MacでGoogleスプレッドシートにプルダウンを設定する方法|表示スタイル・削除まとめ

Google スプレッドシートのセルに同じテキストを繰り返して使うときは、プルダウンを設定しましょう。セルから項目を選択するだけで、手軽にテキストを入力できます。

複数の列やセルに同時に追加するのもスピーディーに完了。テキストや背景の色、表示スタイルのカスタマイズも可能です。

Googleアプリからスプレッドシートを開く

  1. SafariやChromeなどでGoogleのホームページを起動する
  2. 画面右上にあるGoogleアプリのアイコンをクリック
  3. 「スプレッドシート」をクリック
  4. プルダウンを作成する既存のスプレッドシートをクリック、または画面右下にある「+」をクリックして新規シートを起動する

「+」にポインタをあてるとペンアイコンに切り替わり「新しいスプレッドシートを作成」が表示されます。そのままクリックします。

スプレッドシートにプルダウンを設定する

プルダウンには、編集中に項目を追加する方法と、既存の項目を選択して設定する方法があります。

  1. プルダウンを設定するスプレッドシートを開く
  2. (列全体に適用する場合:列名の右にある▼をクリック、または▼→列を右クリック、▼→メニューバー→「挿入」)→「プルダウン」をクリック、(選択した範囲に適用する場合) 列を選択→右クリックまたはメニューバー→「挿入」→「プルダウン」をクリック

列全体を選択した場合、1〜1000行の範囲でプルダウンが有効になります。

列やセルを複数選択してプルダウンを設定するのも可能です。

範囲や項目をサイドバーからカスタマイズします。

範囲を追加する

同じ列、他の列、他のシートにプルダウンの範囲を選択して追加します。

「範囲に適用」の右下にあるをクリック→「別の範囲を追加」→範囲を入力→「OK」→「完了」をクリックします。

範囲入力欄に直接入力する場合は、カンマをつけてシート名(必要に応じて)と範囲(例: ,’シート3′!B1:B26)を入力してください。

同じシート内に追加する場合は、シート名と!の入力は必要ありません。

B5:H70のように、広範囲の設定も可能です。

範囲の削除をするときは、データ範囲入力欄右にあるゴミ箱をクリックします。

項目をカスタマイズする

デフォルトの「オプション1」や「オプション2」の項目をクリックして削除し、任意の項目名を入力→「完了」をクリックします。

項目を追加するには、「別のアイテムを追加」をクリック→項目名を入力→「完了」をクリックしてください。

色の左にあるを上下にドラッグすると、項目の順番の並び替えができます。

項目を削除するには、右にあるゴミ箱をクリックしてください。

追加や削除に応じて、プルダウン内の項目も自動的に更新されます。

項目の色をカスタマイズする

項目の左にあるグレーの丸をクリック→カラーパレットから色を選択→「完了」をクリックします。

ポインタを色にあてるとプレビューの項目と背景の色が連動し、配色の見た目を事前に確認できます。

「カスタマイズ」では、項目名のテキストや背景ごとにカラースライダーや16進数、色の抽出で選択可能です。

「カスタマイズ」をクリック→「テキスト」または「背景」を選択→色のキャンバス下にあるカラースライダーを左右にドラッグして任意のトーンを選択→キャンバス内の白いサークルをドラッグして色を選択→「OK」→「完了」をクリックします。

より正確な色を表示するには、16進数やRGB値を入力してください。

白いサークルをドラッグすると、プレビューのテキストや背景の色、丸の色、16進数やRGBの値も連動します。

色を抽出する場合は、スポイトをクリック→サークルの中心を抽出したい画面内の色に合わせてクリックしてください。

プルダウン編集画面では背景の色が表示されます。

表示スタイルが「矢印」または「書式なしテキスト」では、セルの色が背景色になります。

別のスプレッドシートに、あらかじめプルダウンに追加する項目を用意します。項目を別のスプレッドシートに保存することで、プルダウンやシートを削除した後でも繰り返し利用できます。

