【iOS16】集中モードフィルタの使い方|設定・無効・変更・削除まとめ

iOS16では集中モードに集中モードフィルタが導入され、モードごとに選んだ条件で表示ができます。アプリ内で特定の内容を設定したり、iPhoneの画面表示をフィルターすれば作業の能率もアップ。

集中モードフィルタの特徴をはじめ、「Appフィルタ」と「システムフィルタ」の設定や使い方をそれぞれご紹介します。

集中モードフィルタについて

iPhoneの集中モードで利用できる、集中モードフィルタの特徴をチェックしましょう。

フィルタを追加する画面
「Appフィルタ」と「システムフィルタ」の画面

集中モードごとに設定できる集中モードフィルタは、「Appフィルタ」と「システムフィルタ」内の項目で選択した内容を表示する機能です。

「Appフィルタ」では特定のメールアカウントやメッセージを受信したい人、カレンダーの予定など、フィルターで選別した条件で表示が可能。Safariではタブグループの閲覧も効率化できます。

画面の明るさや表示時間をフィルター設定できる「システムフィルタ」も効果アップに欠かせません。「Appフィルタ」と併用することで、ベターな集中力をサポートしてくれます。

*設定は「運転」以外のモードに有効です。

集中モードフィルタ「Appフィルタ」の設定

「Appフィルタ」には、「Safari」「メール」「カレンダー」「メッセージ」の4つのアプリがあります。それぞれの設定や使い方をまとめました。

Safari

タブグループのフィルタを設定する画面
フィルタを無効、変更、削除する画面
  1. iPhoneで「設定」→集中モードをタップ
  2. Safariのタブグループをフィルター表示するモードを選択する
  3. 「集中モードフィルタ」→「フィルタを追加」をタップ
  4. 「Appフィルタ」→Safari」をタップ
  5. 「タブグループ」→「選択」をタップ
  6. タブグループを選択する
  7. 「追加」をタップ

設定した集中モードがオンになったときにSafariをタップすると、選択したタブグループが表示されます。関係のないタブグループやタブで気が散ることなく、集中力を維持できるメリットがあります。

選択したタブグループの下にあるボタンは、設定したタブグループで外部リンクのタブを開くかどうかの設定をします。オフにすれば新規ウインドウが開き、個別のタブと一緒に表示されます。

タブグループの作成については、【iPhone】Safariのタブの使い方|これだけはマスターしたい機能まとめをご覧ください。

設定の無効・変更・削除について

設定を無効にするには、ステップ2以降「集中モードフィルタ」→「タブグループを設定」をタップ→「タブグループ設定」をオフ→「完了」をタップします。

同じ設定を利用するときにはオンにすればOKですが、必要に応じてタブグループや外部リンクの設定を変更してください。

完全に設定を削除するには、同画面内にある「フィルタを削除」→「フィルタを削除」をタップします。

メール

設定後のメールをタップする画面
フィルタされていないアカウントに表示された集中モードのアイコン(Gmailをフィルタ設定)
  1. iPhoneで「設定」→集中モードをタップ
  2. メールのアカウントをフィルタで設定するモードを選択する
  3. 「集中モードフィルタ」→「フィルタを追加」をタップ
  4. 「Appフィルタ」→「メール」をタップ
  5. 集中モード中に表示するメールアカウントにチェックを入れる
  6. 「追加」をタップ

メールアプリ→「メールボックス」をタップすると、選択されていないアカウントに実行中の集中モードのアイコンが件数の代わりに表示されます。

「全受信」をタップすると選択したアカウントのメールのみがフィルターされ、読んだり受信ができます。

必要に応じて、他のアカウントにもアクセスが可能です。

設定の無効・変更・削除について

設定を無効にするには、メールアプリ→「メールボックス」→アカウント以外の項目をタップ→「集中モードでフィルタ」→「オフにする」をタップしてください。この場合メールアプリ内で一時的に無効にでき、他の項目へアクセスした場合は自動的にオンになります。

完全に無効にする場合はステップ2以降→「集中モードフィルタ」→「受信トレイをフィルタ」をタップ→「受信トレイをフィルタ」をオフ→「完了」をタップしてください。必要に応じて表示するアカウントを変更するときも、同じ画面で行います。

設定を削除するには、アカウント下の「フィルタを削除」→「フィルタを削除」をタップします。

カレンダー

「選択」をタップする画面
カレンダーアプリの「カレンダー」内の画面
  1. iPhoneで「設定」→集中モードをタップ
  2. カレンダーの内容をフィルタで表示するモードを選択する
  3. 「集中モードフィルタ」→「フィルタを追加」をタップ
  4. 「Appフィルタ」→「カレンダー」をタップ
  5. 「カレンダー」→「選択」をタップ
  6. メールアカウント、コンタクト、イベントなどから集中モード中に表示する内容を選ぶ
  7. 「完了」をタップ
  8. 「追加」をタップ

カレンダーに表示する内容は複数選択できます。

カレンダーアプリ→「カレンダー」をタップすると、集中モードフィルタで設定した項目がメールアカウントをはじめカテゴリーごとに表示されます。

項目はカレンダー内で非表示にできます。すべての場合「すべてを非表示」をタップ、カテゴリーごとは「すべてを非表示」、個別では項目ごとのチェックを外し、それぞれ「完了」をタップしてください。表示をするときは、同じ箇所をタップします(画像参照)。

