
iPadでSidecarの機能を使うとスクリーンセーバーを起動させることができます。Macと拡張やミラーリングをするやり方で、スクリーンセーバーも連携することが可能です。Macをスリープする必要もなくなり、作業を中断するときもシームレス。
スクリーンセーバーのテーマはいろいろあるので、お好みで変更できるのもメリットです。iPadのもう一つの機能として、活用してみてください。
スクリーンセーバーを設定する
まずはスクリーンセーバーの設定をしましょう。逆でも問題ないので、やりやすい方で設定してください。画像を使ったスクリーンセーバーを使うときは、事前にフォルダや写真アプリの「写真」や「アルバム」内にコンテンツを用意しておきます。

- 「システム環境設定」→「デスクトップとスクリーンセーバ」をクリック
- 「スクリーンセーバ」を選択
- スクリーンセーバーを選ぶ
- 「スクリーンセーバを表示」にチェックを入れる
- 開始までの時間を設定する
- 必要に応じて「ランダムなスクリーンセーバを使用」「時計と一緒に表示」にチェックを入れる
スクリーンセーバーの選択をMacにお任せしたいときは、「ランダムなスクリーンセーバを使用」にチェックを入れてください。
「アルバムアートワーク」は、ミュージックアプリのライブラリやプレイリストに適切なアートワークが追加されていないと何も表示されないため、1つでも用意しておくことをおすすめします。アートワークの追加についてはミュージックのアートワークを変更する方法|ジャケット風にカスタマイズをご覧ください。
デジタル時計を表示する「時計と一緒に表示」はMacのみに有効です。
開始までの時間は、後の説明やMacとiPadを接続する時間も含めて10分設定しておくと良いでしょう。必要に応じて変更してください。
画像を使うスクリーンセーバーについて


スクリーンセーバーは全部で21のテーマがあり、「フローティング」から「クラシック」までの12個は、画像を用いた表示が可能です。デモ画面下にある「ソース」から、カラー、フォルダや写真ライブラリのカテゴリーごとに画像が選択できます。
「スライドの順序をシャッフル」をオンにすると選択した画像がランダムに表示され、オフの場合は、フォルダやアルバム内の順序に従います。
CGやメッセージなどのスクリーンセーバーについて


「Monterey」以降は、CG効果やメッセージなどのセクションです。デモの画面下「スクリーンセーバのオプション」からテーマに合わせたカスタマイズができます(Monterey、Arabesque、Shellを除く)。いずれの画像もカスタマイズ後のもので、「ドリフト」はグリーン、「メッセージ」には「iPadでスクリーンセーバーを使おう!」に変更しました。
続いてiPadと接続して両方のデバイスに連携する設定をします。
iPadをMacと接続する
MacとiPadを接続はSidecarの要領で行います。2つの方法があります。
設定から接続する方法


- 「システム環境設定」→「ディスプレイ」をクリック
- 「ディスプレイを追加」→iPadを選択
- MacとiPadで作業する位置をドラッグ&ドロップして配置する
Bluetoothでもつながりますが、接続がスムーズにいかないときは適切なケーブルでデバイスをつなげることをおすすめします。
「ウインドウ」から接続する方法

- メニューバー→「ウインドウ」をクリック
- 「iPad〇〇に移動」をクリック
「ウインドウ」からはどの画面からも直接接続できます。
設定についての詳しい内容はmacOS MontereyではSidecarが「ディスプレイ」に!2台のMacで拡張・ミラーリングも可能をご覧ください。
スクリーンセーバーを試す

MacとiPadが接続できたら、マウスやトラックパッドなどを触らずに設定した時間が経つまで待機します。時間がくると、双方のデバイスに選択したスクリーンセーバーが起動します。
デバイスが接続中である限り、iPadにシステム環境設定アプリを移動すれば、Macと同じようにスクリーンセーバーのカスタマイズが可能です。
他のスクリーンセーバーに変更する
画像のスクリーンセーバーから他の画像テーマに変更するときは、再び画像を選択する必要がありません。そのまま同じ画像で機能するので、どのように見えるのかいろいろ試してみましょう。
スクリーンセーバーとデバイスの接続を解除する
スクリーンセーバーやMacとiPadとの作業が終わったら接続を解除しましょう。スクリーンセーバーの中でも独特な「アルバムアートワーク」を終了する方法もまとめました。
スクリーンセーバーを解除
スクリーンセーバーを解除するときは、キーボードのキーを押したりマウスやトラックパッドを動かすと通常の画面に戻ります。
MacとiPadの接続を解除
- Mac…メニューバー→「ディスプレイ」アイコン→接続先のiPadをクリック
- iPad…サイドバー一番下のアイコン→「接続解除」をタップ
解除の方法は他にもありますが、ここで、簡単な方法をご紹介しました。
「アルバムアートワーク」の解除
スクリーンセーバーから直接音楽を再生できる「アルバムアートワーク」の終了は、以下の方法で行います。
- カーソルをアートワークの中心に置く→画面右隅下に表示される「終了」をクリック
- キーボードのキーを押す
「終了」はMacから行なった方が接続が切れにくいです。キーボードからは、MacでもiPadでもOKです。
まとめ
MacとiPadにスクリーンセーバーが起動すると、デスク周辺も華やかになります。移り変わるスクリーンセーバーを見るだけでも気分転換にもなるでしょう。設定と接続の順番は逆でも問題ないので、やりやすい方で試してください!
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