
Macのマルチタスキングの一つであるステージマネージャ。複数のアプリを使うときも、直感的な切り替えでシームレスな作業を可能にします。
使い方や設定により、ステージマネージャがさらに快適になる7つのコツをまとめました。
メニューバーにアイコンを表示する


ステージマネージャのアイコンをメニューバーに表示すると、起動だけでなく直接設定画面へアクセスできます。
メニューバーへの表示は、「システム設定」→「コントロールセンター」→「コントロールセンターをモジュール」→「ステージマネージャ」→「メニューバーに表示」を選択します。
コマンドキー+アイコンをドラッグで、メニューバーで操作しやすい箇所に配置できるのもメリットです。
ステージマネージャは、コントロールセンター(または「システム設定」→「デスクトップとDock」)→「ステージマネージャ」をオンでも起動できます。
Mission Controlを併用する

ステージマネージャでアプリやウインドウがグループ化している場合は、Mission Controlを使うとよりスムーズになります。
メインステージで起動中のウインドウを全体的に表示したり、他のデスクトップにウインドウを移動して整理するときも役立ちます。
Mission Controlの設定と起動は以下の方法で可能です。
- マウス…「システム設定」→「マウス」→「その他のジェスチャ」→「Mission Control」をオン→マウスを2本指でダブルタップ
- トラックパッド…「システム設定」→「トラックパッド」→「その他のジェスチャ」→「Mission Control」をオン→3本指または4本指を選択→選択したジェスチャでトラックパッドを上へスワイプ
- キーボード…F3キーを押す
- ホットコーナー…「システム設定」→「デスクトップとDock」→「ホットコーナー」→Mission Controlを任意の位置に設定→「完了」→設定した位置にポインタをあてる
特定のアプリに切り替える場合は、コマンドキー+TABキーで選択することもできます。
アプリを非表示にしてスペースを広げる
バックグラウンドのアプリを非表示することで、メインステージのスペースを増やすことができます。

- メインステージのウインドウをアプリが非表示になるまで画面端へドラッグする
- ウインドウ左上の緑のボタンを長押し→「ウインドウを画面右/左側へ移動」をクリック
- メニューバー→ステージマネージャのアイコン→「ステージマネージャ設定」(または「システム設定」→「デスクトップとDock」→「ステージマネージャ」→「カスタマイズ」)→「最近使ったアプリケーション」をオフにする
ドラッグで非表示にしたアプリを表示するには、画面端からウインドウを内側へドラッグします。「最近使ったアプリケーション」をオフにして非表示になったアプリは、Mission Controlで表示できます。
Dockも同じように非表示にすると(「システム設定」→「デスクトップとDock」→「Dockを自動的に表示/非表示」をオン)、画面の縦または横スペースを広げることができます。表示を維持したいときは、「Dock」→スライダーでDock全体のサイズを小さくするのも良いでしょう。
できるだけアプリを表示したまま作業をしたいときは、縦長にウインドウのサイズ調整するとメインステージのスペースを多めに確保できます。
複数のデスクトップにアプリを振り分ける

1画面にアプリやウインドウを詰め込みすぎると、ステージマネージャを操作しづらくなります。そこで使う頻度の少ないアプリは、他のデスクトップに振り分けましょう。
Mission Controlでアプリやウインドウをドラッグして移動したり、他のデスクトップから直接アプリを起動して追加できます。
次回Macを起動するとき、振り分けたアプリのデスクトップをそのまま起動する設定をすることもできます。アプリの表示を指定するデスクトップを選択→Dockから表示中のアプリを右クリック→「オプション」→「このデスクトップ」をクリックします。
自動的に指定したデスクトップにアプリを分散でき、すぐにステージマネージャを開始できます。
ステージマネージャを有効にしたままMacを終了することも、自動設定に欠かせないポイントです。
ウインドウごとに切り替えて表示する

SafariやChrome、Pages、メールなど同じアプリのウインドウが複数ある場合、それぞれグループ化しておくと、クリックごとにローテーションで切り替えが可能です。
メニューバー→ステージマネージャのアイコン→「ステージマネージャ設定」(または「システム設定」→「デスクトップとDock」→「ステージマネージャ」→「カスタマイズ」)→「アプリケーションウインドウの表示方法」→「ウインドウを1つずつ表示」を選択→「完了」をクリック。
メインステージで他のアプリと混ざらず、ウインドウも重ならず見やすくなります。隠れているウインドウを探す必要もなく、閲覧したいウインドウをワンクリックで隅々まで表示できます。
最近使ったアプリを6個表示する

Dockを画面下に配置している場合、ステージマネージャでは最大5つのアプリを画面左右端いずれかに表示できます。
「システム設定」→「デスクトップとDock」→「Dock」→「画面上の位置」→「左」または「右」に設定すると、最大6個のアプリを表示できます。
「左」では、アプリが右側に配置されるので、位置を変更したいときにもおすすめです。
デスクトップのアイコンを表示する

デスクトップのファイルやフォルダなどのコンテンツを頻繁に使うときは、メニューバー→ステージマネージャのアイコン→「ステージマネージャ設定」(または「システム設定」→「デスクトップとDock」→「ステージマネージャ」→「カスタマイズ」)→「デスクトップ項目」をオンにしておくと通常通りにアクセスできます。
デスクトップのアイコンをたまに使う程度なら非表示に設定し、デスクトップをクリックして都度表示するのも可能です。
Dockの位置を左から右へ変更した場合は、自動的にアイコンが左側へずれて重ならずに表示できます。
バックグラウンドのアプリを右側に表示している場合は、Dockを右へ設定すると見やすくなります。
まとめ
1画面で複数のアプリを操作できるステージマネージャは、使い方を工夫するだけでさらに便利になります。作業に合わせたやり方で、快適にステージマネージャを使いこなしましょう。
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