
Macで音楽や動画を視聴したいと思ったら、音が出ない場合があります。通知、起動、操作音、アプリの通知サウンドも鳴らないときは、対処に追われてしまうでしょう。
Macが故障していない限り、多くの場合は設定を変更するだけで音が出ることが多いです。Macから音が出ないよくあるパターンを取り上げ、対策法をまとめました。
Macのどこからも音が出ない
Mac全体で音が出ないときは、システムのサウンド設定やキーボードで消音になっている可能性があります。出力の設定も確認しましょう。
音量はすべての設定間で連動します。
「サウンド」設定で音量を上げる

- 「システム設定」を起動する
- 「サウンド」をクリック
- 「出力音量」→「消音」をオフにする
消音をオフにしたときに、スライダーが一番左に設定されている場合は、スライダーを右ヘドラッグしてください。
消音がオンになっている場合、スライダーを右へドラッグすると自動的に「消音」がオフになります。
消音を解除する方法は以下の方法でも可能です。
- メニューバー→サウンドのアイコン→スライダーを右へドラッグして音量を上げる
- メニューバー→「コントロールセンター」→「サウンド」→スライダーを右へドラッグして音量を上げる
メニューバーにサウンドのアイコンがない場合は、「システム設定」→「コントロールセンター」→「サウンド」→「メニューバーに常に表示」を選択してください。
キーボードで音量をオンにする
Macから音が出ないときは、キーボードからもオンにできます。

ミュートキー (次の曲へスキップするキーと音量を下げるキーの間)を押してください。
ミュートキーを押しても音が聞こえない場合は、音量を下げるキーで最小にした可能性があります。2つ右にある音量を上げるキーを押してください。
ミュートキーの代わりに、最初から音量を上げるキーを押してもOKです。
音を出すMacを出力に設定する

「システム設定」→「サウンド」→「出力と入力」→「出力」→音を出したいMacをクリックします。使用中のMacから音を出す場合は、「内蔵スピーカー」を選択してください。
メニューバー→サウンドのアイコン→出力するMacを選択、またはメニューバー→コントロールセンター→「サウンド」→出力するMacを選択もOKです。
ブラウザから音が出ない
SafariやChromeから音が聞こえないときは、アドレスバー、タブ、または設定がオフになっています。
Safari
アドレスバーやタブのサウンドアイコンから直接オンにできます。


- Safariのアドレスバー/タブのサウンドアイコンをクリックしてオン、またはアドレスバー/タブのサウンドアイコンを右クリック
- (サウンドアイコンを右クリックした場合)「このタブの消音を解除」をクリック
オンになると、アドレスバーのサウンドアイコンが色付き、タブ内のサウンドアイコンとともにオンを示すバイブレーション表示に切り替わります。アドレスバーのサウンドアイコンは、該当するタブが表示されているときに色づきます。
消音中の他のタブのサウンドも、アドレスバーや他のタブからオンにできます。非表示かつ消音中の複数のタブをすべて同時にオンにするには、アドレスバーのサウンドアイコンを右クリック→「その他のタブの消音を解除」をクリック。

表示中以外のタブをオンにする場合は、オンにしないタブを表示または選択→タブやそのアドレスバーのサウンドアイコンを右クリック→「その他のタブの消音を解除」をクリックします。
Chrome
タブやアドレスバー、設定からオンにします。


- Chromeのタブ内のミュートアイコンを右クリック
- 「サイトのミュートを解除」をクリック
複数のタブがある場合に「サイトのミュートを解除」をクリックすると、同じサイトのすべてのタブがオンになります。消音中のサイトを表示→アドレスバーのサウンドアイコンをクリック→「〇〇の音声を常に許可する」を選択→「完了」をクリックでも同じ操作が可能です。
1つのタブから音を出すには、他のサイト内の音声をミュートにするかタブを閉じる必要があります。

