
iOS 17.1にアップデートしたiPhoneのAirDropでは、転送中にWi-Fiが遮断したり通信範囲外にiPhoneを移動したときでも、モバイルデータ通信によるインターネット経由で完了することができます。
時間を要する容量の大きいビデオや写真を転送するときでも、これまでのように制限された距離内でiPhoneを持ち込んで待機することがなく、突然Wi-Fiが利用できなくなった場合もやり直す手間が省けるのもメリット。
AirDropでモバイルデータ通信を利用するには、設定のほか送受信するiPhoneがiCloudにサインインしている必要があります。

- 「設定」またはコントロールセンター→「Wi-Fi」と「Bluetooth」をオン
- 「設定」→「一般」をタップ
- 「AirDrop」をタップ
- 「連絡先のみ」または「すべての人」をタップ
- 「モバイルデータ通信を使用」をオンにする
- 相手のiPhoneをスリープ解除し、アプリの共有ボタンからコンテンツをAirDropで転送する
Wi-Fiはオンにするだけでなく、転送時に利用できる状態であるか確認しましょう。
Wi-Fiの接続が切れたり通信範囲から遠ざかると、自動的にモバイルデータ通信に切り替わりインターネット経由で転送を完了できる仕組みです。
インターネット経由による継続転送は緊急時の対処法でもあり、必要がない場合はいつでもオフにできます。
まとめ
モバイルデータ通信により転送中にAirDropの通信範囲にとらわれず、思いがげないWi-Fiの切断時でも完了できるのはとても便利。モバイルデータ通信によるAirDropは、iPadOS 17.1にアップデートしたセルラーモデルのiPadにも有効です。
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