【Mac】Numbersで表のグラフを作る方法|編集をしながら見やすくしよう

MacのNumbersでグラフを作る方法をご紹介します。表の数値データをグラフで表示すれば、一目で変動をチェックできるでしょう。

「グラフ」「座標軸」「系列」「配置」から無数のパターンで編集もでき、データやお好みに合わせた理想的なグラフの作成ができます。

Numbersで表のグラフを作る

MacのNumbersで、データを入力した表のグラフを作ります。表のテンプレートは「空白」を使って説明します。

グラフを選択する画面
「グラフデータを追加」する画面
「データ参照を編集」する画面
  1. Numbersを起動する
  2. 「新規書類」をクリック
  3. 「テンプレートを選択」から「空白」を選択
  4. 表に任意のデータを入力する
  5. グラフに表示する表のセルを選択(後からでも可)
  6. ツールバー→円グラフのアイコンをクリック
  7. 任意のグラフを選択してクリック
  8. 画面の空白をクリックして解除
  9. コマンドキー+「S」またはメニューバー→「ファイル」→「保存」をクリック

グラフは「2D」「3D」「 Interactive」の3種類があり、それぞれウインドウ内の左右の矢印をクリックすると色分けされたカラーの選択ができます。3Dはグラフ中央の矢印を左右上へドラッグすると角度を変更でき、Interactiveは設定(「フォーマット」→「グラフ」→「インタラクティブグラフ」内で選択)したスライダーやボタンなどをクリックするごとにデータが変動して表示されます。

グラフやカラーの変更は後からでも可能です(「グラフの編集:「グラフ」」を参照)。

ステップ5でセルを選択しない場合は、ステップ7以降グラフを選択または右クリック→「グラフデータを追加」をクリックしてセルを選択→「終了」または画面をクリックしてください。行/列の系列名または(円とドーナツ以外のグラフで列がプロットされている場合)円内の矢印をクリック→「列のすべての本文セルを選択」をクリックするとその行や列のデータを一括選択できます。

グラフにデータを追加する場合は、グラフを選択→「データ参照を編集」(またはグラフを右クリック→「グラフデータを編集」)→セルまたはプロットされている行または列の系列名をクリックしてください。削除は系列名の円内の矢印をクリック→「系列を削除」をクリックします。(削除は記事末にある「グラフのデータ・グラフを削除する」もご覧ください)。

セル内のデータの変更は、グラフの選択や編集解除後(画面の空白をクリック、編集の場合は画面右下「終了」もOK)セルを選択して編集します。

必要に応じてツールバー→表やグラフから追加をしてください。

データ系列を切り替える

プロットする列または行の系列を切り替えることにより、グラフの表示を変更できます。

画面左下での切り替え
系列名内での切り替え
  • グラフを選択→「グラフデータを追加」または「グラフ参照データ」をクリック→画面左下「(列または行)を系列としてプロット」をクリックして切り替える→「終了」または画面をクリック
  • グラフを選択→「グラフデータを追加」または「データ参照を編集」をクリック→「グラフデータを追加」の場合は任意のセルを選択→系列名の円内の矢印をクリック→「(列または行)を系列としてプロット」を選ぶ→「終了」または画面をクリック
列を系列
行を系列

グラフを作成したら、続いて編集をしましょう。右サイドバーの「グラフ」「座標軸」「系列」「配置」でカスタマイズします。

グラフの編集:「グラフ」

グラフの項目で主に使う機能をまとめました。タイトルや枠線などの表示オプションのほか、グラフのフォント、種類、カラーなどのカスタマイズが可能です。グラフによって、対応する機能が異なる場合があります。

タイトル・キャプションの表示

グラフを選択→ツールバー→「フォーマット」→「グラフ」→「タイトル」または「キャプション」にチェックを入れます。「タイトル」はグラフを右クリックで「タイトルを表示」をクリックでもOKです。

「凡例」とかぶってしまう場合は、凡例の系列名をクリックして選択→ドラッグで移動しながら配置を整える→タイトルを編集してください。「グラフオプション」内でチェックを外したり、グラフを右クリック→「凡例を非表示」で非表示にもできます。

