
2023年後半〜2024年初頭の発売が噂される12インチMacBook。Appleシリコンで一新する場合、従来モデルより性能が大きく向上することが予想されます。
復活や発売に疑問も持たれる中で12インチMacBookはアップデートするのか、これまでの情報をもとに状況をお伝えします。
12インチMacBookの発売日
Bloombergのマーク・ガーマン氏は、Appleが12インチMacBookの開発に着手し、2023年後半または2024年初頭に再来すると予想。一方、ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏は13インチ以下のサイズの開発に疑問を示し、もはや12インチモデルは販売戦略の対象でないと考えていたものです。
後のマーク・ガーマン氏のレポートでは、ロス・ヤング氏の予想に歩み寄る内容が伺われました。もっとも最初のレポートをすべてキャンセルしたわけではありません。12インチMacBookは近年中に発売されないことを伝えつつも、開発の進行は完全に放棄されていないことを匂わせています。
2023年2月に舞い込んだAppleの部品サプライヤーの情報では、12インチMacBookはバックグラウンドで検討されているよう。生産状況はポジティブに変動しているようですが、発売に到達するかは現時点で明確ではありません。
2015年にデビューした12インチMacBook。2016年と2017年のアップデート後は、2018年にローズゴールドを廃止した3つのカラーに変更した程度で新型の登場はありません。以来デバイスへの復活の可能性は薄らぎ、今しばらくは発売の目処がなく待機することになりそうです。
12インチMacBookの性能
12インチMacBookの開発が進行する場合、2017年モデルのIntelプロセッサからAppleシリコンへと飛躍した性能が期待されます。最大512GBのストレージの増量や、480pのカメラも720pまたは1080pヘのアップデートが必要になるでしょう。
1つのUSB-C(USB3)のポートについては、新型とはいえサイズが同じとなると増量はないかもしれません。可能であってもMacBook Airの2つのThunderbolt/USB4を超えることはなく、せめて同等以上のポートが望ましいところです。
12インチMacBookがどのレベルになるか明らかではありませんが、サイズやポート数の限度を考えるとスタンダードな性能になるかもしれません。
過去にツイーターのMajin Bu氏は、M2 ProとM2 Maxチップの搭載を予想していました。M2 ProとM2 Maxは現行モデルの14/16インチMacBook Proに搭載され、M2 ProはハイエンドのMac miniのチップでもあります。今やこのチップの搭載は実現しないとしても、12インチの復活はすべてのレベルにおいて脚光を浴びるでしょう。
12インチMacBookの利便性
12インチMacBookが2019年に廃止された以降はMacBook Airが埋め合わせをしており、Bloombergによると2023年の春以降には15インチMacBook Airの発売も期待されているようです。
仮に発売される場合、13.6インチや15インチへとディスプレイの拡大傾向がある中、最小の12インチMacBookの発売は大きなインパクトを与えるでしょう。
MacBookシリーズ内だけでなく、12.9インチiPad Proより小さなデバイスになります。従来のように1kg以下(従来モデルは0.92kg)を維持すれば、キーボード付きのiPad Proよりも軽量。持ち運びに優れたミニパソコンは、一つ持っていて損はないデバイスです。
理想にもプロ向けのAppleシリコンで更新するなら、14/16インチMacBook Proユーザーにもサブデバイスとして併用したくなるモデルになりそうです。
まとめ
新型12インチMacBookの発売時期は明確ではない状況ですが、将来的に復活することを期待したいものです。ディスプレイの拡大傾向である中、強みとなる高いポータブル性をアピールしながらアップデートできるでしょう。
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