場合)「サウンド」をクリック
- 「固定」をクリック
ヘッドトラッキングがオフになり、頭の向きに関係なく音声が固定されて移動しなくなります。
空間オーディオを一定した音声で視聴できます。
空間オーディオをオフにする

- メニューバー→AirPodsアイコンまたは「コントロールセンター」をクリック
- (コントロールセンターの場合)「サウンド」をクリック
- 「オフ」をクリック
空間オーディオとヘッドトラッキングがオフになります。
空間オーディオ独特のサラウンド感や音声の厚みが低下しますが、BGMや音声はクリアに聴き取れます。
空間オーディオが利用可能なコンテンツでオフになっている場合は、設定画面右上に「ドルビーアトモス使用可能」または「マルチチャンネル使用可能」と表示されます。固定またはヘッドトラッキングをオンにすると、有効時の表示に戻ります。
AirPodsの接続を解除する
Apple TVで再生した空間オーディオのコンテンツを一時停止し、AirPodsをMacから接続解除します。

- Apple TVで再生中のコンテンツ内、またはメニューバー→「コントロールセンター」→Apple TVで再生中のコンテンツを一時停止する
- 「システム設定」をクリック
- 「Bluetooth」をクリック
- 接続中のAirPodsにポインタを合わせる
- 「接続解除」をクリック
AirPodsは以下の方法でも解除できます。
- 「Bluetooth」→接続中のAirPodsの右にある「i」→「接続解除」をクリック
- 「システム設定」→AirPodsアイコン→「接続解除」をクリック
コンテンツの一時停止は、メニューバーの再生中アイコンからも可能です。「システム設定」→「コントロールセンター」→「再生中」→「メニューバーに常に表示」または「使用中に表示」を選択→メニューバー→再生中アイコン→コンテンツを一時停止してください。
まとめ
MacでApple TVを視聴するときは、可能なコンテンツで空間オーディオを試してみましょう。通常のリスニングでは聴き取れない耳の内側から込み上げるような深いサウンドを視聴できます。ホームシアターとしても楽しめる空間オーディオをApple TVで堪能してください。
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