iPhoneとMacでAirPlayを使う方法|Apple TV・YouTube・ミュージックのコンテンツを送信

AirPlayを使ってApple TVやYouTube、ミュージックのコンテンツをiPhoneからMacへ送信しましょう。大きなMacの画面やスピーカーで、映画や動画を観たり音楽をリスニング。

AirPlayの対応デバイスやOS、設定、再生、終了する方法をまとめてご紹介します。

AirPlayの対応デバイスとOSのバージョン

iPhoneからAirPlayでコンテンツをMacに送信するには、以下のデバイスとOSのバージョンが必要です。

  • iPhone 7以降
  • iOS 14以降

非対応のデバイスやバージョンでも、Macで行うAirPlay設定によっては可能になる場合があります。

  • MacBook (2018年以降)
  • iMac/Mac Pro (2019年以降)、iMac Pro、Mac mini(2020年以降)、Mac Studio(2022年以降)
  • macOS Monterey以降

MacBookの対応デバイスは、MacBook、MacBook Air、MacBook Proです。

MacでAirPlayを設定する

MacでAirPlayの設定をします。AirPlayのパスワードの設定も可能です。

  1. Macで「システム設定」を起動する
  2. 「一般」をクリック
  3. 「AirDropとHandoff」をクリック
  4. 「AirPlayレシーバー」をオン
  5. 「AirPlayを許可」→「現在のユーザ」「同じネットワーク上のすべての人」「すべての人」から利用者を選択する

macOS Montereyでは「システム環境設定」→「共有」→ステップ4以降を続行します。

「現在のユーザ」は、同じApple IDでサインインしているiPhoneとMacで有効。「同じネットワーク上のすべての人」はiPhoneとMacで同じWi-Fiを利用している人、「すべての人」は誰にでもiPhoneからMacへのAirPlayを許可します。

「現在のユーザ」から「同じネットワーク上のすべての人」または「すべての人」に変更する場合は、Touch ID認証またはMacのパスワードを入力して切り替えを許可します。

Touch ID対応Macでの認証画面
「同じネットワーク上のすべての人」を設定する画面

「同じネットワーク上のすべての人」または「すべての人」を選択→Touch IDをタップまたはMacのパスワードを入力→(パスワードを入力の場合は「パスワードを使用」→「設定を変更」)→「すべての人を許可」または「同じネットワーク上のすべての人を許可」をクリックします。

一度パスワードを入力すれば次回は不要です。「同じネットワーク上のすべての人」と「すべての人」の切り替えは許可のみ行います。

「同じネットワーク上のすべての人」または「すべての人」では、iPhoneやバージョンが非対応でもMacにAirPlayできる場合があります。

AirPlayのパスワードを設定する

「同じネットワーク上のすべての人」または「すべての人」を設定する場合は、他のユーザーのiPhoneにAirPlayのパスワードを要求することで予期しないデバイスからMacへの送信を阻止することができます。

パスワードの要求をオンにする画面
パスワードを入力する画面
  1. Macで「システム設定」を起動する
  2. 「一般」をクリック
  3. 「AirDropとHandoff」をクリック
  4. 「AirPlayを許可」→「同じネットワーク上のすべての人」または「すべての人」を選択
  5. 「同じネットワーク上のすべての人を許可」または「すべての人を許可」をクリック
  6. 「パスワードを要求」をオンにする
  7. 「設定」をクリック
  8. AirPlayのパスワードを入力
  9. 「OK」をクリック

MacでiPhoneからのAirPlayのリクエストが表示されたら「受け入れる」をクリック→iPhoneでAirPlayのパスワードを入力→「OK」をタップします。パスワードは一度入力すれば、次回は要求されません。

