
iPad第10世代が10.9インチのフルスクリーンで登場。鮮やかな4色やスタイリッシュなデザインで一新しました。チップやカメラ、通信機能の向上に加え、専用キーボードも注目のポイント。
公式サイトではiPad第9世代も引き続き利用でき、よく見ると第10世代にない独特のメリットを持っています。どのような魅力があるのか、5つのポイントでチェックしました。
目次
万人向けの万能スペック
誰にでも使いやすいiPad第9世代は、特別な機能を追求せずお手頃な価格で購入したいユーザーに欠かせないモデルです。10.2インチのディスプレイサイズは、ゲームやイラスト、ビデオ会話のほか、Smart Keyboardと併用で勉学や仕事など幅広い目的に対応。ベーシックでも万能なスペックがそろっており、初心者でもiPadの魅力を満喫できます。
iPad第10世代はA14チップへのアップデートで、ニューラルエンジンが倍の16コアに。1.8f絞り値の12MP広角メインカメラに加え、ビデオ撮影では4Kや拡張ダイナミックレンジ、1080pのスローモーションにも対応。通信の高速化もポイントで、5G、Wi-Fi6、Bluetooth5.2など、スピーディーで安定した無線接続を提供するなど所々にプロ並みのスペックが伺えます。
iPad第9世代は49,800円〜、第10世代は68,800円〜で19,000円の差額があり、新機能に興味がない場合は第9世代の機能や価格によりメリットを感じるかもしれません。その分でApple Pencil第1世代(14,880円)を購入できます。
使うとクセになるホームボタン
iPad ProのFace ID、iPad AirやiPad miniがトップボタンに内蔵されたTouch IDに移行している中、iPad第9世代のホームボタンは、一度使い慣れてしまうと他の手段を特に必要としなくなる魅力も。
ホームボタンは一目で位置を把握しやすく指を置くスペースも広いため、子供でもターゲットを絞らずに手軽にタッチできるメリットがあります。ディスプレイを上向けに置けば、寝ながらでもロック解除ができる利便性もホームボタンならではです。
iPhone SEもiPhoneの中で唯一ホームボタンを搭載しているモデルで、ホームボタンの使いやすさが評価されてることが伺えます。ディスプレイはトップボタン内蔵タッチIDの第10世代より0.7インチ(約1.78cm)小さいですが、劇的に変わるほどの数値ではないでしょう。
手軽に充電できるApple Pencil
iPad第10世代はApple Pencil第1世代に対応していますが、コネクタがUSB-Cに更新されたため付属の専用アダプタで充電する必要があります。
アダプタのLightningコネクタにApple Pencilを差し込み、反対側のUSB-CコネクタをiPad第10世代に付属されているUSB-Cケーブルで本体と繋ぐ仕組み。充電中はケーブルとアダプタで繋がれたApple Pencilが、デスクの上に横たえる状態になります。
Apple Pencil第1世代を購入する場合、USB-Cアダプタのほか、Lightningアダプタ、チップ付属で14,880円。アダプタのみでは1,380円で購入できますが、それだけ価格が上昇。iPad Air第4世代以降やiPad mini第6世代のようにUSB-Cコネクタと同時に第2世代に対応したなら、比較対象にならなかったスペックかもしれません。
iPad第9世代では、本体のLightningコネクタに直接差し込んで充電できます。
安定感抜群!ヘッドフォンジャック
iPad第9世代にあるヘッドフォンジャックが、第10世代で廃止されました。イヤホンやヘッドフォンが必要なときはUSB-C-3.5mmイヤホンジャックアダプターやAirPodsなどのワイヤレスが必要です。
最新iPadモデルの中で、唯一ヘッドフォンジャックが利用できる第9世代では、有線志向のユーザーに貴重な存在。Bluetoothの接続状況で影響を受けず、内容を中断されずに聞き取れたり、デバイスと繋がっているので紛失も防止できるメリットがあります。バッテリー容量も気にすることなく、本体のバッテリーが持続する限りリスニング可能です。
コストもワイレスと比べて安い価格なので、さまざまなメーカーを使い比べたり、買い替えにもコストの負担が軽いのもポイントです。
キーボード・Apple Pencil込みで10万円以下の価格
iPad第10世代の発売と同時に新登場したのが、トラックパッド付き着脱式のMagic Keyboard Foglioです。イラストを描くときや動画鑑賞をするときは、水平に折りたたんだりスタンドにしたり、文書作成ではキーボードをマグネットでドッキングするなどフレキシブルさが特徴。
Magic Keyboard Foglioの価格は38,800円で、iPad第10世代68,800円〜と一緒に購入すれば107,600円。iPad第9世代の場合、Smart Keyboard28,800円と本体49,800円〜で、合計78,600円。第10世代と比べて29,000円安く購入できます。
Apple Pencil第1世代を追加しても93,480円で、理想的なiPadのスターターキットを購入できるのも第9世代の魅力。iPadのモデルの中で最も受け入れやすい価格です。
まとめ
iPad第9世代は第10世代だけでなく、iPadシリーズ全体で一番アクセスしやすいモデル。第10世代で更新された機能や価格は、第9世代にメリットとして残っています。第9世代は今後も数々の魅力を維持しながら、ユーザーのニーズに応えてくれるでしょう。
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