「グラフフォント」で、グラフ全体のフォントのタイプや太さ、大きさなどを変更できます。各ラベルにも有効です。

枠線の表示

枠線を有効にする画面
枠線をカスタマイズする画面

グラフを選択→「フォーマット」→「グラフ」→「枠線」にチェックを入れます。グラフを右クリック→「枠線を表示」をクリックでも可能です。

枠線のスタイル、太さ、カラーは、「背景と枠線のスタイル」内で変更できます。

非表示にしたデータの表示

グラフを選択→「フォーマット」→「グラフ」→「非表示データ」にチェックを入れます。

表内で非表示にしたデータを、グラフ内で表示したいときにおすすめです。

データを非表示にするには、非表示にするセルを選択→メニューバー→「表」→「(〇〇の行または列)を非表示」をクリックします。

グラフのカスタマイズ

カラーとグラフを変更する画面
3Dグラフで奥行きや光を調整する画面
グラフの丸みや間隔を調整する画面

グラフを選択→「フォーマット」→「グラフ」→「グラフのカラー」では、通常のカラーのほかグラデーションやデザインなどより多くの選択が可能です。背景色は「背景と枠線のスタイル」から選択でき(3Dは不可)、「(詳細)イメージ塗りつぶし」からはFinderのファイルもアップロードできます。右サイドバーでもカラーの選択のほか、編集後の配色を「+」で保存できます。

3Dグラフでは「3Dシーン」で、グラフの奥行きでリアル感を持たせたり、カラーの明暗の設定も可能。対応グラフでは「角の丸み」でグラフに丸みをつけたり、「間隔」でグラフ間および系列名ごとのスペースを調整できます。

グラフの変更はツールバーのグラフをテキスト化した「グラフのタイプ」から選びましょう。変更後もデータは保持されるので、いろいろ試してみると良いでしょう。

グラフの編集:「座標軸」

「座標軸」では軸名の表示、データラベルの編集、値の基準ラインやグリッドの追加などができます。利用できる機能や表示はグラフによって異なり、縦棒と横棒ではX軸とY軸の入れ替えが可能です。

軸ラベル・軸線の表示

グラフを選択→「フォーマット」→「座標軸」→「値」または「カテゴリ」→「軸オプション」内で「軸名」にチェックを入れます。

系列名や軸のタイトルを選択すると、右サイドバーの「軸ラベル」または「軸タイトル」からフォントのカスタマイズが可能です。選択後にバックスペースキーを押すと削除できます。

「軸線」にチェックを入れると、グラフのベースにラインが追加されます。

データ数値範囲のカスタマイズ

グラフを選択→「フォーマット」→「座標軸」→「値」→「軸目盛り」の右にある「線形状」または「対数」を選びます。

「目盛り数」で設定した数に応じて、数値データの全範囲を均等に分割する線形状に対し、対数では10倍単位で数値を設定することができます。

グラフの数値ラベル・カテゴリラベルのカスタマイズ

数値ラベル

数値ラベルと角度を選択する画面
左斜めに表示した数値ラベル

グラフを選択→「フォーマット」→「座標軸」→「値」→「数値ラベル」内でラベルの選択をします。「数字」や「通貨」などデフォルトのラベルのほか、「カスタムフォーマットを作成」から任意のラベルの追加、通貨、少数の桁数などのカスタマイズが可能です。

少数の桁数を省略したり細かく表示したい場合は、「少数の桁数」で増減しましょう。

「ラベル角度」では、縦、横、斜め、細かな向きのカスタマイズが可能です。

円グラフやドーナツグラフでは、グラフを選択→「フォーマット」→「分割部分」または「セグメント」→「値データのフォーマット」で数値や少数の桁数を変更できます。ラベルの角度の代わりに、「ラベルオプション」内の「中心からの距離」で位置の調整が可能です。

