
iPhoneやiPadのPages、Numbers、Keynoteで、挿入した画像の背景を削除する方法をご紹介します。自動や手動で切り抜いた被写体をその場で使ったり、他のページやスライド、メモなどのアプリにコピペができます。
背景を削除した画像はサイズ変更、移動、合成などの編集も可能。いずれのアプリでも操作は同じで、1つマスターすればOKです。
画像の背景を削除する
iPhoneやiPadでPages、Numbers、Keynoteを起動し、画像の背景を自動と手動で削除します。
画像はiPhoneを使用していますが、操作はiPadでも同じです。
背景を自動で削除する



- Pages、Numbers、Keynoteいずれかを起動する
- ファイルのリストやギャラリーから新規書類(ツールバー→「+」をタップ)や、画像の背景の切り抜きに使う既存のファイルを開く
- 編集画面のツールバー→「+」→メディアアイコン、またはメディアアイコン→「写真またはビデオ」「カメラ」「挿入元」のいずれかを選択し画像を追加する
- 画像をタップして選択→必要に応じて表示された項目内の「>」をタップ→「背景を削除」をタップ、または画像をタップして選択→ツールバー→ブラシアイコンをタップ→「イメージ」→「背景を削除」をタップ
- 「終了」をタップ
既存のファイルを使用する場合は、画面右上の「編集」をタップしてください。
「写真またはビデオ」は、写真アプリのライブラリとアルバムなどに保存されている画像の選択が可能。
「カメラ」はその場で撮影した写真の取り込み、「挿入元」ではファイル内の画像を利用できます。
背景を手動で削除する
画像の背景は手動でも削除できます。削除しきれなかった部分や画像の一部を残したいとき、透明効果で背景をランダムに削除するときなどにおすすめです。


- Pages、Numbers、Keynoteいずれかを起動する
- ファイルのリストやギャラリーから新規書類(ツールバー→「+」をタップ)や、画像の背景の切り抜きに使う既存のファイルを開く
- 編集画面のツールバー→「+」→メディアアイコン、またはメディアアイコン→「写真またはビデオ」「カメラ」「挿入元」のいずれかを選択し画像を追加する
- 画像をタップして選択→必要に応じて表示された項目内の「>」をタップ→「背景を削除」をタップ、または画像をタップして選択→ツールバー→ブラシアイコンをタップ→「イメージ」→「背景を削除」をタップ
- (残った背景を削除する場合)背景を指でなぞりながら削除する範囲を塗りつぶす、(画像の背景をすべて削除した場合)「リセット」をタップ→背景を指でなぞりながら削除する範囲を塗りつぶす
- 「終了」をタップ
背景を削除した直後に行う場合はステップ5以降を続行、削除終了後の画像の場合はステップ4以降を続行します。
パーセンテージは削除される範囲を示し、100%ですべて透明になります。直前の実行をキャンセルするときは、ツールバーの左矢印をタップしてください。
元の画像に戻す場合は「リセット」をタップしてください。リセット後に「自動」をタップすると、自動的に削除されます。手動での操作中に「背景を削除」の機能を使うことができます。
背景を削除した画像を編集する
背景を削除した画像は、サイズや配置変更、コピペ、合成などができます。
切り抜いた画像のサイズ・配置を変更する

画像をタップして選択し、青い丸を外側へドラッグすると画像のサイズが拡大、内側へドラッグすると縮小します。
画像を移動するときは、画像を任意の位置へドラッグしてください。
切り抜いた画像をコピペする
画像のコピペは「コピー」と「カット」の2つの方法があります。

- 「コピー」…画像を3本指でピンチインまたは画像をタップして「コピー」→任意のアプリ、他のページやスライドを開く→3本指でピンチアウト、または画面を長押し→「ペースト」をタップ
- 「カット」…画像をタップして選択→「カット」→任意のアプリ、他のページやスライドを開く→3本指でピンチアウト、または画面を長押し→「ペースト」をタップ
カットは、画像を削除して他の場所にペーストをするときにおすすめです。
同じApple IDでiCloudにサインインしているデバイス間でのコピーも可能です。
切り抜いた画像を合成する
複数の画像が重なっている場合、一番最後に挿入したものが最前に表示されます。切り抜いた画像も同じように重なり、レイヤーの順番は変更が可能です。

- レイヤーの順番を変更したい画像をタップして選択
- ブラシアイコンをタップ
- 「配置」をタップ
- 「後ろ/前に移動」→スライダーをドラッグして前後の順番を変更
- 必要に応じて「サイズと位置」、またはドラッグでサイズや位置を変更する
スライダーを右へドラッグするごとに画像が前方へ移動し、左へ行くほど後方へ配置されます。
「サイズと位置」では数値でカスタマイズが可能です。画像のサイズや配置を正確にそろえたいときにおすすめです。
背景を削除した画像を削除する

画像をタップして選択→「削除」をタップします。
「カット」の場合でもOKで、画像は必要に応じてペーストで表示できます。
まとめ
iPhoneやiPadのPages、Numbers、Keynoteで画像の背景削除をすれば、おしゃれな文書が作成できます。被写体を強調したり、クリエイティブな合成もお手のもの。他デバイスにもコピーをするなど、多目的に利用してください。
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