
iPadの相棒であるApple Pencilは必要なのか、9つの使い道でチェックしましょう。Apple Pencilがないと困る、あってよかったという状況を踏まえながら、Apple Pencilが役立つシーンをお伝えします。
iPadのモデルに合わせて利用できる、Apple Pencil第1世代と第2世代の特徴もまとめました。
Apple Pencilが役に立つ9つの使い道
Apple Pencilがあると、iPadでこんなことができる9つの使い道をまとめました。
イラスト・デザインをクリエイト
iPadでイラストやデザインをするには、Apple Pencilはマストなアイテムです。指では難しい細かなラインや塗りつぶしなども、Apple Pencilがあれば的確に描画できます。イラスト専用のソフトはもちろん、メールやKeynote、Pagesなどにデザインを挿入するときもApple Pencilは欠かせません。
カラーパレットの切り替えやツールの太さや濃さなどを、ペン先で微妙に調整できるのもメリットです。iPadのパレットツール機能をフルに活用しながら、プロ並みの作品が完成できるのもApple Pencilのおかげでしょう。
Apple Pencil第2世代では、ダブルタップで消しゴムや以前使ったツールへの切り替え、カラーパレットの表示設定ができます。
スクリブルで手書きをする
手書きの文字をテキストに自動変換できるスクリブルは、Apple Pencilなしでは不可能な操作です。オンスクリーンキーボードでタイピングするよりも、ペンで紙に書くように手早く入力できます。
日本語設定でも英語や数字も認識でき、特殊な言語を除きオンスクリーンキーボードのように切り替える必要がありません。削除をする時はテキストの上をくるくるなぞればOKです。
スクリブルの設定は「設定」→「Apple Pencil」→「スクリブル」をオンにします。スクリブルの詳しい使い方についてはiPadのスクリブルで手書きをテキストに変換|設定・使い方まとめをご覧ください。
スクリーンショットを撮る
iPadのスクリーンショットは音量ボタンとロック解除ボタン、ホームボタンとトップボタンなどを同時に押すことでもスクリーンショットが撮れますが、Apple Pencilを使えば手軽に操作できます。特に多くのスクリーンショットを撮るときは、Apple Pencilがあると重宝します。
Apple Pencilのスクリーンショットは、「設定」→「Apple Pencil」→「左下隅スワイプ」と「右下隅スワイプ」→「スクリーンショット」をオンで設定可能です。設定した画面隅からApple Pencilで画面中央へ向かって素早くスワイプするだけでスクリーンショットが撮れます。
撮影したスクリーンショットは、引き続きApple Pencilでマークアップ編集でき、共有や保存まで一貫した操作で作成できます。
クイックメモの使いやすさアップ
Apple Pencilがあると、指よりもクイックメモを簡単に表示できます。「設定」→「Apple Pencil」→「左下隅スワイプ」と「右下隅スワイプ」で「クイックメモ」を起動する位置を設定します。
クイックメモのバーをドラッグして左右の上下いずれかに移動でき、ペンアイコンをタップすればツールでスクリブルの手書きやデザインを挿入できます。
Webページをリンクしたり、テキストや画像もApple Pencilで手軽にドラッグ&ドロップできます。iPadのクイックメモの使い方は【iPad / Mac】クイックメモの使い方|デバイスごとに操作を使い分けようをご覧ください。
マルチタスク機能の操作が簡単
iPadの独特な機能であるマルチタスク機能も、Apple Pencilなら指よりも手軽に操作できます。iPadの画面上部中心にある「…」をタップすると表示される、Split ViewやSlide Overの選択がしやすいです。
Slide Over内でもマルチタスク機能が可能で、フルスクリーンやSplit Viewへの変更も手軽にできます。
各アプリで同じ「…」をタップすると、開いているウインドウの一覧表示もできます。
小さなUIでもタップしやすい
Apple Pencilのペン先は、小さなボタンや項目などのユーザーインターフェイス(UI)にアクセスするときに便利です。具体的に以下のような操作に役立ちます。