非対応のiPhoneやバージョンでは、パスワードを設定していなくてもMacで「受け入れる」リクエストが表示される場合があります。

Macで「受け入れる」をクリックする画面
iPhoneでAirPlayのパスワードを入力する画面

パスワードを変更する場合は、「パスワードを要求」をオフ→「パスワードを要求」をオン→パスワードを入力→「OK」をクリックしてください。

iPhoneからAirPlayをしてMacで再生する

iPhoneからApple TV、YouTube、ミュージックのコンテンツをMacにAirPlayします。

ミュージックのAirPlay
Apple TVのAirPlay
  1. iPhoneでApple TV、YouTube、ミュージックの曲やビデオなどから任意のコンテンツを再生する
  2. (Apple TVの場合) をタップ、(YouTubeの場合) 動画をタップ→画面上部にあるをタップ→「AirPlayおよびBluetoothデバイス」をタップ(ミュージックの場合) 画面下部のタイトルをタップ→プレーヤー下側にあるをタップ
  3. 「スピーカーとテレビ」→送信先のMacをタップする
  4. (パスワードを設定している場合) Macで「受け入れる」をクリック→iPhoneでAirPlayのパスワードを入力→「OK」をタップ

AirPlayのアイコンは、Apple TVやYouTubeで、ミュージックではで表示されます。

コントロールセンターのメディアコントローラーに表示されるAirPlayアイコンからもMacへAirPlayできます。アイコンをタップ→Macを選択します。

コントロールセンター内のAirPlayアイコン

Apple TVをAirPlay中はiPhoneの画面上部にが表示され、AirPlayアイコンもブルーになります。ミュージックの曲やビデオをAirPlayした場合は、プレーヤーの下側に送信先のMacのデバイスアイコンと「iPhone名→Mac名」が表示され、ミュージックビデオではそれぞれ赤色になります(プレーヤー画面でミュージックビデオをタップした場合はに切り替わる)。

ミュージックビデオをMacへ送信

Mac側では、メニューバー→コントロールセンター→アルバム画像にAirPlayアイコンが表示されます。

いずれもiPhoneからMacへAirPlay中であるサインです。

一時停止や音量など、AirPlayで再生中のコンテンツの操作をMacまたはiPhoneで行います。

Macの画面上のコントローラー(一例)

iPhoneからApple TV、YouTube、ミュージックビデオのコンテンツをMacにAirPlayすると、画面上のコントローラーで音量、一時停止、巻き戻し、早送り、再生速度調整などの操作ができます。

iPhoneでは、各アプリ内、ロック画面、通知センター、コントロールセンターのメディアコントローラーから操作できます。ミュージックの曲をAirPlayした場合は、コントロールセンターの音量バーからも音量調整ができます。

コントローラーの種類はアプリや再生中のコンテンツによって異なります。

AirPlayを終了しない限り、アプリ間やアプリ内のコンテンツは続けて再生可能です。

AirPlayを終了する

AirPlayをMacまたはiPhoneで終了する方法を、アプリとコントロールセンターでまとめました。

Macで終了する

画面左上の「X」をクリック、またはescキーを押します。

非表示の場合は、ポインタを動かしてください。

iPhoneで終了する

AirPlayアイコン→AirPlay中のMacまたはiPhoneをタップします。

画面上部にあるをタップ→をタップ→AirPlay中のMacまたはiPhoneをタップもOKです。

Macで終了する

画面左上の「X」をクリック、またはescキーを押します。

iPhoneで終了する

動画の画面をタップ→をタップ→AirPlay中のMacまたはiPhoneをタップします。

Macで終了する

ミュージックビデオでは、画面左上の「X」をクリック、またはescキーを押します。

iPhoneで終了する

ミュージックを起動→プレーヤー画面(非表示の場合は画面下の再生中のタイトルをタップ)→画面下部にあるAirPlay中のMacのアイコン→AirPlay中のMacまたはiPhoneをタップします。

プレーヤー画面→ビデオをタップ→をタップ→AirPlay中のMacまたはiPhoneをタップもOKです。

AirPlay中のMacをタップ
デバイスを選択する画面

iPhoneでコントロールセンターを開く→メディアコントローラーにある送信先のMacのアイコンをタップ→AirPlay中のMacまたはiPhoneをタップ→コントローラー以外の画面をタップしてコントローラーを閉じます。

まとめ

iPhoneからMacへAirPlayすれば、映画や動画、音楽の迫力感が倍増します。一人で没入感に浸りたいとき、複数の人と一緒に視聴するときなど、AirPlayをぜひ利用しましょう。

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