
パワーアップしたスタンダードチップを搭載したM4 iMacとM4 Mac miniは、どちらもデスクトップマシンです。長く使うためにも、購入前に主な性能の違いを比較しておくのは欠かせません。
自分の作業に適切なデバイスを選ぶときの参考にしてください。
チップ性能の選択
M4 iMacでは同じチップで2つの性能を選択でき、Mac miniでは1つのみ利用できます。
| M4 iMac | M4 Mac mini |
|---|---|
| ・8コアCPU/GPU ・10コアCPU/GPU | 10コアCPU/GPU |
iMac
スタンダードな性能を固守しているiMacでは、同じチップで8コアまたは10コアCPU/GPUでレベル分けをしています。M3で4ポートバージョンのCPUをアップデートし、CPUもGPUと同じ10コアになりました。
ローエンドまたはハイエンドの性能レベルによって、利用できるメモリ、ストレージ、ポート、ディスプレイ、Touch ID付きキーボードなども変わってくるのも特徴です。
チップの更新と共に性能の高さが強調される中、M1から続くベーシックな8コア性能も価値が高いと言えます。
かつての27インチiMacのPro性能も取り入れることもなく、デスクトップで唯一万人向けのオールインワンです。
Mac mini
M4 Mac miniはiMacのハイエンドと同じ10コアCPU/GPUで、同じチップ内で他の性能の選択はありません。
8コアCPU/GPUを求めるなら、必然的にiMacを選択することになり、付随するそのほかのスペックの確認も必要になります。
M2の8コアCPUをアップデートしたことからも、M4は基本的に10コアCPU/GPUをベースにしていることがわかります。
Mac Studioの外観を思わすコンパクトなサイズ(高さ5cmx幅12.7cmx奥行き12.7cm)で、作業スペースを増やすこともできました。
ポートの種類、数、配置の違い
M4 iMacやM4 Mac miniのような据え置きのデスクトップマシンでは、接続するディスプレイや使用する周辺機器によってポートの種類や数が気になるものです。違いを表でチェックしましょう。
| ポート | M4 iMac | M4 Mac mini |
|---|---|---|
| Thunderbolt 4 | ・2ポート ・4ポート | 3ポート |
| USB-C | x | 2ポート |
| HDMI | x | ◯ |
| ギガビットEthernet | ・オプション(2つのThunderbolt 4ポートバージョン) ・標準搭載(4ポートのThunderbolt 4バージョン) | ・標準搭載 ・10GbギガビットEthernet(オプション) |
いずれのデバイスで背面に配置されたThunderbolt 4ポートは、iMacで最大4ポート、Mac miniは3ポート利用できます。
iMacの10コアCPU/GPUではHDMIポートの代わりに、Mac miniより1つThunderbolt 4が多い4ポート、8コアCPU/GPUでは2ポートです。
Mac miniではiMacより1つ少ないThunderbolt 4の代わりに、HDMIポートを搭載して種類を分散しています。変換アダプタやデイジーチェーンを使わず、背面ポートでディスプレイを接続する場合も問題ありません。
加えてMac miniではMaxチップのMac Studioのように、前面に2つのUSB-Cポートも完備。iPhoneやiPadの充電やデータ転送など、一時的な使用に便利なポジションです。ケーブルの差し抜きを容易にし、コネクタのダメージも防止できるメリットもあります。
有線LANを使用する場合、Mac miniの10GbギガビットEthernetは頼もしい選択です。追加料金(15,000円)が必要ですが、安定性や安全性はもとよりさらに高速な通信が期待できるでしょう。
ギガビットEthernetポートは、iMacでは電源アダプタ、Mac miniでは背面に配置されています。
接続できる外部ディスプレイの台数
ポートと関連して異なるのが接続できる外部ディスプレイの台数や対応する解像度です。M4 iMacとM4 Mac miniで違いをチェックしましょう。
| M4 iMac | M4 Mac mini | |
|---|---|---|
| 接続可能な台数 | 最大2台 | 最大3台 |
| 対応解像度と台数 | ・最大6K 60Hz…1台 (2つのThunderbolt 4ポートバージョン) ・最大6K 60Hz…最大2台、または最大8K 60Hz…1台 (4つのThunderbolt 4ポートバージョン) | ・(Thunderbolt)最大6K 60Hz…2台と最大5K 60Hzまたは(HDMI)4K 60Hz…1台 ・(Thunderbolt)最大5K 60Hz…1台と(Thunderbolt/HDMI)最大8K 60Hzまたは4K 240Hz…1台 |
iMacではCPUとGPUのコア数によって異なるThunderbolt 4ポートの数に応じて、接続できる台数や解像度にも違いがあります。4ポートのThunderbolt 4では、8Kディスプレイにも接続可能です。
Mac miniではThunderbolt接続で3台の5Kディスプレイに対応しており、5Kと8Kまたはハイリフレッシュレートの4Kディスプレイにも接続できます。
iMacの4つのThunderbolt 4ポートバージョンとMac miniでは、今現在複数の外部ディスプレイを接続しなくても、将来的に必要になったときに買い替える必要がなくなります。
いずれも同じ最大解像度に対応しているので、接続する台数やポートの種類に応じて検討すると良いです。
接続する外部ディスプレイのポートやケーブルが対応することも確認しておきましょう。
Nano-textureガラスの選択
オールインワンのiMacはディスプレイが一体化されており、10コアCPU/GPUのM4 iMacではNano-textureガラスのオプション(30,000円追加)も利用可能です。
Nano-textureガラスは、ディスプレイに映る光の反射を大幅に軽減したり指紋がつきにくいメリットがあります。
ディスプレイが分離しているMac miniでは、同じNano-textureガラスを選択できるStudio DisplayまたはPro Display XDRが対象になります。
ディスプレイサイズや解像度はさておき、カメラに自分を追わせてビデオ通話ができるStudio Displayの12MPセンターフレームカメラも搭載されたM4 iMacは、価格のハードルが低いです。
もっともMac miniではディスプレイが独立しているので、機能、サイズ、予算に応じたディスプレイを選択できる、故障した場合や新型がリリースされた時はディスプレイだけ交換できるメリットがあります。
まとめ
M4 iMacとM4 Mac miniはチップが同じでも、異なる部分がいくつかあります。それぞれの性能や構造も吟味して、優れたデスクトップマシンを体験してください。

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