
MacのSafariのスタートページでは、背景や検索に役立つ項目をカスタマイズできます。同期している他のデバイスのタブにアクセスしたり、頻繁に閲覧するサイトの項目を表示すれば同じ内容を検索する必要もなし。
必要のない項目は非表示にすれば、スタートページが見やすくなります。早速、MacでSafariのスタートページを開く設定と、カスタマイズできる項目をご紹介します。
目次
MacでSafariのスタートページを設定する
MacでSafariのスタートページを表示する設定をします。

- MacでSafariを起動する
- メニューバー「Safari」→「環境設定」をクリック、またはコマンドキー+「 , 」
- 「一般」をクリック
- 「新規タブを開く場合」→「スタートページ」を選択
常にスタートページでタブが起動します。
「スタートページ」以外の新規タブを設定する場合
「ホームページ」「空のページ」「同じページ」を設定している場合でスタートページを開くには、タブを開いている状態でメニューバー「ブックマーク」→「スタートページを表示」をクリックしてください。
Safariのスタートページの項目をカスタマイズする
Safariのスタートページに表示できる項目は9つあります。有効にした場合に利用できるそれぞれの機能の特徴をまとめました。


画面を右クリックするとほぼ同じような項目リストが表示され、ここからもオンオフの選択が可能です。
①「スタートページをすべてのデバイスで使用」
有効にすると、カスタマイズしたスタートページの項目を同じApple IDでiCloudにサインインしているすべてのデバイスで同期できます。
デバイスごとに異なるスタートページをカスタマイズしたいときは、チェックを外してください。
②「お気に入り」

ブックマークに保存しているお気に入りをWebサイトのロゴで一覧表示します。
「お気に入り」をすべて表示したい場合は、「お気に入り」の右側にポインターを合わせる→「すべてを表示」の矢印をクリックしてください。閉じるときは、「表示を減らす」の矢印をクリックします。
お気に入りは名前やWebページのURLの変更(個別のお気に入り)、削除などができます。ロゴを右クリック→「名称変更」「アドレスを編集」「削除」のいずれかをクリックしてください。
Safari 16ではタブグループでお気に入りが利用できるようになりました。使い方についてはMacでSafariのタブグループのお気に入りにWebページのタブを追加する方法をご覧ください。
③「よく閲覧するサイト」

頻繁にアクセスするサイトをSafariが分析して、自動的に表示してくれます。アドレスバーから検索をする必要がなくなり、スタートページからダイレクトにクリック可能です。
デフォルトではWebページのサムネール画像で表示されますが、お気に入りのようにロゴでコンパクトに表示したいときは、サムネール画像を右クリック→「アイコン表示」をクリックしましょう。
よく閲覧するサイトを削除するには、サムネール画像を右クリック→「削除」をクリックします。
④「プライバシーレポート」

Webサイトのナビゲーション中に、トラッカーをブロックした回数やIPアドレスの非公開を報告してくれます。
機能を有効にするには、メニューバー「Safari」→「環境設定」→「プライバシー」→「Webサイトによるトラッキング」にチェックを入れる、またはツールバー「このサイトのプライバシーレポートを表示」アイコン(スタートページ以外で可)をクリック→「オンにする」をクリックする必要があります。
レポートのバナーや「このサイトのプライバシーレポートを表示」アイコンをクリックすると、ブロックしたトラッカーの詳細をチェックできます。

「Webサイトによるトラッキング」の下にある「IPアドレスを非公開」にチェックを入れるとIPアドレスがトラッカーにさらされなくなり、必要に応じてレポートされます。
⑤「Siriからの提案」

自分の検索内容をSiriが分析しながら、ブックマークや履歴、iCloudタブからおすすめのWebページを提案してくれます。ブックマークにお気に入りのWebページを追加しても大量になると見落としやすいので、Siriが拾い出してくれるのはとても便利です。
Siriからの提案が必要ないWebページを非表示にするには以下の方法が選べます。
- Webページを候補に表示しない…提案されたWebページを右クリック→「このWebサイトを候補に表示しない」をクリック
- iCloudタブからの候補を拒否する…提案されたWebページを右クリック→「iCloudタブからの候補表示を減らす」をクリック
- ブックマークからの候補を拒否する…提案されたWebページを右クリック→「ブックマークからの候補表示を減らす」をクリック
- 履歴からの候補を拒否する…提案されたWebページを右クリック→「検索履歴からの候補表示を減らす」をクリック
それぞれの操作により「Siriからの提案」から非表示になります。履歴の場合は、候補のWebページの履歴もすべて削除されます。
⑥「リーディングリスト」

リーディングリストに追加したWebページを表示します。
リーディングリストはアドレスバーの左にポインターを当てると表示される「+」をクリック、またはコマンドキー+シフトキー+「D」で追加できます。
リーディングリストの削除は、右クリック→「項目を削除」をクリックしてください。
⑦「iCloudタブ」

同じApple IDでiCloudにサインインした、すべてのデバイスで開いているSafariのタブが表示されます。
デバイス右の上下矢印をクリックするとデバイスを選択でき、それぞれのタブへアクセスが可能です。デバイス名の右側にポインターをあてると「すべてを表示」/「表示を減らす」が表示され、矢印で切り替えができます。
Webページを閲覧中のときは、ツールバーのiCloudアイコンから、同期されているデバイスのSafariのタブをチェックするのがおすすめです↓

デバイスのタブを表示するには、「システム環境設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「Safari」にチェックを入れてください。iCloudタブの同期の方法についてはSafariのiCloudタブをデバイス間で同期させる方法|表示されない原因もチェックをご覧ください。
タブを閉じるときは、タブを右クリック→「タブを閉じる」をクリックします。
⑧「あなたと共有」

「メッセージ」で共有されたSafariのタブが、送信者の名前とともにリンクで表示されます。送信者は自分の連絡先に登録されていることが必要です。
共有を有効にするには、Macの「メッセージ」→「環境設定」→「あなたと共有」→「Safari」にチェックを入れる、または「オンにする」をクリックしてください。
送信者に返信をしたいときは、リンクの下にある共有元ボタンをクリック→メッセージを入力→「↑」の送信ボタンをクリックしましょう。
共有されたコンテンツを削除するには、「メッセージ」で共有元の人のチャットを開く→画面右上「 i 」をクリック→「”あなたと共有”に表示」のチェックを外す、またはリンク(スタートページ上も同様)を右クリックして削除をしてください。
⑨「背景イメージ」
スタートページの背景をカスタマイズします。


- MacでSafariを起動する
- コマンドキー+「T」、またはツールバー「+」をクリックしてスタートページを起動する
- 画面右下の編集アイコンをクリック、または画面を右クリック
- (編集アイコンの場合)一番下にある壁紙から選択する、(画面を右クリックの場合)「背景を選択」をクリック
編集アイコンでは、9つのデフォルトの壁紙以外にMac内に保存している画像や写真、デスクトップピクチャを選択できます(「背景を選択」の場合、編集アイコン内にある壁紙は利用不可)。一番左にある「+」をクリック→画像を選択しましょう。
選択したFinderの画像を変更したい場合は、一度デフォルトの壁紙をクリックして解除→「+」をクリック→画像を選んでください。
機能をオフにしたり、画面を右クリック→「背景を消去」をクリックすると、「システム環境設定」→「一般」→「外観モード」で選択したモードで表示されます。
Safari 16では、タブグループごとに背景を設定することができます。
まとめ
Safariのスタートページをカスタマイズすると、Macで検索が一段とやりやすくなります。必要に応じてiPhoneやiPadと同期もしながら、Safariのスタートページで快適な検索をしてください。
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