「シート2」に作成した項目
「シート1」に「シート2」の項目を列全体に適用
  1. スプレッドシートの画面左下にある「+」をクリックして、項目用のシートを作成する
  2. プルダウンに使用する項目を任意の列に入力する
  3. プルダウンを設定するシートを開き(シート左上の▼をクリック、またはシート下側から選択)、2の項目を追加する列を選択する
  4. (列全体に適用する場合:列名の右にある▼をクリック、または▼→列を右クリック、▼→メニューバー→「挿入」)→「プルダウン」をクリック、(選択した範囲に適用する場合) 列を選択→右クリックまたはメニューバー→「挿入」→「プルダウン」をクリック
  5. サイドバー→「条件」→「プルダウン」をクリック
  6. 「プルダウン(範囲内)」をクリック
  7. 6の下に表示された範囲入力欄右にあるをクリック (直接範囲を入力も可)
  8. 「データ範囲の選択」に2の項目用のシート名と項目の範囲(例:’シート2′!A1:A26)を入力、または項目用のシートの項目を選択する
  9. 「OK」をクリック
  10. 「完了」をクリック

メニューバーが非表示の場合は、ツールバーの一番右にあるをクリックしてください。

プルダウンを設定するシートで複数の列の範囲を選択したり、項目用のシートで項目の範囲を選択して設定もできます。項目間に空白のセルを含んでいる場合は、自動的に詰められて設定されます。

項目用のシートから範囲を入力したり選択するときは、「データ範囲の選択」を表示したまま項目用のシートに切り替えると選択しやすいです。連動して自動入力される範囲も同時に確認できます。

項目が多数ある場合は、セルの範囲を手動で入力した方が手早いです。

項目用のシートの項目の範囲を設定
列に設定されたプルダウン

設定した項目を他の列やシートにも適用する場合は、サイドバー→「範囲に適用」のをクリック→「別の範囲を追加」→’シート名’!(他のシートヘ適用する場合)と範囲→「OK」→「完了」をクリックします。

入力欄に直接範囲を入力するのも可能です。

項目の色をカスタマイズするには、「編集中に項目を追加して設定する」の項目内をご覧ください。

項目を追加後にプルダウンを更新する

設定後に項目用のシート内に項目を追加したときに、既存のプルダウンの項目を更新します。項目名の変更や削除は自動更新されます。

範囲を変更する部分
適用する範囲を選択
列全体に適用

列全体に適用する場合は、列を選択→(列名の右にある▼をクリック、または▼→列を右クリック、▼→メニューバー→「挿入」)→「プルダウン」→サイドバー→「条件」→「プルダウン(範囲内)」のデータ入力欄の最後の数値を変更→「完了」をクリックします。

項目を追加する列の任意のセルからプルダウンを表示→鉛筆アイコンをクリック→サイドバー→「条件」→「プルダウン(範囲内)」のデータ入力欄の最後の数値を変更→「完了」→「すべてに適用」をクリックもOKです。

選択した範囲に適用

範囲を選択する場合は、範囲を選択→右クリックまたはメニューバー→「挿入」→「プルダウン」をクリック→「プルダウン(範囲内)」のデータ入力欄の最後の数値を変更→「完了」→「このインスタンスのみ」をクリックしてください。

範囲を選択→範囲を右クリックまたはメニューバー→「挿入」→「プルダウン」→サイドバー→「条件」→「プルダウン(範囲内)」のデータ入力欄の最後の数値を変更→「完了」→「このインスタンスのみ」をクリックもOKです。

1つのセルに適用

1つの特定のセルのみを更新する場合は、更新する列のセルの▼をクリック→鉛筆アイコンをクリック→サイドバー→「条件」→「プルダウン(範囲内)」のデータ入力欄の最後の数値を変更→「完了」→「このインスタンスのみ」をクリックします。

プルダウンの表示をカスタマイズする

プルダウンに警告や入力拒否をしたり、項目を選択するときの表示スタイルをカスタマイズします。

  1. プルダウンの表示をカスタマイズするスプレッドシートを開く
  2. (列全体に適用する場合:列名の右にある▼をクリック、または▼→列を右クリック、▼→メニューバー→「挿入」)→「プルダウン」をクリック、(選択した範囲に適用する場合) 列を選択→右クリックまたはメニューバー→「挿入」→「プルダウン」をクリック
  3. サイドバー→「詳細オプション」をクリック
  4. 「データが無効の場合」→「警告を表示」または「入力を拒否」から選択
  5. 「表示スタイル」→「チップ」「矢印」「書式なしテキスト」から選択
  6. 「完了」をクリック
  7. (選択した範囲に適用する場合)「このインスタンスのみ」をクリック

