
iPadではスキャンしたテキストを、メモ、メール、メッセージなどの対応アプリに直接入力することができます。Safariでは検索もでき、タイピングしづらい内容でも一瞬でアクセス可能です。
住所、URL、メールアドレスや電話番号などもスキャンすれば入力ミスもなし。今回は8つのアプリから、それぞれテキストをスキャンする方法をまとめました。
Safari
アドレスバーからテキストをスキャンし、そのまま検索ができます。


- 「Safari」を起動する
- アドレスバーをタップ
- アドレスバーを長押し、またはダブルタップする
- 「テキストをスキャン」をタップ
- iPadを動かしてテキストをハイライトし、黄色い枠で囲む
- テキストがアドレスバーや候補に表示されたら「入力」をタップ
- 検索候補、またはリターンキーをタップ
画面の右下にあるテキストのスキャンアイコンをタップすると、スキャンする部分を手動で選択できます。ハイライトでテキストを表示した状態でアイコンをタップ→選択するテキストをタップまたはスワイプ→色の部分をドラッグしながら範囲を選択→調整できたら「入力」をタップしてください。

キャンセルをするときは「X」、または画面をタップすると元の画面に戻ります。
手動選択やキャンセルの操作は、他のアプリにも共通です。
メモ
メモでは長押し、ツールバーのカメラアイコンからも、テキストスキャンが操作できます。


- 「メモ」を起動する
- ツールバー→カメラアイコンをタップ→「テキストをスキャン」をタップ、または画面をダブルタップまたは長押し→項目バーからスキャンアイコンをタップ
- iPadを動かしてスキャンをするテキストをハイライトし、黄色い枠で囲む
- テキストが画面に表示されたら「入力」をタップ
ツールバーにカメラアイコンが非表示の場合は、画面右上「…」→「ツールバーをカスタマイズ」→カメラアイコンをツールバーの任意の位置へドラッグ→「完了」をタップします。
メール

- 「メール」を起動する
- ツールバー→新規作成アイコンをタップ
- メール入力欄をタップ→キーボードの上部左にあるカメラアイコンをタップ→「テキストをスキャン」をタップ、またはメール入力欄をダブルタップまたは長押し→項目バーからスキャンアイコンをタップ
- iPadを動かしてスキャンするテキストをハイライトし、黄色い枠で囲む
- 「入力」をタップ
「宛先」「Cc」「Bcc」ではメールアドレスをスキャンできます。必要に応じて項目を長押しまたはダブルタップ→「メールアドレスをスキャン」→メールアドレスをスキャンします。
「件名」でテキストをスキャンする場合は、「件名」を長押しまたはダブルタップ→「テキストをスキャン」→テキストをスキャンしてください。
リマインダー
メモやサブタスクのほか、URLのスキャンも可能です。

- 「リマインダー」を起動する
- 任意の項目で「新規」をタップ
- リマインダーのタイトル箇所をダブルタップ→「テキストをスキャン」をタップ
- iPadを動かしながらテキストをハイライトし、黄色い枠で囲む
- テキストが項目欄に表示されたら「入力」をタップ
- 「メモを追加」を2回タップ→テキストのスキャンアイコンをタップ
- 4と5を実行
- 「完了」をタップ
ツールバーのカメラアイコンからもテキストのスキャンが可能です。項目を選択→ツールバーにあるカメラアイコン→「テキストをスキャン」をタップしてください。カメラアイコンが非表示の場合は、ツールバー「…」→「ツールバーをカスタマイズ」→カメラをツールバーの任意の位置へドラッグ→「完了」をタップします。
リマインダーの詳細にスキャンするには、右にある詳細「i」をタップし、必要に応じて各項目の方法からテキストをスキャンしてください。最終的に編集が終わったら「完了」をタップします。
- タイトル…項目欄を長押し→テキストのスキャンアイコンをタップ→テキストをスキャンする
- メモ …項目欄を長押しまたはダブルタップ→テキストのスキャンアイコンをタップ→テキストをスキャンする
- URL…項目欄を長押しまたはダブルタップ→「URLをスキャン」→URLをスキャンする
- サブタスク …「サブタスク」→「追加」→項目欄を長押しまたはダブルタップ→テキストのスキャンアイコンをタップ→テキストをスキャンする
「i」が表示されない場合は、リマインダーのタイトルをタップしてください。
詳細では、カメラアイコンでスキャンは不可です。
カレンダー
住所やメールアドレス、URLのスキャンもできます。


