
iPadOS 17では、「設定」に「マルチタスクとジェスチャ」が新しく追加されました。Split ViewやSlide Over、ステージマネージャのマルチタスキング機能をひとまとめにし、同じ画面から設定できるようになります。
iPadでマルチタスキング機能が発展する中、複数のアプリで作業するときの便宜を図ってグループ化されました。
目次
「Split ViewとSlide Over」を設定する
「Split ViewとSlide Over」は、デフォルトでオンになっています。これまで常に表示されていたウィンドウ画面上部にある「…」を、設定でオフにできます。
Split ViewとSlide Overをオンにする

- 「設定」をタップ
- 「マルチタスクとジェスチャ」をタップ
- 「Split ViewとSlide Over」をタップしてオンにする
オンにすると、これまでのようにアプリの画面上部中央に「…」が表示され、タップでSplit ViewまたはSlide Overにアクセスできます。
「Split ViewとSlide Over」と「ステージマネージャ」は併用できません。ステージマネージャを有効中にSplit ViewとSlide Overをオンにすると、ステージマネージャは解除されます。逆の場合も同様です。
Split ViewとSlide Overをオフにする

- 「設定」をタップ
- 「マルチタスクとジェスチャ」をタップ
- 「オフ」をタップして「Split ViewとSlide Over」をオフにする
アプリの画面上部中央にある「…」が非表示になり、ウィンドウはすべてフルスクリーンで表示されます。Split ViewとSlide Overへのアクセス、または画面下のタブの一覧表示は不可になります。
既存のSplit ViewまたはSlide Overも解除され、それぞれのウィンドウはフルスクリーンで表示されます。
「ステージマネージャ」を設定する
これまで「ホーム画面とマルチタスク」から2ステップで設定していたステージマネージャは、「マルチタスクとジェスチャ」からワンステップでオン/オフできます。
ステージマネージャをオンにする

- 「設定」をタップ
- 「マルチタスクとジェスチャ」をタップ
- 「ステージマネージャ」をタップしてオンにする
- 「最近使ったアプリ」と「Dock」の表示をオン/オフにする
ステージマネージャをオンにすると、左側のアプリとDockの表示を設定するメニューが下に表示されます。
アプリやDockの表示をオンにしても表示されない場合は、ウィンドウのサイズが大きくアプリやDockを圧迫している可能性があります。アプリの場合はウィンドウを右へ移動、Dockではウィンドウを上へドラッグするか左右いずれかの角を内側へドラッグして縮小してみてください。
Dockを非表示にした場合でも、画面下を上へスワイプすると表示できます。
iPadOS 17ではステージマネージャ自体も更新され、ウィンドウのサイズや配置をより柔軟に調整できるようになりました。
ステージマネージャをオフにする
- 「設定」をタップ
- 「マルチタスクとジェスチャ」をタップ
- 「オフ」をタップしてオンにする
グループ化されたウィンドウは個々にフルスクリーンで表示されます。再びステージマネージャを有効にすると、元のウィンドウグループに戻ります。
「Split ViewとSlide Over」へ切り替えた場合は、グループ化した最初の2つのウィンドウがSplit Viewで表示されます。
ステージマネージャは、引き続きコントロールセンターのステージマネージャアイコンからも設定できます。
まとめ
iPadOS 17でアップデートした「マルチタスクとジェスチャ」により、Split View、Slide Over、ステージマネージャを効率よく設定できるようになりました。ステージマネージャは利便性が高くなり、今後もiPadのマルチタスキング機能で快適な作業ができそうです。
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