
iPadOS 15で採用されたクイックメモでは、SafariのWebページで選択したテキストにリンクを付けて追加することができます。
保存したクイックメモ内のテキストリンクから、一致するテキストへジャンプ照合が可能。削除やプレビュー表示、Webページ全体をリンクする方法もチェックしましょう。
iPadのクイックメモを開いてWebページのテキストを追加してみよう
iPadのクイックメモに、Webページのテキストを追加しましょう。5つのステップでまとめました。
1. SafariからWebページを開く

iPadの向きは、縦横どちらでもOKです。作業によって使いやすい方向を選びましょう。
2. クイックメモを起動する

iPadのクイックメモは、デフォルトで右下隅からスワイプすることで表示ができるようになっています。
もし機能しないときや設定を変更したいときは、「設定」→「Apple Pencil」→「ペンシルジェスチャ」→「左下隅スワイプ」または「右下隅スワイプ」→「クイックメモ」をオンにします。左右ともオンにすることも可能です。指で起動する場合は「設定」→「メモ」→「隅のジェスチャ」→「指で隅からスワイプを許可」をオン→「左下隅スワイプ」「右下隅スワイプ」→「クイックメモ」にチェックを入れましょう。Apple Pencilと指の起動は、同じ隅に設定してもそれぞれ機能します。
コントロールセンターの「クイックメモ」からのアクセスも可能です。「設定」→「コントロールセンター」→「App使用中のアクセス」をオン→「クイックメモ」を追加します。
クイックメモでテキストが隠れてしまうときのワンポイント
iPadを横置きにして作業するとき、テキストがクイックメモに隠れしまうときは、アドレスバー内にある「あぁ」をタップしてし、適切な文字の大きさと双方の位置を調整してください。
文字を縮小/拡大した場合やSplit Viewのときは、Apple Pencilで範囲選択をすると画面がぐらつくので手動がおすすめです。
3. Webページのテキストを選択する

テキストを選択したら、「クイックメモに追加」(初めてリンクするWebページでは「新規クイックメモ」)をタップします。
すると下の画像のように追加されたテキストがハイライトになり、同時にクイックメモが自動に立ち上がります。Webページをタップして選択を解除すると、ハイライトがわかりやすいです。

上記の方法以外にも、テキストを選択→ツールバー→共有→「クイックメモに追加」をタップしてもOKです。
次回はテキストリンクをタップすればクイックメモから直接該当するWebページへアクセスできます。
4. 他のテキストも追加してみる
ステップ3を繰り返して、他のテキストも追加してみましょう。

テキストを2つ追加してみました。
このように後で読み返したい大切な文章や段落、項目など、クイックメモにひとまとめに保存できます。
順番を変えたいときは、リンクを長押しして上下移動しましょう。
初めてリンクするWebページ以外で新規画面でクイックメモを作成するときは、画面右上の新規書類アイコンをタップしてください。
5. 「完了」を押す
クイックメモへの追加が終了したら、ウインドウ左上にある「完了」をタップします。
クイックメモを一時的に非表示にするときは、上部を押しながら画面左右いずれかへスワイプしましょう。再び表示するときは、非表示にした側の画面端にある矢印のつまみをタップします。
iPadのクイックメモに挿入したテキストを確認する
要点をまとめるだけでなく、iPadのクイックメモに保存したテキスト内容の確認や読み返しをしたいときなどにも役立ちます。
クイックメモを開く
どの画面、Webページからでも良いのでクイックメモを設定した画面下隅からスワイプ、またはコントロールセンターから表示しましょう。
リンクしたテキストが表示されない場合は、画面をスワイプしながら探します。
1つのテキストリンクをタップしてみると、テキストがあるWebページへジャンプし該当箇所がハイライトで表示されます。

これは動画サイトからクイックメモを開いて、赤枠のテキストリンクをタップした後の画像です。該当するテキストとしっかり一致しています。
この場合も追加したときのようにハイライトで照合され、どの部分を抜粋したのか、前後の内容を知りたいときもすぐに探せるのが便利です。
もう一度テキストリンクをタップすると、さらにハイライトが濃い色で浮き上がりながら表示されます。
他のテキストリンクもタップして、適切な箇所にジャンプするかチェックしましょう。
テキストのハイライトを削除する
一度テキストリンクされたSafariのWebページの箇所は、常にハイライトで表示されます。必要がなく消去したいときは、クイックメモから削除します。

消去したいテキストのテキストリンクを長押しします。「コピー」「共有」「削除」のポップアップメニューが表示されるので、「削除」をタップします。
リンクのあるクイックメモやすべてのリンクを削除する場合は、画面上部にある「…」→「削除」をタップしましょう。
iPadのクイックメモのプレビューについて

クイックメモを「完了」して終了した後に、テキストリンクされたページを訪問すると、iPadの画面右下にクイックメモがプレビューで表示されます。
多くのテキストを保存したときや、しばらく訪問しなかったときなど、一度テキストリンクを付けたことを思い出させてくれるのがメリット。
プレビューをタップするとクイックメモにアクセスでき、古いクイックメモのウインドウからチェックが可能です。複数のウインドウや新しいテキストリンクは、必要に応じてスワイプしてサイト名を探す必要があります。
iPadのクイックメモにWebページのリンクを追加する
Webページ全体をリンクすることもできます。閲覧したい内容が多いときにおすすめです。リンクできるアプリは、SafariをはじめChrome、メール、ブックなどがあります。

- リンクしたいWebページを開く
- クイックメモを起動する
- クイックメモの上部にある「リンクを追加+」、または画面右上部「…」→「リンクを追加」をタップ
- 追加したリンクをタップしてアクセス
Safariの場合は、ツールバー→「共有」→「クイックメモに追加」をタップしても追加できます。
メールやブックをリンクするときは、内容を表示してから追加しましょう。
「リンクを追加+」や「リンクを追加」が表示されないときは、以下の設定をします。

- 「設定」→「メモ」をタップ
- 「クイックメモ作成時にAppリンクの候補を表示」をオン
- 必要に応じて「Appリンク付きのメモを候補に表示」→「クイックメモのみ」を選択する
「クイックメモのみ」を有効にすると、起動中のWebページに関連する内容をリンクしたクイックメモがプレビューで表示される場合があります。
リンクの移動や削除は、テキストをクイックメモに追加するときと同じです。
まとめ
iPadのクイックメモの中でも、SafariのWebページのテキストをリンクして抜粋するのはとても便利な機能です。リンクのハイライトジャンプ機能で手軽にチェックできるのもメリット。Webページもリンクしながら、仕事や勉強に役立ててください!
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