鉛筆アイコンから編集する場合は、編集する列のセル(特定する場合はセルを選択)からプルダウンを表示→鉛筆アイコンをクリック→サイドバー→「詳細オプション」→編集をする→「完了」→(特定のセルに適用する場合)「このインスタンスのみ」をクリック、(列全体に適用する場合) 「すべてに適用」をクリックしてください。

「データが無効の場合」と「表示スタイル」は、以下のようにカスタマイズできます。

「警告を表示」をオンにすると、プルダウンの項目以外のテキストが入力されたときにセルの右角上に赤いマークがつきます。ポインタをおくと、入力エラーが都度警告されます。

警告の表示

「入力を拒否」では、プルダウンの項目と異なるテキストは入力できず、同時にヘルプテキストが表示されます。

ヘルプテキストはカスタマイズでき、「選択したセルのヘルプテキストを表示」にチェックを入れます。デフォルトのヘルプテキストを変更する場合は、テキストを削除して任意のテキストを入力してください。

メッセージ欄右にあるをクリックすると、デフォルトのテキストに戻ります。

プルダウンはインジケーターをクリックまたはダブルクリックで表示できます。インジケーターには2種類のスタイルがあります。

  • 「チップ」…項目がラベルになり、角がラウンドカットされる。ラベルの右にある▼をクリックしてプルダウンを表示
  • 「矢印」…セル内の右にある▼をクリックしてプルダウンを表示
  • 「書式なしテキスト」…ダブルクリックでプルダウンを表示

「矢印」と「書式なしテキスト」では、プルダウンの範囲をドラッグで選択しやすいです。

書式なしでは、項目名が長い場合「オプショ…」のようにならず、ツールバーの「テキストを折り返す」など設定に応じた方式で表示されます。

プルダウンを削除する

列全体、選択した範囲、すべての列に設定したプルダウンを削除します。すでにプルダウンから選択した項目は、削除後セル内に残ります。

  1. プルダウンを削除するスプレッドシートを開く
  2. プルダウンを設定した任意の列を選択
  3. メニューバー→「データ」→「データの入力規則」をクリック
  4. サイドバーから削除するプルダウンの列にポインタをあてる
  5. ゴミ箱をクリック

列にポインタをあてるとシート内で該当する範囲が連動してハイライトされます。

鉛筆アイコンから削除する場合は、削除する列の任意のセルからプルダウンを表示する→鉛筆アイコンをクリック→ステップ4以降を続行します。

削除したプルダウンを復元するには、ツールバー左上にある左矢印(元に戻す)をクリックしてください。

列全体と同じ列内で範囲を複数選択したプルダウンを、編集画面から削除します。

  1. プルダウンを削除するスプレッドシートを開く
  2. プルダウンを削除する列をクリック、または範囲を選択
  3. (列全体に適用する場合:列名の右にある▼をクリック、または▼→列を右クリック、▼→メニューバー→「挿入」)→「プルダウン」をクリック、(選択した範囲に適用する場合) 列を選択→右クリックまたはメニューバー→「挿入」→「プルダウン」をクリック
  4. サイドバー下にある「ルールを削除」をクリック

1つのセル内のプルダウンを削除するには、削除するセルからプルダウンを表示→鉛筆アイコンをクリック→サイドバー→「ルールを削除」をクリックします。

  1. すべての列のプルダウンを削除するスプレッドシートを開く
  2. 削除する任意の列を選択
  3. メニューバー→「データ」をクリック
  4. 「データの入力規則」をクリック
  5. 「すべて削除」をクリック

鉛筆アイコンから削除する場合は、削除する任意の列のセルからプルダウンを表示→鉛筆アイコンをクリック→サイドバー→「ルールを削除」→「すべて削除」をクリックします。

まとめ

Googleスプレッドシートにプルダウンを設定すると、長いテキストもワンクリックで入力できます。項目ごとに統一されて見やすくなり、多量のデータの状況も手早く把握できるでしょう。Macの画面で快適にシート管理をしてください。

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