設定の無効・変更・削除について

設定を無効にするには、カレンダーアプリ内「+」以外の各項目から画面上の「集中モードでフィルタ」→「オフにする」をタップ→「完了」をタップしてください。カレンダーアプリ内でのみオフになるので、完全に無効にするには、ステップ2以降→「集中モードフィルタ」→「カレンダーにフィルタを適用」をタップ→「カレンダーにフィルタを適用」をオフ→「完了」をタップします。

表示内容を変更する場合は「カレンダーにフィルタを適用」の下「カレンダー」→設定項目をタップして選択→「完了」をタップしてください。

設定を削除するには、同じ画面内の「フィルタを削除」→「フィルタを削除」をタップします。

メッセージ

メッセージのフィルタをオンにする画面
フィルタを無効、削除する画面
  1. iPhoneで「設定」→集中モードをタップ
  2. メッセージの相手をフィルタで設定するモードを選択する
  3. 「連絡先」をタップ
  4. 「追加」をタップしてメッセージを表示したい相手を選ぶ
  5. 「完了」をタップ
  6. 「”〇〇”集中モード」をタップしてモードの設定画面に戻る
  7. 「集中モードフィルタ」→「フィルタを追加」をタップ
  8. 「Appフィルタ」→「メッセージ」をタップ
  9. 「連絡先のリストでフィルタ」をオンにする
  10. 「追加」をタップ

メッセージアプリで選択した相手のメッセージの表示や受信ができますが、ピンで固定した相手はフィルターで選択をしなくても上部に表示されます。

設定の無効・変更・削除について

設定を無効にするには、メッセージアプリの画面上部にある「集中モードでフィルタ」→「オフにする」をタップしてください。無効はメッセージアプリ内のみになるので、完全に無効にするにはステップ2以降→「メッセージ」→「チャットをフィルタ」をオフ→「完了」をタップします。

設定を無効にせず、すべての連絡先の人からメッセージを受信したい場合は「連絡先のリストでフィルタ」をオフ→「完了」をタップします。

連絡を受ける相手を追加するときはステップ3〜5を繰り返し、削除する場合は「連絡先」→削除する相手の「ー」をタップ→「”〇〇”集中モード」をタップして画面に戻りましょう。

削除をする場合は、無効にする画面内で「フィルタを削除」→「フィルタを削除」をタップしてください。

集中モードフィルタ「システムフィルタ」の設定

「システムフィルタ」では、画面の明暗を選択できる「外観モード」と画面の表示時間を最小限にする「低電力モード」の設定ができます。

外観モード

画面の明るさを選択する画面
フィルターを無効、変更、削除する画面
  1. iPhoneで「設定」→集中モードをタップ
  2. 外観モードを設定するモードを選択する
  3. 「集中モードフィルタ」→「フィルタを追加」をタップ
  4. 「システムフィルタ」→「外観モード」をタップ
  5. 「ダーク」または「ライト」を選択
  6. 「追加」をタップ

設定したモードで、画面の明るさが変更されます。

外観モードをオンにすると、「設定」→「画面表示と明るさ」も自動的に有効になります。「画面表示と明るさ」でも「ライト」と「ダーク」の切り替えができますが、外観モードの設定には影響しません。

設定の無効・変更・削除について

設定を無効にするには、ステップ2以降→「集中モードフィルタ」→「外観モード」をタップ→有効(Enabled)をオフ→「完了」をタップします。

画面の明るさを変更する場合は、「ダーク」または「ライト」を選択後→「完了」をタップしてください。

削除をするときは、「フィルタを削除」→「フィルタを削除」をタップしてください。

低電力モード

集中モード中に画面の表示時間を自動的に30秒に制限し、iPhoneの画面に気を取られないようにします。バッテリーを節約できるのもメリットです。

低電力モードをオンにする画面
フィルタを無効、変更、削除する画面
  1. iPhoneで「設定」→集中モードをタップ
  2. 低電力モードを設定するモードを選択する
  3. 「集中モードフィルタ」→「フィルタを追加」をタップ
  4. 「システムフィルタ」→「低電力モード」をタップ
  5. 「低電力モード」をオンにする
  6. 「追加」をタップ

「低電力モード」はデフォルトでオンになっています。

フィルターが機能すると、iPhoneのバッテリーアイコンが黄色になります。「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」や、コントロールセンターの低電力モードのアイコンもオンになります。

設定やコントロールセンターで低電力モードをオンオフした場合、集中モードフィルタ内の設定は切り替わりません。集中モードフィルタ内以外で、モードを切り替えたいときにおすすめです。

設定の無効・変更・削除について

低電力モードを無効にするには、ステップ4以降→「低電力モード」をオフ→「完了」をタップ。コントロールセンターもオフになります。完全にオフにするには、有効(Enabled)をオフ→「低電力モード」をオフ→「完了」をタップしてください。

オンオフの変更は「低電力モード」で切り替える→「完了」をタップすればOK。

設定を削除する場合は、「フィルタを削除」→「フィルタを削除」をタップしてください。

まとめ

iPhoneで集中モードフィルタを設定すれば、さらなる集中力を高めることができます。大事な内容を取り扱いながら、スムーズに作業を進行できるでしょう。モードに合わせて、自分だけのベストな集中モードフィルタを設定してください。

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