
iPadOS 16の更新に伴い、Apple Pencilにも新機能が登場する予定です。スクリブルの絵文字変換やダブルタップのインク属性表示など、すでになじみのある機能に加え、手書きを横書きに正すツールや共同作業アプリなど主な4つの機能をご紹介します。
手書きの文字を横書きに調整
iPadOS 16では、傾いた手書きの文字を横書きに整えることができます。書いた文字を長押しやダブルタップで個別指定、またはトリプルタップで全範囲を指定し、もう一度タップをしてツールを選ぶだけ。
急いでメモを取るときも方向を気にせずに書き留められ、斜めに書いた文字でもワンタップで調整可能です。画像や表、グラフなど平行に挿入するときも役立つでしょう。
文字を横書きに調整するツールは、カットやコピーなどのツールの一番最後に追加されます。他のツールは今までと同様に使用でき、整えた文字を移動するなら、ダブル/トリプルタップをしてドラッグすれば完了です。
スクリブルでデザインを絵文字に変換
Apple Pencilでスクリブルを使って絵文字を描くと、その場で変換できるようになります。スクリブルを使用中にツールバーからも絵文字に切り替えて追加ができますが、手書きで変換挿入できることが醍醐味です。
ツールバーからスクリブルが利用できるマークアップツールバーの中で一番左にあります。ツール内にある言語が表示されたアイコンから切り替えが可能で、システム内の絵文字へもアクセスできます。
スクリブルの使い方については、iPadのスクリブルで手書きをテキストに変換|設定・使い方まとめをご覧ください。
ダブルタップでインクの属性を表示
Apple Pencil第2世代では、ダブルタップでペンやマーカーなどの太さや濃さ(透明度)の調整機能を表示できます。イラストやデザインで、ラインの太さや濃さを頻繁に変更するときに便利な機能で、使用中のツールを探したりタップする手間を省けるのがメリット。
機能の設定は、「設定」→「Apple Pencil」→「インクの属性を表示」をタップします。もう一度ダブルタップすれば、非表示になります。
太さはこれまでと同様に5段階調整ができ、太さはツールの軸にも反映します。濃さは0〜100までスライダーで変更でき、100以外の濃さのレベルはツールの軸に数字で表示されます。
共同作業アプリでアイデアをシェア
年内の利用が予定されている共同作業アプリでは、招待されたユーザー同士がApple Pencilでフリースペースのキャンバスに書き込むことができます。必要に応じてオブジェクトの移動もでき、まるでその場で一緒に作業をしているかのように、追加された内容をリアルタイムで更新。
Apple Pencilでアイデアをシェアするだけでなく、ファイルの共有も可能。FaceTimeを利用すれば、アドバイスをし合ったり、意見を交わし合いながらスムーズな進行ができます。
これまでApple Pencilでデザインやイラストに使うだけだったキャンバスが、iPadOS 16の共同作業アプリで利用範囲を拡大。自由な表現ができるもう一つのスペースです。
まとめ
iPadOS 16を快適に使うには、Apple Pencilも必要不可欠。シンプルな新機能で誰にでも手軽に使えるので、Apple Pencilでぜひ試してみてください。
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