
iPadでは外国語のテキストをスキャンして、Safariで検索したりリマインダーなどのアプリに直接入力することができます。
長いテキストや日付などもキーボードをタップせずに、一瞬でiPadに保存できる便利な機能。使い方は簡単なので、小技として使ってみてください!
スキャンできるアプリ
テキストをスキャンして入力できるアプリは以下のものがあります。
- Safari
- メモ
- メール
- リマインダー
- カレンダー
- 連絡先
- メッセージ
- FaceTime
Safariをはじめ、スケジュール系やコミュニケーション系のアプリに有効です。
スキャンできる内容

スキャンできるテキストは、主にアルファベット、数字、中国語です。現時点でひらがなやカタカナは認識できませんが、将来的に可能になることを期待しましょう。
URLや電話番号、日付なども含め、Webページやアイテムなどに書かれているブロック体のほか手書きも読み取れます。
記号では「+」「/」「-」「.」「,」「!」括弧などを認識できます。
スキャンは縦横どちらの向きでも可能ですが、テキストを数行にわたって入力する場合は、縦向きにすると画面がキーボードで圧迫されにくく認識したテキストを確認しやすいです。
テキストをスキャンする:Safari編
Safariではスキャンしたテキストを、検索ウインドウに表示させることができます。候補内からタップするだけでスピーディーな検索が可能です。


- Safariを起動する
- 画面右上「+」をタップして新規タブ(スタートページ)を開く
- アドレスバーをダブルタップ
- テキストスキャンのアイコンをタップ
- iPadを動かしてテキストをハイライトで囲む
- テキストがアドレスバーに入力されたら「入力」をタップ
- 検索候補または、エンターキーをタップ
カメラがiPadと同じ向きにならないときは、デバイスを少し揺らしながらカメラの方向を変えましょう。テキストをハイライトで囲むには、iPadを近づけたり遠ざかったりしながら調整すると良いです。
キャンセルをするときは「X」、または画面をタップすると元の画面に戻ります。
テキストをスキャンする:その他のアプリ編
メモをはじめとするテキストスキャンができるアプリです。
メモ
メモでは長押し、ダブルタップのほか、ツールバーのカメラアイコンからも、テキストスキャンが操作できます。


- メモを起動する
- 画面を長押し、またはダブルタップ、またはカメラアイコンをタップ
- テキストスキャンのアイコンをタップ
- iPadを動かして表示したいテキストをハイライトで囲む
- テキストが画面に表示されたら「入力」をタップ
多くの情報をメモに入力したいときも、スキャンで一瞬で完了できます。
リマインダー
オンスクリーンキーボード上のカメラアイコンも使いながら、詳細内でもテキストをスキャンできます。



- リマインダーを起動する
- 「今日」などのカテゴリーを選ぶ
- 「新規」をタップ
- 入力欄を長押し、またはダブルタップする
- テキストスキャンのアイコンをタップする
- iPadを動かしながらテキストをハイライトで囲む
- テキストが画面に表示されたら「入力」をタップ
- 必要に応じて詳細「i」をタップ
- 「メモ」や「URL」などに4〜7の方法でテキストをスキャンする
詳細アイコン「i」が表示されない場合は、リマインドの内容をタップします。詳細内ではオンスクリーンキーボード上にあるカメラアイコンは表示されません。
カレンダー
テキストのほか、項目ごとに住所やメールアドレス、URLなどのスキャンができます。

- カレンダーを起動する
- 入力する箇所を長押し、またはダブルタップする
- テキストスキャンのアイコンをタップ
- iPadを動かしながらテキストをハイライトで囲む
- テキストが該当箇所に表示されたら「入力」をタップ
- 「追加」をタップ
テキストが認識されると「入力」が色づくので、横向きで表示が確認できない場合はここで確認しましょう。
連絡先
電話番号、メールアドレス、 URL、住所の項目ごとのスキャンのほか、関係、SNSプロフィール、インスタントメッセージも可能です。

- 連絡先を起動する
- 入力する項目を長押し、またはダブルタップする
- テキストスキャンのアイコンをタップ
- iPadを動かしながらテキストをハイライトで囲む
- テキストが表示されたら「入力」をタップ
アプリの中でも、テキストをスキャンできる項目が多いです。
メッセージ
宛先やメッセージなどをスキャンできます。

- メッセージを起動する
- 宛先やメッセージ欄を長押し、またはダブルタップする
- テキストスキャンのアイコンをタップ
- iPadを動かしながらテキストをハイライトで囲む
- テキストが認識されたら「入力」をタップ
長いメールアドレスも正確に入力できます。
FaceTime
連絡先の相手のプロフィール内にある「メモ」内でスキャンができます。

- メッセージを起動する
- 相手の詳細アイコン「i」をタップ
- 「メモ」を長押し、またはダブルタップする
- テキストスキャンのアイコンをタップ
- iPadを動かしながらテキストをハイライトで囲む
- テキストが表示されたら「入力」をタップ
- 必要に応じて「メッセージを送信」をタップ
- メッセージ欄を長押し、またはダブルタップする
- 4〜6を行う
「メッセージを送信」をタップすると「メッセージ」アプリが起動し、メッセージ欄へスキャンが可能です。
スキャンするテキストの範囲を変更する
スキャン中に必要のないテキストが数行にわたって表示されるときは、手動でテキストを選択して調整しましょう。

- 各アプリの画面や箇所を長押し、またはダブルタップする
- テキストスキャンのアイコンをタップ
- テキストをハイライトで囲む
- 画面右下のテキストスキャンのアイコンをタップ
- スキャンしたいテキストをタップして変更する
- 表示されたテキストを確認する
- 「入力」をタップ
複数のテキストを一緒に選択するときは、色で囲まれたテキストの丸ピンを表示したいテキストへドラッグしながら範囲を調整します。整列したテキストの方が選択しやすいです。
逆方向に辿ると選択が解除され、一からやり直したいときはハイライトされたウインドウ内をタップします。
スキャンができないときの対処法
スキャンのアイコンをタップしてもスキャンの画面が表示されないときは、10分ほど待ってから再び試してみましょう。
スムーズなスキャンのためにも、長時間スキャンをするときは休みながら行うとベターです。
まとめ
iPadのテキストスキャン機能を使えば、多量の内容でも簡単に入力できます。Apple Pencilやキーボード以外にできるもう一つの入力法として活用しましょう。
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