MacのiMovieで作成した動画に、ピクチャインピクチャを表示する方法をご紹介します。トランジションやキーフレームなどの設定で、ダイナミックなエフェクトをつけるのもおすすめです。
複数のピクチャインピクチャを順番に表示する方法もまとめました。
目次
ピクチャインピクチャを表示する
- MacでiMovieを起動する
- 新規プロジェクトのタイムラインにメインの動画や画像のコンテンツをドラッグ&ドロップする(デスクトップからも可)
- ピクチャインピクチャで表示するもう1つの動画や画像をメインコンテンツの上にドラッグ&ドロップする
- ピクチャインピクチャのコンテンツを任意の長さにトリムし、メインコンテンツで表示したい位置へドラッグする
- ピクチャインピクチャのコンテンツを選択する
- 画面右上のプレビュー画面上部のツールから「ビデオオーバーレイを設定」アイコンをクリック
- 左下の「カットアウェイ」をクリック
- 「ピクチャインピクチャ」を選択する
- プレビュー画面右上にあるチェックマーク(完了)をクリック
ピクチャインピクチャが表示されない場合は、タイムラインの2つのコンテンツが重なっているエリアに白い縦線を合わせます。
デフォルトでは画像の位置に表示されるので、ドラッグして任意の配置に移動してください。
ピクチャインピクチャを編集する
ピクチャインピクチャはさまざまな機能で編集可能です。編集時はタイムライン内でピクチャインピクチャのコンテンツを選択→「ビデオオーバーレイを設定」アイコンをクリック→「カットアウェイ」→「ピクチャインピクチャ」をクリックしてください。
ピクチャインピクチャのサイズを変更する
4つの角にある丸を外側へドラッグして拡大、内側へドラッグして縮小します。
完了したら、プレビュー画面右上のチェックマークをクリックします。
トランジション(切り替え)をカスタマイズする
ピクチャインピクチャを表示/非表示にするときや、次のコンテンツへ切り替わるときのトランジションのスタイルは3つあります。それぞれ継続時間も設定できます。
- (「ディゾルブ」以外のトランジションを選択する場合)プレビュー画面のツール下にある「ディゾルブ」をクリック
- 「ディゾルブ」「ズーム」「入れ替える」から選択する
- トランジションの長さを右の時間設定をクリックして入力する
- プレビュー画面右上のチェックマークをクリックする
トランジションの時間は、同じ長さで開始と終了に設定されます。
トランジションは以下のような特徴があります。
- ディゾルブ…透明から徐々に不透明に変化しながら表示、不透明から徐々に透明化しながら非表示
- ズーム…任意で設定した最大サイズヘ徐々に拡大しながら表示、最大サイズから徐々に縮小しながら非表示
- 入れ替える…メインのコンテンツが徐々に縮小されてピクチャインピクチャになり、徐々に拡大して通常の表示に戻る
トランジションの時間調整は、タイムラインのピクチャインピクチャコンテンツ内でも可能です。
コンテンツを選択→上部のフレームにある小さな丸のインジケーターを左右へドラッグします。インジケーターとプレビュー画面で設定した時間は連動します。
開始と終了の箇所で陰になっている部分(点線枠)で、トランジションが行われます。ポインタを置くと継続時間が表示され、陰の長さと比例します。
フレーム/シャドウをつける
ピクチャインピクチャにはフレームをつけられます。カラーやシャドウもカスタマイズ可能です。
- プレビュー画面のツール下にある「境界線」→「ー」(細)または「ー」(太)を選択
- (黒以外の色に変更する場合)右の黒い四角をクリック
- カラーのウインドウ上部からカラーホイールなどからフレームのカラーを選択する
- 必要に応じて「シャドウ」をオンにする
- プレビュー画面右上にあるチェックマークをクリックする
フレームは細太の2種類から選択できます。
カラーホイールが黒い場合は、下のスライダーを左へドラッグすると色彩が表示されます。
シャドウは背景色が明るいと区別しやすいです。
キーフレームを設定して自動的に動かす
ピクチャインピクチャを表示する位置をポイント(キーフレーム)ごとに設定することで、再生中にピクチャインピクチャを自動的に動かすことができます。トランジションをディゾルブで設定したピクチャインピクチャに有効です。
- プレビュー画面のピクチャインピクチャを表示する場所にドラッグする
- 白い縦線をポインタ移動し、ピクチャインピクチャを表示するメインコンテンツのクリップに合わせてクリックして固定する
- ピクチャインピクチャを選択→キーフレームを追加する真ん中のアイコンをクリックして場所を設定する
- 1〜3を必要な分だけ繰り返す
- プレビュー画面右上のチェックマークをクリックする
再生中はキーフレームのポイントから次のポイントまで、ピクチャインピクチャが辿った(ドラッグした)動きを表示しながら移動します↓
キーフレームを追加するアイコンの左右にあるアイコンが濃く表示されているときは、前後にキーフレームが設定されています。クリックすると各場所へピクチャインピクチャが移動します。
有効中の場所ではキーフレームを追加するアイコン「+」が「X」に切り替わります。「X」をクリックすると、その場所の表示設定が解除されます。
複数のピクチャインピクチャを表示する
動画に複数のピクチャインピクチャを順に表示することもできます。
- メインコンテンツの上にピクチャインピクチャとして使うコンテンツを、少なくとも2つドラッグ&ドロップする
- ピクチャインピクチャとして使うコンテンツをトリムして調整し、メインのコンテンツで表示する配置へドラッグする
- ピクチャインピクチャに使うコンテンツを選択→プレビュー画面上部ツールで「ビデオオーバーレイ設定」アイコンをクリック
- 「カットアウェイ」→「ピクチャインピクチャ」を選択
- ピクチャインピクチャのサイズや配置を調整する
- 3〜5を繰り返して他のコンテンツも設定する
- プレビュー画面の右上にあるチェックマークをクリック
タイムラインで配列した順で、設定した場所に表示されます。
トランジションやフレーム、キーフレームなど、必要に応じてカスタマイズしてください。
まとめ
ピクチャインピクチャはクリップごとにビジュアルで説明を加えたいときに最適です。説明がよりクリアになりプロフェッショナルな動画に仕上がります。編集機能も駆使しながら、MacのiMovieでおしゃれなピクチャインピクチャを設定してください。
コメントを投稿するにはログインしてください。