カテゴリラベル

カテゴリラベルを編集する画面
右斜めに表示されたカテゴリラベル

グラフを選択→「フォーマット」→「座標軸」→「カテゴリ」→「カテゴリラベル」内でカテゴリラベルの表示数の選択ができます。

値のように、「ラベル角度」からラベルの表示角度の変更ができます。

ラベルを選択すると、右サイドバーの「軸ラベル」からスタイルを編集できます。

基準線・グリッドラインの表示

基準線

基準線を設定する画面
名前と値で表示した平均値ライン

グラフを選択→「フォーマット」→「座標軸」→「値」→「基準線」内で「平均値」「中央値」「最小値」「最大値」「カスタム」のいずれかを選択してください。選択した項目に応じた適切な数値の位置に横ラインが表示されます。

「名前を表示」や「値を表示」にチェックを入れておくと、後から見て基準の内容がわかりやすいです。名前は任意の値名に変更できます。

削除をするときは、選択した基準線名にポインターをあてると表示されるゴミ箱をクリックしてください。

グリッドライン

グリッドラインを設定する画面
表示された大小サイズのグリッドライン

グラフを選択→「フォーマット」→「座標軸」→「値」→「グリッドライン(大)」または「グリッドライン(小)」(3Dは単一サイズ)を設定します。

ラインのスタイルを選択するとグラフ内に横ラインが表示されます。グリッドライン(小)はグリッドライン(大)の中間に表示され、データの微妙な差が判断しやすくなります。

縦ラインは、「カテゴリ」→「グリッドライン」内でラインスタイルを選んでください。

グラフの編集:「系列」

「系列」では、系列名の順番の並び替えやグラフごとの色の変更、グラフ内のラベル表示などができます。

系列名の順番を並び替える

グラフを選択→「データ参照を編集」→順番を変更する系列名をクリック→「データ」→「順番」→順番を選びます。グラフ内から順番の変更をするグラフ(系列名)を直接選択してもOKです。

グラフ内に同じ系列名が複数ある場合は、選択した系列名の順番がすべて変更されます。

系列名を選択すると、自動的に「系列」→「データ」内に該当する表のタイトルやセルが表示されます。

グラフ内のラベル表示と配置

数値ラベル、場所、記号を設定する画面
円グラフとドーナツグラフのラベル設定画面
横棒グラフ内に表示された数値ラベル

グラフを選択→「フォーマット」→「系列」→「数値ラベル」内で数値を選択するとグラフごとに数値が表示されます。

円グラフとドーナツグラフでは、グラフを選択→「フォーマット」→「分割部分」または「セグメント」→「ラベル」内の「データポイント名」または「値」にチェックを入れてください。データ名と数値を個別に表示できます。

ラベルの表示を設定と同時に、「場所」(円グラフやドーナツグラフは、それぞれ「分割部分」または「セグメント」→「ラベルオプション」内の「中心からの距離」)からラベルの位置も調整しておきましょう。

以上の機能は同じ系列名のグラフまたはプロットされている系列名を選択することで、系列名ごとに異なる表示が可能です。

2D折れ線グラフや2Dレーダーグラフでは、「データの記号」を設定すると、データポイントに記号が添付され、数値の位置を明確にすることができます。

グラフの編集:「配置」

グラフを選択→「フォーマット」→「配置」をクリックして、レイヤー、サイズ、位置などを設定します。

グラフを選択→メニューバー→「配置」や、グラフを右クリックでも、レイヤーや整列、配置の設定ができます。

手早く自由な位置に移動するなら、グラフをドラッグしましょう。

グラフのサイズ調整は、グラフを選択→小さな丸を外側へドラッグして拡大、内側へドラッグして縮小するのもおすすめです。

グラフのデータ・グラフを削除する

グラフのデータとグラフ全体を削除します。

  1. グラフを選択
  2. 「データ参照を編集」をクリック
  3. プロットされている行または列で、削除する系列名の円にポインターをあて矢印をクリック
  4. 「系列を削除」をクリック

系列名を選択→メニューバー→「編集」→「削除」でも可能です。

グラフ自体を削除するには、グラフを選択→バックスペースキーを押します。

まとめ

Numbersの表は手軽にグラフで表示することができます。セルのデータを変更しても、グラフが同期するので作り直す必要もなし。編集機能も駆使しながら、Numbersでオリジナルのグラフを作成してください。

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