
iOS 17では、iPhoneのキーボードで日本語手書きモードを利用できます。指やスタイラスペンでひらがな、カタカナ、漢字、英文字、数字、記号など、実際ペンで書くように切り替えなしに入力可能。
日本語の手書きの設定、手書きテキストの入力、キーボードから削除する方法をまとめてご紹介します。
目次
キーボードで日本語の手書き入力を設定する


- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「キーボード」をタップ
- 「キーボード」をタップ
- 「新しいキーボードを追加」をタップ
- 「日本語」をタップ
- 「手書き」をタップ
- 「完了」をタップ
キーボードに「日本語手書き」の項目が追加され、キーボードから日本語の手書きモードを利用できるようになります。
設定はキーボードからも可能です。キーボードの右下にある地球儀アイコンを長押し→「キーボード設定」→ステップ4以降を続行します。
候補を自動確定する設定
手書きしたテキストを、自動または手動で確定する設定をします。

キーボードの設定画面の下にある「候補を自動確定」をオンにすると、手書きしたテキストが自動的に確定されます。手書きのテキストも同時にボードから非表示になるので、確定をしなくてもボードがいっぱいにならず続けて手書きできます。
自動で確定したテキストの表示を変更する場合は、候補から選択が必要です。
手動で入力したテキストを確定したい場合は、設定をオフにすればOK。手書きしたテキストは確定や候補を選択するまでボードに表示されたままになります。
手書きのテキストは自動で確定されないので手動で行う必要がありますが、候補を選択する場合は自動と同じ機能になります。
キーボードの日本語手書きで入力をする
日本語手書きは、基本的にテキスト(英文字も可)、数字、記号に対応しています。iPhoneを横向きにすればボードが幅広くなり長めにテキストを入力でき、縦向きでは変換後のテキストフィールドが増えます。向きによってボタンの配置も変わりますが、操作はいずれの場合も同じです。


- 任意のアプリをタップ
- テキストを入力する箇所をタップしてキーボードを表示する
- キーボードの地球儀アイコンを長押ししながら「日本語手書き」を選択
- ボードに指またはスタイラスペンで手書きをする
- 必要に応じてボード上部の候補から適切なテキストを選択(左へスワイプでさらに表示)
- (候補の自動確定がオフで候補から選択する必要がない場合)スペースキーの「確定」をタップ
- (文を改行する場合)「改行」をタップ、(SafariやChromeなどブラウザの場合)「開く」または「検策」をタップ
- 必要に応じてステップ4〜7を繰り返す
- 「完了」をタップ
長い文になるときはこまめに候補を選択したり確定をしておくと(候補を自動確定の場合は言葉ごと)、手書きのテキストが認識されやすくなります。テキストは改行をしない限り、途切れ途切れで入力しても手前のテキストに続きます(英文字は単語間に半角スペースを自動作成)。
文字間にスペースを開けて書いても自動的に詰めて変換され、英文字では単語間を詰めて書いても逆にスペースが開きます。スペースを開けたいときはスペースキーの「確定」または「空白」を長押ししながら、スペースを作る箇所にカーソルを移動し「空白」をタップで調整してください。スペースを詰めるには、スペースの後ろにカーソルを移動しdeleteキーをタップします。
候補の自動確定がオフの場合、改行をするときは直接テキストの下へ書くのではなく、キーボードの改行をタップしてください。入力中のテキストが上書きされず、スムーズに書き込めます。
手書きで入力するテキストについて
複雑な漢字を書くには、文字をコンパクトに入力できるスタイラスペンが便利です。指を使うときはひらがなで入力し候補から適切な漢字を選択すると良いでしょう。
日本語の手書きでは英字入力も可能で、筆記体もしっかりブロック体に変換してくれます。日本語と英語も混合できますが、基本は日本語なので日本語と似たような英単語を入力すると日本語で認識される場合があります。
英文字や数字では、文字の右上に小さな星をデザインするとアステリスクになり、「35°」のように角度や温度などの記号は数字の右上に小さな丸を書きます。
「しゃ」や「ぎゅ」などの拗音は「や」や「ゆ」などを小さめに書けば表示されます(言葉によっては大きさに関わらず表示される場合あり)。
左から右へ書いた場合も、そのまま同じ位置でテキストフィールドに表示されます。
日本語手書き入力では、ユーザ辞書も利用できます。ユーザ辞書で登録した「よみ」の文字を手書きすれば、候補に登録した「単語」が表示(特殊な記号は表示されない場合もあり)。ユーザ辞書の設定は、キーボード設定画面からアクセス可能です。
手書きで入力したテキストを削除する
手書きのテキストは、ボードの右上にあるdeleteキーをタップで削除できます。
テキストの中間にある文字を削除するには、「確定」または「空白」キーを長押ししながら変換されたテキストで削除する文字の後ろにカーソルを移動→deleteキーをタップします。
日本語の手書きをキーボードから削除する

- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- 「キーボード」をタップ
- 「キーボード」をタップ
- 「日本語ー手書き」を左へスワイプ
- 「削除」をタップ
- 「完了」をタップ
「編集」をタップ→→「削除」をタップで行う場合は、「≡」をドラッグで日本語の手書きの並べ替えも可能です。
まとめ
iPhoneのキーボードで日本語の手書きが可能になり、入力が一段と手軽になりました。手書きのテキストをすばやく認識し、インタラクティブに変換できます。iPadOS 17でも利用できるので、ぜひ試してみてください。
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