- アプリのツールや項目の選択
- マークアップツールやカラーパレットの選択
- Webサイトのメニューやカテゴリーの選択
- ミニオンスクリーンキーボードの操作
- YouTubeの先送り/戻るのスライダー移動
タップエラーもなくなり、一度の操作で作業を進行できます。指では実感しにくかったユーザーエクスペリエンス(UX)の評価も高まるでしょう。
PDFにデジタル署名ができる
PagesやNumbersなどで書き出したPDFにサインを挿入するときも、Apple Pencilは重宝します。直筆のように表示でき、署名のほか「イニシャル」「ニックネーム」など複数のカテゴリーで複数のパターンの保存が可能です。
サインの大きさや位置調整、削除は指で行いますが、Apple Pencilほどきれいにサインができる方法はないでしょう。
サインの保存方法は、PDFファイルをタップ→画面右上のペンアイコンをタップ→ツール内の「+」をタップ→「署名」をタップ→「署名を追加または削除」をタップ→「+」をタップ→サインをする「完了」をタップします。
表示内容を指や手でカバーしない
指でもiPadの画面をスクロールできますが、Apple Pencilで行うと内容を隠さずに閲覧できます。画面の端でスクロールする必要がなく、中央でも指や手のように画面をカバーせずにビジュアルを広く保てます。
Apple Pencilならテキストをなぞりながら説明したり、細かな部分を指せるのもメリット。もっとも画面が指紋で汚れないので、より見やすい画面をキープできるでしょう。
程よい距離間で正しい姿勢を保つ
Apple Pencilを使うと、iPadの画面と自分の距離が指のジェスチャーよりも長くなります。姿勢が前屈みにならず、目の負担を軽減したり猫背になりにくいメリットがあります。
Apple Pencilのペン先で小さな項目もタップしやすいので、身を乗り出したり画面を近づけることが少なくなるでしょう。
Apple Pencilの長さは第1世代と第2世代とも約17cmで、ペンの上部を持つほど距離間を長く保てます。
自分におすすめはApple Pencil第1世代・第2世代?
Apple Pencilは第1世代と第2世代の2つがあります。お使いのiPadのモデルに合わせて選びましょう。
第1世代 | 第2世代 | |
---|---|---|
対応機種 | ・iPad Pro 12.9インチ (第1世代、第2世代) ・iPad Pro 10.5インチ ・iPad Pro 9.7インチ ・iPad Air 第3世代 ・iPad (第6世代、第7世代、第8世代、第9世代) ・iPad mini 第5世代 | ・iPad Pro 12.9インチ (第3世代、第4世代、第5世代) ・iPad Pro 11インチ (第1世代、第2世代、第3世代) ・iPad Air (第4世代、第5世代) ・iPad mini 第6世代 |
ペアリング/充電 | ペン上部のキャップを外してコネクタをLightningポートに差し込む | iPad側面にマグネット装着 |
軸のスタイル | ラウンド/光沢仕上げ | マグネット装着面がフラット/マット仕上げ |
長さ | 約176mm | 約165mm |
重さ | 約20g | 約18g |
機能 | ー | ダブルタップでツールの切り替えが可能 |
価格 | 11,880円 | 15,950円 |
Apple PencilはiPadによって選択が制限されますが、幅広いモデルにそれぞれ対応しています。
異なるApple Pencilの世代に対応した2つのiPadをお持ちの場合は、どちらかをApple Pencil専用にして1本節約するのも良いでしょう。
Apple Pencilを主体に検討するなら、ダブルタップやマグネット充電ができる第2世代、価格なら第1世代で選ぶことができます。
まとめ
Apple Pencilはさまざまな目的に利用できるiPadのアクセサリです。1本あるとiPadの使い道が広がり、よりiPadの機能を使うことができます。iPadを使う限りApple Pencilは無駄になる場面が少ないですが、普段の作業と見合わせながら価値ある購入をしましょう。
コメントを投稿するにはログインしてください。