【Mac】クイックルックでFinderのファイル内容を拡大表示する方法

MacのデスクトップやFinderのウインドウのファイルをチェックしたいときは、クイックルックを使いましょう。キーボードのスペースキーを押すだけで内容をすばやく拡大表示できます。

クイックルックからプレビューで編集する方法や、それぞれ異なる点もまとめました。

クイックルックとは?

クイックルック(Quick Look)とは、その名の通り”素早く見る”という意味です。閲覧したいファイルを探すとき、一つずつクリックするのは時間がかかってしまいます。クイックルックを使えば、画像やドキュメント、Webアーカイブなどが大きいサイズで表示できます。

メールへの添付や共有、ファイルのアップロードをするときも一目で選べるのが特徴。ファイルのアイコンを大きいサイズで保存する必要もなくなり、デスクトップのスペースが広くなるのもメリットです。

プレビューへの切り替えも直接でき、ファイルをマークアップするときにも役立ちます。

クイックルックでファイルを開く

クイックルックでMacのデスクトップやFinderのウインドウ内にあるファイルを開いてみましょう。フォルダ内のファイルを表示する方法もまとめました。

1つのファイルを表示

  1. ファイルを1つ選択する
  2. スペースキーを押す

一度拡大すると、「↓」「↑」「←」「→」キーで、デスクトップにあるすべてのファイルを大きく表示できます。

クイックルックのウインドウは上下左右にポインターをドラッグしながら、サイズ調整が可能です。

複数のファイルを表示

  1. 複数のファイルを選択する
  2. スペースキーを押す
  3. ツールバー「<」「>」、またはキーボードの「←」「→」で選択したファイルを個々に表示する

「↓」や「↑」キーを使うと選んだ範囲が解除され、元の位置でファイルが拡大表示されます。

複数のファイルを一連で選択するときは、ポインターでファイルを囲むようにカーソルをドラッグして範囲指定します。

ファイルを個別に選択するときは、コマンドキーまたはシフトキーを押しながらファイルごとにクリックしましょう。

Finderのウインドウから表示する

Finderのウインドウからファイルを選択する場合は以下の方法で行います。操作はファイルと同じ要領です。

  1. メニューバー「ファイル」→「新規Finderウインドウ」をクリック
  2. 必要に応じてサイドバーからクイックルックで閲覧するフォルダを選択
  3. ファイルを選択
  4. スペースキーを押して表示する

新規で開くウインドウは以下の方法で変更ができます。

  1. メニューバー「Finder」→「環境設定」をクリック
  2. 「一般」をクリック
  3. 「新規Finderウインドウで次を表示」から選択する

フォルダ内のファイルを表示する

フォルダをクイックルックで開くと、フォルダのみ表示されます。名称や詳細がチェックできますが、ファイルへのアクセスはダブルクリックが必要です。デスクトップもFinderのウインドウも操作は同じ方法で行います。

  1. フォルダを選択する
  2. スペースキーを押す
  3. ダブルクリックする
  4. 表示されたFinderのウインドウ内にあるファイルやフォルダを選択
  5. スペースキーを押して(フォルダはダブルクリックで)表示する

外部ハードドライブ内のフォルダも同じ操作で行いましょう。

クイックルックを終了する

クイックルックを閉じるときは、スペースキーを押します。またはウインドウ左上にある「X」をクリックしましょう。

ファイルをプレビューで編集する方法

クイックルックで開いたファイルをプレビューで表示する方法を、Pages、Numbers、Webアーカイブ、画像ファイルで説明します。

Pagesの場合

「”Pages”で開く」をクリックすると、Pagesが開きます。文章を加筆したり修正ができます。

Numbersの場合

「”Numbers”で開く」をクリックすると、Numbersが開くので、表を追加・削除、項目変更などを行いましょう。

Webページをアーカイブした場合

こちらの画像はWebアーカイブで保存したSafariの検索ページをマークアップツールで編集したもので、実際にはウェブページが表示されています。

「”Safari”で開く」をクリックすると、そのページがSafariで表示されます。

画像の場合

画像をマークアップツールで編集したいときは、画面右上にある「”プレビュー”で開く」をクリックします。プレビュー画面に切り替わり、マークアップツールで文字やデザインを加えられます。

クイックルックとプレビューの違い

クイックルックはプレビューと似ていますが、操作に若干違いがあります。それぞれの特徴をまとめました。

クイックルックの特徴

スペースキーでファイルを開閉できる

ファイルを選択した後は、スペースキーを押すだけで開閉できます。クリックして開く手間が省け、手早い内容の確認が可能です。

選択以外のファイル類も表示できる

クイックルックで表示したあと「↓」「↑」「→」「←」キーで移動すると、Macの画面上のファイルやフォルダが一つずつ表示されます。

再度選択する必要がないので、シームレスな作業が可能です。

すべてのデスクトップに表示される

クイックルックで開いたファイルは、Macのすべてのデスクトップに(Split View除く)に同じ内容が表示されます。そのためデスクトップを移動してもウインドウがついてきます。

最初に表示したデスクトップに戻る必要がなく、どの画面からでもプレビューへのアクセスや終了が可能です。

プレビューの特徴

検索ができる

プレビューでは表示中のプレビューのタイトル検索が、ツールバーからできます。サイドバーにラインナップされた画像から簡単に探すのも可能です。

サイドバーを見ながら作業ができる

複数のプレビューを作業するときは、サイドバーに一覧で表示することができます。マークアップツールで編集するときは、ミラーリングしながら進行をチェックできます。

サイドバーの表示はメニューバー内の「プレビュー」→「環境設定」→「イメージ」→「すべてのファイルを1つのウインドウで開く」または「ファイルのグループを同じウインドウで開く」にチェックを入れましょう。

拡大・縮小ができる

マークアップツールにある虫眼鏡アイコンで画像の拡大や縮小ができます。細かな部分もチェックしやすく、マークアップツールも使いやすいです。

まとめ

Macのクイックルックは簡単に操作できるので、ファイルを大きいサイズで確認したいときはぜひ使ってみてください。プレビューの編集の前にも利用しながら、クイックルックを大いに役立てましょう。

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