
毎日使っているiPhoneのアプリが突然フリーズしてしまうことがよくあります。スワイプしてもどこをタップしても反応なし…。
しかしほとんどの場合はアプリに問題があることが多いです。iPhoneのシステムをいじったりする前に、ここでご紹介する方法でアプリの機能を復活させましょう。
iPhoneのアプリがフリーズしてしまったら?

iPhoneで使っていたアプリが固まって動かないときの方法をご紹介します。まずはアプリに原因があることを想定して、アプリを再起動することにフォーカスを当てましょう。
Appスイッチャーを開いてアプリを終了する
使用中のアプリが動かないときは、一度アプリを終了してみると機能することが多いです。アプリを終了するにはAppスイッチャー機能で行います。
Appスイッチャーは、現在iPhoneで使っているアプリやバックグラウンドで開いているアプリを表示します。スイッチャーを表示する方法はいくつかあり、いずれの方法でもフリーズしたアプリを終了するだけで、正常に機能することが多いです。
iPhoneの機種によって異なる操作もあるので、方法によってはお手持ちのiPhoneの機種に合わせて試してください。
スワイプやホームボタンを使う
iPhoneX以降の機種
- 画面下から上へ向かって画面の真ん中辺りまでスライドする
- アプリが重なったような画面が表示されたら、フリーズしたアプリを右方向に動かしながら探す
- フリーズしたアプリを見つけたら上にスワイプする
- ホーム画面へ戻りアプリを再起動する
iPhone8以前とiPhoneSEの機種
- ホームボタンを2回素早く押す
- 使用中およびバックグラウンドで起動しているアプリが表示されるので、終了したいアプリを右方向に移動しながら探す
- 該当するアプリを見つけたら上にスワイプする
- ホーム画面に戻ってアプリを再起動する
iPhoneの画面左端を押す
こちらの方法はどの機種で機能するかはっきりわからないのですが、少なくとも私が持っているiPhone7Plusでは機能します。やり方は簡単なので、興味本位で試してみてください。
- iPhoneの左端(白いマージンと画面の間)を左親指で少し強めに垂直にグッと押す(親指を斜めにして押すと機能しにくくなります)
- ガクッという感覚と同時に画面が右にズレるので、そのまま押さえたまま右に画面を軽くスワイプする
- 親指を離してフリーズしたアプリを右にアプリを移動しながら探す
- 該当するアプリを上にスワイプする
- アプリを再起動する
AssistiveTouchを使う
AssistiveTouchは、iPhoneの基本的な機能をグループ化したものです。iPhoneの電源オフなど8個まで選択ができ、Appスイッチャーもその中の一つにあります。AssistiveTouchを有効化すると画面に白い丸いボタンが表示されるので、うっとうしい場合は後で無効にしておきましょう。
- 「設定」をタップする
- アクセスビリティのアプリをタップ
- 「動作」内にある「タッチ」をタップ
- 一番上にある「AssistiveTouch」をタップ
- AssistiveTouchを有効化する
- その下にある「最上位メニューをカスタマイズ」をタップ
- 機能を選択する画面が表示されるので、下にある「+」をタップして追加
- 画面上側に四角く囲まれた「+」をタップ
- 選択できる機能がリストアップされるので「Appスイッチャー」を選ぶ
- 画面に表示されている白い丸ボタンをタップ
- 使用中およびバックグラウンドで動いているアプリのリストが表示されるので、フリーズしたアプリを探す
- アプリを上へスワイプして終了する
- ホーム画面からフリーズしたアプリを再起動する
すでにAssistiveTouchを使っている人は、簡単に設定できますが、初めての方は時間があるときに行いましょう。少しやる手順が長いですが、タップするだけでAppスイッチャーを表示させることができます。
*アプリを上にスワイプするときは、アプリを画面の中心に合わせるとアプリ全体が見えるのでスワイプしやすいです。
アプリを再インストールする
アプリを終了しても再起動しない場合は、アプリを再インストールしてみましょう。「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」から該当するアプリを探してタップします。
すると「Appを取り除く」と「Appを削除」の2つの項目があるので、容量だけ解放して大切なデータを残したい場合は前者をタップ。データを完全に削除しても問題ないなら後者を選択します。
iPhoneを初期化する
iPhoneをMacのFinderなどにバックアップしてから、初期化しましょう。初期化は一旦iPhoneが買ったばかりのカラ状態に戻ってしまうので、特になくても問題ない程度なら、初期化してまで起動を改善する必要はないです。
こちらの記事もおすすめ!
アプリがフリーズする原因

iPhoneだけでなく、iPadやiMacでもアプリを使用中にフリーズすることがよくあります。大切な作業中の場合に起こると、やり直しという事態にもなりかねません。
なぜアプリが突然動かなくなってしまうのか、主な要因をチェックしましょう。もし再びフリーズした場合でも、焦らずに対処できます。
メモリの不足
重いアプリで複雑な作業をしたり、4Kや5Kなど高画質の画像や動画などを表示すると、メモリが足りなくなってアプリがフリーズすることがあります。
複数にわたる動画のダウンロードや、LINEでURLをいくつも開くときにも起こります。ちなみに16GBのメモリのiMacで画像編集アプリを使ったときでもフリーズしました。そのときは複雑な編集をしていたのですが、まさか!といった状況でした。
iPhoneに話を戻しましょう。iPhoneを購入するときは容量の方を重視しがちでメモリをチェックするのを忘れがちです。iPhoneで重い作業をすることはあまりないのでもっともですが、たくさんアプリを使ったりする方は、iPhoneのメモリを意識しながら購入するとベターです。
ここに歴代iPhone5以降のメモリを表にまとめました。
iPhoneの機種 | メモリ |
---|---|
iPhone5全機種及びiPhone6、iPhone6Plus | 1GB |
iPhone6s、iPhone6s Plus、iPhoneSE(1世代)、iPhone7、iPhone8 | 2GB |
iPhoneSE(2世代)、iPhone7Plus、iPhone8Plus、iPhoneX、iPhoneXR | 3GB |
iPhoneXS、iPhoneXS Max、iPhone11全機種、iPhone12、iPhone12 mini、iPhone13、iPhone13 mini | 4GB |
iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Max、iPhone13 Pro、iPhone13 Pro Max | 6GB |
実際自分のiPhoneがどのくらいのメモリを残っているか分かりにくいです。新しいポテンシャルなiPhoneを買ったばかりで、ストレージが十分余っていてもアプリがフリーズしている場合は、メモリをたくさん使っている可能性が考えられます。
ストレージ不足
iPhoneのストレージが少ないときもアプリがフリーズしやすいです。アプリが突然終了することもあります。iPhoneのストレージが大容量ですと、不必要なアプリまでどんどんインストールしがちです。存在を忘れてしまうほどのアプリなら削除をして、その分大切なアプリの機能に貢献した方が良いです。
iPhoneがどのくらいのストレージを使っているのか確認するには、「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」から判断できます。
アプリのデータを残したいときは「Appを取り除く」を選択します。将来的に必要になった場合過去のデータをチェックできます。
ちなみに「写真」アプリはストレージを消費する原因の一つなので、Macをお使いの方はデータを移行して解放することをおすすめします。
こちらの記事もおすすめ!
まとめ
iPhoneのアプリは動いて当たり前と思ってしまうものです。アプリがフリーズするのは予測ができませんが、原因を改善することで軽減できます。iPhoneがアプリを快適に保存できるような状態をキープして、アプリをスムーズに機能させましょう。
コメントを投稿するにはログインしてください。