
Keynoteのライトテーブルは、一度作ったスライドのギャラリー表示や主にレイアウトの編集ができる機能です。基本的にスライドビューで細かな編集をした後に、全体の仕上げを確認したり複数のスライドを一度に変更したいときも役立ちます。
アイコンによるスライドの選択や、スライドのスキップができるのも特徴。普段使っているKeynoteの裏技として活用しましょう。
Keynoteのスライドをライトテーブルで表示する
スライドビューで作成したKeynoteのスライドを、ライトテーブルで表示しましょう。

- 「Keynote」を起動する
- ライトテーブルで編集するスライドをタップ
- 画面上部にある詳細アイコン「…」をタップ
- 「ライトテーブル」をタップ
- 「完了」をタップ
ライトテーブル内のスライドをピンチアウトすると拡大し、ピンチインすると縮小できます。
元のスライド編集画面に戻る時は、スライドをダブルタップ、または「詳細」→「スライドビュー」をタップします。
iPhoneのKeynoteの作り方については【iPhone】 Keynoteの使い方|スライド作りにおすすめの機能をご紹介!をご覧ください。
Keynoteのスライドをライトテーブルで編集する
ライトテーブルでKeynoteのスライドを編集してみましょう。ツールの説明をはじめ、レイアウトの変更など編集のやり方をまとめました。
ライトテーブルのツール

ライトテーブルの画面上部のツールは、左から、スタート画面に戻る、やり直す、再生、ブラシ(レイアウトとアピアランスの変更)、アニメーション(トランジション)、共同作業、詳細の7つがあります。スライドビューのツールとほぼ同じで、今回メインに使うのはブラシツールです。
画面下のツールはライトテーブル特有のもので、左から「+」(スライドの追加)、「スキップ」「複製」「削除」「選択」の5つのツールが使えます。中でも「選択」がポイントのツールです。
レイアウトを変更する
スライドを他のレイアウトに一括変更します。

- 「選択」をタップ
- 変更したいスライドを選ぶ
- ブラシツールをタップ
- 「レイアウト」→レイアウトを選ぶ
- 「X」または画面をタップ
- 「終了」をタップ
フォント、フォントサイズ、カラーなどはレイアウトのデフォルトのスタイルになります。画像も統一されるので、必要に応じてスライドビュー編集画面から変更してください。
元に戻すときは、やり直しの矢印アイコンや元のレイアウトをタップします。
「アピアランス」でレイアウトを編集する


アピアランスはレイアウト及び簡単なスライドの編集ができるセクションです。
個別にレイアウト内の一部の編集ができる、背景カラー、タイトル、本文、スライド番号、「スライドレイアウトを再適用」と、レイアウト全体を編集する「スライドレイアウトを編集」があります。
レイアウトをカスタマイズすると新しいレイアウトとして利用できます。同じレイアウトを使っているスライドがある場合は、選択の有無に関わらず新しいレイアウトにすべて自動変更されます。
- 「選択」をタップ
- 変更するレイアウトのスライドを必要に応じて選択
- ブラシツールをタップ
- 「アピアランス」をタップ
- 必要に応じてレイアウトの内容を編集する
- 「スライドレイアウトを編集」をタップ
- 画像は「+」をタップして変更
- テキストをタップ
- ブラシツールをタップ
- スタイルやテキスト、配置などをカスタマイズする
- 「+」または画面をタップ
- 「完了」をタップ
レイアウトの変更を戻すときは、やり直しの矢印アイコンをタップします。
スライドの背景カラー、タイトル、本文、スライド番号などをデフォルトに戻すには、ブラシツール→「アピアランス」→「スライドレイアウトを再適用」をタップします。
画像のプレースホルダーのサイズは丸い点を指でドラッグしながら調整します。画像自体のサイズ変更は、画像をダブルタップ→スライダーで大きさを調整したり画像をドラッグして配置を決める→「終了」、または画面をタップします。
アニメーションをつける
スライドに同じアニメーションをつけて動きを与えます。
- 「選択」をタップ
- アニメーションをつけるスライドを必要に応じて選択する
- 「アニメーション」アイコンをタップ、または詳細アイコン→「アニメーション」をタップ
- アニメーションのタイプを選ぶ
- 「オプション」をタップ
- スライドショー全体の時間や、開始、スライド間で切り替わる時間などを設定する
- 「完了」をタップ
- 「終了」をタップ
- 最初のスライド(1)をタップ
- 再生アイコンをタップ
6番目の設定は、アニメーションによって異なります。
左右上下などアニメーションの動きの方向を設定できるものは、次のスライドが自然な流れで切り替わるように設定すると見やすくなります。最後のスライドの終了時も、フェードなどスライドの内容に合わせて選ぶとカッコよい仕上がりになります。
同じスタイルのスライドを複製する
フォントやカラー、サイズ、配置、アニメーションなどを、丸ごと、またはほとんど同じスタイルで繰り返し使うときにおすすめです。
- 「選択」をタップ
- 複製したいスライドを必要に応じて選択
- 「複製」をタップ
- 「終了」をタップ
スライドが1枚のときは、スライドを長押し→「複製」をタップも可能です。
スライドを追加する
ライトテーブルからでもスライドの追加ができます。
- 「+」をタップ
- スライドを選ぶ
- 必要に応じてカスタマイズする
編集はダブルタップをしてスライドビュー画面で行います。
スライドの順序を変えたいときは、スライドを長押ししながら上下にドラッグします。
スライドをスキップする
作成したスライドを保留にしておきたいときなどはスキップをしましょう。

- 「選択」をタップ
- スライドを必要に応じて選択する
- 「スキップ」アイコンをタップ
スキップを解除するには、スキップアイコン(スキップを解除)を、1〜2回タップしましょう。
選択されたスライドが表示に設定されている場合はグレーになり、非表示ではスライドが表示されません。設定は、詳細アイコン→「スキップしたスライドを表示する」をオン/オフします。
スライドが1枚のときは、スライドを長押し→「スキップ」をタップも可能です。
スライドを削除する
- 「選択」をタップ
- スライドを必要に応じて選択する
- 「スキップ」アイコンをタップ
- 「削除」アイコンをタップ
複製やスキップのように、1枚のスライドではスライドを長押し→「削除」をタップもできます。
まとめ
iPhoneでKeynoteのスライドを作るときは、ライトテーブルをもう一つの機能としてプラスすると作業がやりやすくなります。スライドビューと使い分けをしながら、効率良いスライド作りをしましょう。
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