
直感的に操作できるMacのNumbersは表計算に最適なアプリ。電卓で多量の数値を打つよりも、何倍も早く処理できます。
自動挿入やセルの選択や関数による数式、行や列の固定など、Numbersで主に使う表計算のやり方をまとめました。
自動的に結果を挿入する
選択したセルに、自動的に結果を挿入する計算法です。

- MacでNumbersを起動する
- 結果を挿入するセルを選択
- ツールバー→「+(挿入)」をクリック、またはメニューバー→「挿入」→「数式」をクリック
- 結果を得る関数を選択
連続した行や列で同じ関数を使う場合は、結果を挿入するセルを複数選択すると一度に計算できます。
結果を削除する場合は、セルを選択→バックスペースキーを押します。
結果を挿入したセルをダブルクリックすると、実行した関数とセルを数式で確認できます。非表示するにはチェックマークをクリックしてください。
セルを選択して計算する
選択したセルを算出し、結果をドラッグでセルに挿入します。

- MacでNumbersを起動する
- (一連した列・行のセルを計算する場合)計算する最初のセルをクリック→シフトキーを押したまま計算する最後のセルをクリックして範囲指定する、または任意のセルをクリック→セルの左上角や右下角の丸をドラッグして範囲指定する
- (個別にセルを選択して計算する場合)コマンドキー+クリックでセルを選択
- ウインドウ右下の関数アイコンをクリック
- 結果を得たい関数を選択
- ウインドウ下部に表示された関数リストから得たい結果を任意のセルへドラッグする
すでに有効になっている関数にはチェックが入り、ウインドウ下部にリストで表示されます。
関数を無効(非表示)にするには、関数アイコン→無効にする関数をクリック、またはリスト内の関数を画面の外へドラッグすると消すことができます。
数式を使って計算する
セルを選択して手動で演算子や数値を追加したり、関数を選択して計算します。
セルを選択して計算

- MacでNumbersを起動する
- 結果を挿入するセルを選択
- ツールバー→「+(挿入)」をクリック、またはメニューバー→「挿入」→「数式」→「新規数式」をクリック、または「=」キーを押す
- 計算するセルを選択する
- 数式バー内で必要に応じて演算子や数値を追加する
- リターンキーまたはチェックマークをクリック
デフォルトではセルを追加するたびに、自動的に数値が合計されます。必要に応じてバックスペースキーで「+」を削除し、「-」「/」(除算)「*」(乗算)などで変更してください。変更を加えた数式をキャンセルする場合は、数式内の「X」をクリックします。セルをダブルクリックすると数式が表示され編集が可能です。
セルの範囲を変更する場合は、セルの左上角と右下角の丸をドラッグしたり個別にクリックします。変更はインタラクティブに数式に反映されます。
数式バーの左にある「・」をドラッグすると表示される手のアイコンで移動でき、左右上下の端をドラッグで大きさの調整が可能です。
計算が不可な場合は赤三角の警告アイコンがセル内に表示されます。クリックで内容をチェック、セルを選択→バックスペースキーを押すと削除できます↓

表の色セルを選択解除するには、任意のセルをクリック、またはメニューバー→「編集」→「すべてを選択解除」をクリックしてください。
関数を選択して計算

- MacでNumbersを起動する
- 結果を挿入するセルを選択
- ツールバー→「+(挿入)」をクリック、またはメニューバー→「挿入」→「数式」→「新規数式」をクリック、または「=」キーを押す
- 右サイドバー→項目から関数を選択
- 「関数を挿入」をクリック
- 値やセルを選択して追加
- チェックマークをクリックまたはリターンキーを押す
関数を手早く挿入するには、数式内で関数を追加する箇所にカーソルをあて、関数の頭文字を入力します。表示された候補リストから手早く選択可能です。
関数のリスト内で関数をクリックすると、各機能の説明が下部に表示されます。使い方の参考にすると良いでしょう。
数式をテキストで表示

数式バーの「fx」の右にある矢印をクリックすると、数式内またはセル内で表示をテキストに変換できます。
テキストに変換するセルをダブルクリック→数式バー「fx」の右にある矢印をクリック→数式内またはセル内でのテキスト変換を選択→(数式内の場合)チェックマークをクリックします。セル内ではメニューバー→「編集」→「数式をセルでテキストに変換」をクリックでもOKです。
セル内のテキストを数式に戻すときは、セルを選択→メニューバー→「編集」→「セルを数式として編集」をクリック、またはコントロールキー+「*」を押す→チェックマークをクリックまたはリターンキーを押してください。
「SUM」のような関数では、数式内でテキスト表示が可能です。
数式バー内の項目を削除
個別に数式バーの項目を削除するには、セルをダブルクリック→項目をクリックまたは右にカーソルをあてる→バックスペースキー(カーソルの場合は2回)押す→チェックマークをクリックまたはリターンキーを押します。
数式バー内の項目をすべて削除する場合は、セルを選択→メニューバー→「編集」→「削除」をクリック、またはセルをダブルクリック→数式内の項目を全選択→バックスペースキーで削除→チェックマークをクリックまたはリターンキーを押します。
計算する範囲を行や列で固定する
同じ範囲で複数の項目を計算する場合は、行や列で固定しましょう。

- MacでNumbersを起動する
- 他のセルでも利用したい数式のあるセルをダブルクリック
- 必要に応じて範囲を調整する
- 数式内のセル右にある矢印をクリック
- 行や列の開始と終了にチェックを入れて設定する
- チェックマーク、またはリターンキーを2回押す
固定された行や列の前には「$」が表示されます。
設定した数式をコピーし挿入するセルにペーストすると、設定した行や列の範囲で自動的に計算されます。異なるシートでも同様に機能します。
まとめ
Numbersの表計算は基本から応用まで方法が選べ、初心者でも手軽に始められます。さまざまな関数もあり、専門的な分野の計算にも活用できるでしょう。Macの広い画面で、快適な表計算をしてください。
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