
iOS 17では、ポートレート写真で撮影した被写体のフォーカスを変更することができます。撮影後に被写体のピントがずれてしまっても、フォーカスする被写体をあえて切り替える場合でもワンタップで編集完了。
被写界深度も調整でき、周辺の被写体とボケのバランスをカスタマイズしたりピントを合わせることも可能です。被写体のフォーカスの変更は、iOS 16かつiPhone 13以降のモデルで撮影したポートレート写真にも対応しています。
フォーカスする被写体を変更する



- 「写真」をタップ
- 「アルバム」をタップ
- 「メディアタイプ」→「ポートレート」をタップ
- 被写体のフォーカスを変更する写真をタップ
- 「編集」をタップ
- 画面下にある「ポートレート」
をタップ(デフォルトではオン)
- フォーカスしたい被写体をタップ
- 画面右上にある黄色いチェックボタンをタップ
フォーカスする場所は黄色いフレームで選択できます。
フレームのサイズは固定され変更できませんが、被写体の一部でも収めればフォーカス可能です。
正しくフォーカスされているかチェックしながら、必要に応じて位置を変更してください。
被写界深度を調整する
フォーカスした被写体の周辺のボケの度合いは「被写界深度」で調整できます。オフにしてピントを合わせることも可能です。

- 「写真」をタップ
- 「アルバム」をタップ
- 「メディアタイプ」→「ポートレート」をタップ
- 被写界深度を調整する写真をタップ
- 「編集」をタップ
- 画面下にある「ポートレート」
をタップ
- フォーカスしたい被写体をタップ
- 「被写界深度」→メジャーを左右にスワイプしてf値でボケの度合いを調整する
- 画面右上にある黄色いチェックボタンをタップ
初期値を基準にメジャーを右へスワイプしてf値を小さくするほど、光を多く取り込めると同時に被写界深度が浅くなりボケが強くなります。被写体間で奥行きが出るので、遠近感も手軽にアピール可能。
左へスワイプでf値を大きくするほど、光を取り込める量が少なくなります。同時に被写界深度が深くなり、ピントが合ってくるようになります。そのまま左へスワイプまたは画面上部にある黄色の「ポートレート」をタップすると、被写界深度機能がオフになります。
絞り値は画面左上にあるをタップでも確認可能です。
被写体を目立たせながらも周囲の雰囲気をさりげなく取り入れたい、風景と一緒に被写体もアピールしたいなど、目的に応じて被写界深度を調整しましょう。
フォーカスや被写界深度を変更した写真を元に戻す

- 「写真」をタップ
- 「アルバム」をタップ
- 「ポートレート」をタップ
- 元に戻す写真をタップ
- 「編集」をタップ
- 「元に戻す」をタップ
- 「オリジナルに戻す」をタップ
変更前のポートレート写真の状態に戻ります。
編集をする場合は、被写体のフォーカスや被写界深度を変更→黄色いチェックボタンをタップします。
まとめ
iPhoneで被写体のフォーカスを変更でき、気軽にポートレート写真を撮影できるようになりました。ボケでアーティスティックな雰囲気にしたり、思い出の記念写真を隅々までアピールするなど、被写界深度も調整しながら理想的な写真に仕上げましょう。
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