- 「カレンダー」を起動する
- テキストをスキャンする日を長押し
- 「新規イベント」→「タイトル」をタップ
- 「テキストをスキャン」をタップ
- iPadを動かしながらスキャンするテキストをハイライトし、黄色い枠で囲む
- テキストが項目欄に表示されたら「入力」をタップ
- 必要に応じて他の項目にも入力が終了したら「追加」をタップ
住所をスキャンする場合は、「場所またはビデオ通話を入力」→検索バーを長押し→「住所をスキャン」→住所をスキャンします。
「予定出席者」では、メールアドレスをスキャンできます。「予定出席者」→「宛先」の項目欄を長押し→「メールアドレスをスキャン」→メールアドレスをスキャン→「完了」をタップしてください。
URLのスキャンは、「URL」を長押し→「URLをスキャン」→URLをスキャンします。
連絡先
電話番号、メールアドレス、 URL、住所のスキャンのほか、関係、SNSプロフィール、インスタントメッセージなどさまざまな項目に対応します。

- 「連絡先」を起動する
- サイドバーの上部右にある「+」をタップ
- 必要に応じて「姓」「名」「会社」「会社名」を長押し、または項目をタップ→ダブルタップ
- 「テキストをスキャン」をタップ
- iPadを動かしながらテキストをハイライトし、黄色い枠で囲む
- テキストが項目欄に表示されたら「入力」をタップ
以下、テキストのスキャンを利用できる項目です。操作はすべて同じです。
- 電話…「電話を追加」→「携帯電話」→必要に応じてラベルを変更→「電話」を長押しまたはダブルタップ→「電話番号をスキャン」→電話番号をスキャンする
- メール…「メールを追加」→「自宅」→必要に応じてラベルを変更→「メール」を長押しまたはダブルタップ→「メールアドレスをスキャン」→メールアドレスをスキャンする
- URL…「URLを追加」→「ホームページ」→必要に応じてラベルを変更→「URL」を長押しまたはダブルタップ→「URLをスキャン」→URLをスキャンする
- 住所…「住所を追加」→「自宅」→必要に応じてラベルを変更→「番地」など必要に応じて項目を長押しまたはダブルタップ→「テキストをスキャン」→テキストをスキャンする
- 関係と名前…「関係と名前を追加」→「母」→必要に応じてラベルを変更→「関係と名前」を長押しまたはダブルタップ→「テキストをスキャン」→テキストをスキャンする
- SNSのプロフィール…「ソーシャルプロフィールを追加」→「Twitter」→必要に応じて項目を変更→「SNSプロフィール」を長押しまたはダブルタップ→「テキストをスキャン」→テキストをスキャンする
- メッセージ…「インスタントメッセージを追加」→「Skype」→必要に応じて項目を変更→「インスタントメッセージ」を長押しまたはダブルタップ→「テキストをスキャン」→テキストをスキャンする
- メモ…「メモ」→長押しまたはダブルタップ→「テキストをスキャン」→テキストをスキャンする
スキャンが終了したら、「完了」をタップします。
メッセージ
宛先やメッセージにスキャンできます。

- 「メッセージ」を起動する
- サイドバー上部右にある新規作成アイコンをタップ
- 「宛先」を長押しまたはダブルタップする
- 「メールアドレスをスキャン」をタップ
- iPadを動かしながらメールアドレスをハイライトし、黄色い枠で囲む
- 「宛先」欄にメールアドレスが表示されたら「入力」をタップ
- メッセージ欄をタップ
- 長押しまたはダブルタップする
- 「テキストをスキャン」をタップ
- iPadを動かしながらテキストをハイライトし、黄色い枠で囲む
- メッセージにテキストが表示されたら「入力」をタップ
長いメッセージでも手軽に入力できます。
FaceTime
宛先やメモにテキストのスキャンができます。

- 「FaceTime」を起動する
- 「新規FaceTime」をタップ
- 「宛先」の項目欄を長押しまたはダブルタップする
- 「メールアドレスをスキャン」をタップ
- iPadを動かしながらメールアドレスをハイライトし、黄色い枠で囲む
- 「宛先」にメールアドレスが表示されたら「入力」をタップ
サイドバーの相手先右にある詳細アイコン「i」では、メモにテキストをスキャンできます。「メモ」を長押しまたはダブルタップ→テキストのスキャンアイコンをタップ→テキストをスキャンしてください。
まとめ
iPadのテキストスキャン機能を使えば、多量の内容や複雑なテキストでも簡単に入力できます。Apple Pencilやキーボード以外にできるもう一つの入力法として活用しましょう。
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