M2/M2 Pro Mac miniを待つべきか?予想からメリットのポイントを3つ絞ってみた

新型Mac miniがM2とM2 Proを搭載して2月3日に登場。リニューアルしたハイエンドモデルを待つべきか、性能、新型27インチiMac、価格の3つのポイントでまとめました。

中でも分離型のデスクトップMacの購入を検討している場合は、新型Mac miniに期待できそうなメリットをチェックしてみましょう。

バランスの取れた性能で使いこなしやすい

新型Mac miniの注目スペックはM2とM2 Proチップ。M1 Mac mini、Mac Studio、Mac Proなどの分離型デスクトップの中で、欠けていたミドルレンジのパワーを補ってくれそうです。

第2世代の5nmプロセスで製造されたM2は、8コアCPU、10コアGPU、最大24GBのユニファイドメモリで、M1より性能が18%〜40%向上。50%広い帯域幅100GB/sによる高速なデータ転送も頼もしいです。ベンチマークで13インチMacBook Proのマルチスコアを例に挙げても、M2(8736)はM1(7390)より1346スコア上昇していることがわかります。

M2 Proでは10/12コアCPU、16/19コアGPU、16GB/32GBメモリが利用でき、並行処理に優れたチップになりそうです。M1とM1 Pro間で70%パフォーマンスの高速化を果たし、M2とM2 ProではFinal Cut Proにおけるビデオレンダリングで9倍、ProResトランスコードで5.4倍の速さを実証。

もっとも今回のアップデートは、Mac Studioより控えめである性能も魅力のポイントです。

デスクトップのMacではスキップされたM1 Pro。M2やM2 Proを搭載したMac miniなら、使い余してしまうこともないバランスの取れた性能を提供してくれるでしょう。

27インチiMacが発売されても後悔しない

2022年の3月のイベント後に公式サイトから姿を消した27インチiMac。アナリストのミンチー・クオ氏による2023年発売の予想は、Appleが予定していたAppleシリコンへの移行期間である2年をすでに経過していました。

Bloombergのマーク・ガーマン氏によると、27インチiMac(iMac Pro)は、エントリーモデルの24インチとともに2023年末以降に発表される可能性があり、M2 ProとM2 Maxをスキップした3nmプロセスのM3 ProとM3 Maxを搭載するとも言われています。

もっとも27インチiMacはディスプレイとエンジンが一体化したオールインワンタイプなので、同じデスクトップでも比較対象になりにくいでしょう。Mac StudioやStudio Displayの登場で押し出されたような27インチiMacでしたが、分離型のMac miniとは別のラインで検討できそうです。

価格もアクセスしやすいデバイス

M2は84,800円〜から利用でき、デスクトップの中で唯一10万円以下で購入できます。M1モデルのMac miniは92,800円〜だったので、8,000円安くなりました。

M2 Proは184,800円〜ですが、Mac StudioのM1 Max(278,800円〜)と比べると94,000円安いです。もう一台Mac miniを購入できるMax価格のハードルは決して低くありません。

M2やM2 ProのMac miniは、性能の向上に関わらずお手頃な価格で抑えられるのが魅力。MacBookからデスクトップに切り替えるときも予算を組みやすいデバイスです。

M1 Maxとの差額で外部ディスプレイを追加するなど、価格面においてもAppleシリコンの新型Mac miniを快適に使えるでしょう。

まとめ

M2やM2 ProのMac miniなら、性能だけでなく価格もアクセスしやすいデバイスになるでしょう。27インチiMacが仮に発売されても、満足して使い続けられる新型Mac miniは待つ甲斐がありそうです。

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