「管理」をクリックすると、音声の設定画面へアクセスできます。
音声の設定画面からオンにする
アクセスしたすべてのサイト、またはサイトを選択してオンにします。

- 画面右上「︙」をクリック→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「その他のコンテンツの設定」→「音声」→「サイトが音声を再生できるようにする」を選択
- 画面右上「︙」をクリック→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「その他のコンテンツの設定」→「音声」→「音声の再生を許可しないサイト」内でオンにするサイトの再生ボタンをクリック→「音声」→「許可する」を選択
- 画面右上「︙」をクリック→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「その他のコンテンツの設定」→「音声」→「音声の再生を許可しないサイト」内でオンにするサイトの右にある「︙」→「許可する」をクリック
アクセスしたすべてのサイトの音声を自動的にオンにするには、「サイトが音声を再生できるようにする」を選択します。次回任意のサイトへアクセスしたとき常にオンになります。
「音声の再生を許可しないサイト」を許可すると、「音声の再生を許可するサイト」へサイトが移動します。
同じサイトのタブが複数ある場合、すべてオンになります。
「サイトが音声を再生できるようにする」を選択後にタブをミュートした場合、「音声の再生を許可しないサイト」にサイトが表示されます。
「音声の再生を許可しないサイト」または「音声の再生を許可するサイト」の設定は優先されるため、「サイトが音声を再生できるようにする」をオンにしても音が出ません。
サイトの音声再生を許可するか、サイトの右にある「︙」→「削除」をクリックで可能です。
サイトやアプリ内で音が出ない
YouTubeやWebラジオ、ミュージックなど、サイトやアプリにある音量がオフになっている可能性があります。


音声を利用できるサイトやアプリには音量を調整するコントロールがあります。
ミュートになっているサウンドのアイコンをクリックしてオン、またはスライダーを右へドラッグして音量を上げましょう。
通知/起動/操作の音が出ない
Macの起動音や、通知音、操作音などが鳴らないときは、設定または音量がオフになっています。
それぞれの音量調整は、同じ設定画面内にある出力音量が適切に設定されている状態で行ってください。
通知音をオンにする
入力エラー時やアラートの表示など、注意を促す短い音をオンにします。

- 「システム設定」を起動する
- 「サウンド」をクリック
- 「通知音の音量」→スライダーをドラッグして音量を上げる
通知音を選択できる「通知音」にはオフの設定はなく、常に利用できる状態です。音が出ないときは、「通知音の音量」のスライダーを右へドラッグしながら音量を上げてください。
音量を上げてもMacから音が出ないときは、「サウンドエフェクトの再生装置」→「内蔵スピーカー」を選択してください。
起動音をオンにする
Macの電源を入れたときに鳴る起動音をオンにします。

- 「システム設定」を起動する
- 「サウンド」をクリック
- 「起動時にサウンドを再生」をオンにする
音量は「出力音量」で調整してください。
「サウンドエフェクトの再生装置」→「内蔵スピーカー」になっているかも確認します。
操作音をオンにする
メールの送信音、ファイルをウインドウとデスクトップ間で移動するときの音、ゴミ箱を空にする音など、UIの音をオンにします。

- 「システム設定」を起動する
- 「サウンド」をクリック
- 「ユーザインターフェイスのサウンドエフェクトを再生」をオンにする
オンにしても音が出ない場合は、「通知音の音量」のスライダーを右へドラッグしながら音量を上げます。
「サウンドエフェクトの再生装置」→内蔵スピーカーの選択もしてください。
アプリの通知音が鳴らない
リマインダーやカレンダーなどの対応アプリで、通知が来ても音が鳴らないときは設定や通知音やサウンドがオフになっています。

- 「システム設定」を起動する
- 「通知」をクリック
- 通知音をオンにするアプリをクリック
- 「通知を許可」をオンにする
- 「通知音を鳴らす」をオンにする
- サイドバー→「サウンド」をクリック
- 「通知音の音量」→スライダーを右へドラッグして音量を上げる
- 「出力音量」→消音をオフ、またはスライダーを右へドラッグして音量を上げる
出力音量で消音を解除していても、通知音がオフになっていると通知音が鳴りません。
対応してないアプリは「通知音を鳴らす」は非表示です。
まとめ
Macで音が出ないときは、さまざまな方法で対策をとることができます。メインとなるMacのサウンドをベースに、特有の設定をオンにしながらMacの音を復活させてください。
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