ユニバーサルコントロールとSidecarの違い、メリット・デメリットを比較

macOS Monterey 12.3ではユニバーサルコントロール(Universal Control)が、Sidecarと並んで利用できるようになりました。Sidecarとユニバーサルコントロールはそれぞれ特徴があり、お互いにない部分を補いながら、充実したディスプレイの連携機能を提供しています。

そこでユニバーサルコントロールとSidecarにはどのような違いあるのか、メリットとデメリットの比較も含めてお伝えします。

ユニバーサルコントロールとSidecarでディスプレイの連携機能が向上

ユニバーサルコントロールとSidecarは、いずれもMacから起動するディスプレイ連携機能です。

ユニバーサルコントロールでは3つまで、Sidecarは2つのMacやiPad間で、1つのキーボードやマウス、トラックパッドを共有でき、デバイスごとに入力手段を変える手間を省いてくれます。

2つの機能は個別に使用でき、ユニバーサルコントロールではファイルのドラッグ&ドロップ、Sidecarではウインドウの移動やミラーリングなどが可能。一つのディスプレイのようにつながり、シームレスに作動します。

作業に合わせて手軽に機能を切り替えながら、直感的に使い分けられるのも特徴。ディスプレイ間での操作がこれまで以上にやりやすくなり、Macと複数のデバイスを使うユーザーを大いにサポートしてくれることでしょう。

ユニバーサルコントロールとSidecarの違いを比較

ユニバーサルコントロールとSidecarで、異なるポイントを表にまとめました。

ユニバーサルコントロールSidecar
利用できる主な機能キーボードとカーソルのデバイス間移動・キーボードとカーソルのデバイス間移動
・拡張ディスプレイ
・ミラーリング
接続できるデバイスの数 (Mac必須)3つ2つ
デバイスを接続する方法3つなし
設定後の画面表示切り替わりなしあり
拡張ディスプレイ不可
ミラーリング不可
ファイル類のドラッグ&ドロップ不可
ウインドウの移動不可
iPadのカーソル形態サークル通常
AirPlay対応機種 (Mac)不要

ユニバーサルコントロールの接続方法は、デバイス間のカーソルやキーボードの移動、ディスプレイの端からの接続や自動接続など3つから選べます。Macを複数使う場合は、それぞれ同じ設定が必要です。

接続後は画面上のウインドウやアプリはそれぞれのデバイス内に留まりながら操作するユニバーサルコントロールに対し、SidecarはMacやiPadへウインドウを移動してディスプレイを拡張したり、ミラーリングをします。iPadではサイドバーやTouch Barが使えるのもSidecarの特徴です。

ユニバーサルコントロールとSidecarのメリット・デメリット

ユニバーサルコントロールとSidecarのメリットとデメリットを比較しました。

メリット

ユニバーサルコントロールSidecar
Macを1つ含む、3つのAppleデバイスをさまざまなコンビネーションでつなげるMacからiPadへの接続はメニューバーからも可能
サブディスプレイのキーボード、マウス、トラックパッドも使えるiPadを上側に配置できる
中断後も自動的にデバイスが接続される他のデバイスからアプリを起動できる
iPadを縦置きにして使えるiPadをMacのように操作できる

ユニバーサルコントロールの最大の魅力は3つのデバイスをつなげて操作できることです。さらに主ディスプレイ以外のキーボード、マウス、トラックパッドでも、ユニバーサルコントロールをオンにしているMacならいずれも切り替えが可能です。

Sidecarは、Macとディスプレイを共有することから、iPadでMission ControlやMacのクイックメモの立ち上げもできます。iPadの配置も360度可能であることもメリットです。

デメリット

ユニバーサルコントロールSidecar
3台のディスプレイが大きいと(特にMac)カーソルを大幅に動かす必要があるMacのサブデバイスのウインドウや文字が小さくなる
iPadはロック解除が必要起動後サブデバイスのウインドウが非表示になる
iPadとMac間のドラッグ&ドロップは制限があるApple Pencilで手書きができない(iPadのクイックメモは可)
デバイスを配置するスペースが多く必要iPadとフリーズ・接続が切れやすい

iPadはロック画面でもユニバーサルコントロールに接続できますが、使う前にロック解除が必要です。ドラッグ&ドロップはできず、Macのキーボード、マウス、トラックパッドを使える以外は単独で機能します。

SidecarのMac同士ではサブデバイスに移動したウインドウや文字が小さくなり、場合によって拡大が必要になります。またウインドウが非表示になるので、元の作業状況を確認できないこともデメリットです。

ユニバーサルコントロールとSidecarはどんな人におすすめ?

ユニバーサルコントロールとSidecarはそれぞれどのような方におすすめなのかまとめました。

ユニバーサルコントロールがおすすめな人

  • 3つのデバイスで作業をしたい
  • ファイルやフォルダの移動をしたい
  • iPadを縦置きで使いたい
  • 作業を中断しながら行う

デバイスごとの画面上の表示を維持しながら、3つのデバイスを接続したいときに最適です。iPadを縦向きに使うことで、カーソルの移動範囲が狭まり小回りが利きやすくなります。

ファイルやフォルダの移動は、iCloudで同期していない場合に役立つでしょう。

ユニバーサルコントロールは作業の中断後にも自動接続される機能があるので、スリープ後でもすぐに使えます。

Sidecarがおすすめな人

  • 使っているデバイスが2つ
  • ディスプレイを拡張・ミラーリングをする
  • iPadを上側に置いて使う
  • 外出先で使う

SidecarはMacやiPad間でウインドウの移動やミラーリングしたいときにおすすめです。拡張ディスプレイでは、2つのフルスクリーンやSplit Viewで4つのアプリを表示できます。

iPadを上側に配置できるので、ワークスペースを増やしながら作業をできるのもポイント。

MacBookとiPadなら持ち運びやすく、外出先で作業をする方にも向いています。

macOS MontereyのSidecarの機能についてはmacOS MontereyではSidecarが「ディスプレイ」に!2台のMacで拡張・ミラーリングも可能をご覧ください。

まとめ

ユニバーサルコントロールとSidecarを使えば、複数のデバイスも快適に使いこなせます。それぞれの特徴に合わせて使い分けることで、効率よい作業が可能。デバイス間を行き来しながら、快適なディスプレイワークをしましょう。

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