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watchOS 10では見やすいアプリの表示画面やDigital Crownによる直感的な操作など、毎日手元で使うApple Watchの利便性を高めました。
さらにサイクリングやコンパスなどのアップデートやメンタルヘルスをサポートしながら、watchOS 10の新機能でApple Watchが生まれ変わります。
目次
どこを見ても、どこを使っても快適さ充実

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watchOS 10では、Apple Watchのほとんどのアプリでスクリーンをフル活用した新しい表示スタイルを提供。活動中でも複数の記録データやメッセージなど一目で内容をキャッチできます。
ダイナミックな背景を導入した世界時計や3つのカラーレイヤーデザインの新文字盤「パレット」では、日照の移り変わりで時刻を判断できるなど、視覚的にフォローしやすい要素を追求しました。文字盤に関しては、watchOS 10を記念して「スヌーピー」も追加されます。
操作性も追求したwatchOS 10のアプリ。アクティビティアプリでは、スクリーンのコーナーからサマリーや共有、バッジなどにアクセスでき、Digital Crownを回すごとにムーブ(歩数・移動距離)、エクササイズ(運動時間)、スタンド(立ち時間)のデータを画面全体に表示できます。
Digital Crownによる直感的な操作はスマートスタックでも利用できます。これまで行っていたSiri文字盤でウィジェットを設定する必要はなく、Digital Crownを回すだけで差し迫っているスケジュール、ニュースや天気などをタイムリーにすばやく確認できます。
Digital Crownはコントロールセンターへのアクセスもお任せ。押すだけでどのアプリからもアクセス可能です。
Bluetoothアクセサリ接続でサイクリングパワーを記録

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watchOS 10では「サイクリング」のワークアウトを拡張します。GymKitだけでなくBluetooth対応のセンサー機器とも作動しながら、パワーやケイデンス、最高速度などをApple Watchと連動。
心拍数やパワー、モーションデータなどからFTP(Functional Threshold Power)を計測し、自分が1時間全力で走行するときのパワーを知ることができます。さらにFTPの割合で設定されたパワーゾーンで、自分のパワーゾーンと走行時間からレベルを判断。
屋内外、個人やグループでトレーニングをしているときもFTPを基準に目標を立てられ、記録更新にも役立ちます。
サイクリングパワーは画面全体にフォーカス可能。同期したiPhoneを自転車にマウントしライブアクティビティをタップすれば、さらにワイドな画面でサイクリング中の数値変動を確認できます。
コンパス・マップ:ハイキングの安全と効率化をサポート
アウトドアに欠かせないApple Watchのコンパスは、ウェイポイントのアップデートを行います。加えてアメリカではマップ上の詳細表示、トレイルの検索機能も利用できます。
2つのウェイポイントを追加で安全性を強化

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コンパスではハイカーがいる場所を安全に確保する、2つのウェイポイントが追加されます。
通話またはSMSを送信できた最後の通信ポイントや、緊急電話が可能なSOSポイントをコンパス上に表示。電波の届かないエリアに入り込んだり、突然のアクシデントが起こった場合でも、モバイル通信アイコンやSOSアイコンを辿ることで、外部と速やかに連絡を取ることができます。
ウェイポイントは歩いたルートの高度を3Dで表示でき、位置だけでなく昇降の変化も把握しやすくなります。
アメリカではマップ表示や検索機能も可能


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アメリカでハイキングをするときは、Apple Watchのマップで等高線や標高なども表示できます。自分がいる場所周辺のおすすめスポットも表示され、ポイントを押さえた効率良い探索が可能です。
検索機能を使えば、付近のトレイルやハイキングのスタート地点も確認でき、さらに所要時間や現時点からの距離、画像で環境をチェックするなど、初めての場所でも自分のペースに合わせたプランを立てられます。
険しい道のりが予想される場所では難易度や高度などを参考にしながら、自分のトレッキングレベルに合わせて検討できるでしょう。
「心の状態」で感情や気分の移り変わりを記録

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watchOS 10ではマインドフルネスアプリに、毎日のメンタルヘルスを手軽に記録できる「心の状態」が導入されます。Digital Crownを回しながら表示される文字盤からその瞬間の気分を選択したり、必要に応じて書きとめることも可能です。
Apple Watchで記録したデータはiOS 17やiPadOS 17にアップデートしたiPhoneやiPadにも同期。楽しかった日や落ち込んだ日の過ごし方、運動や睡眠、そしてマインドフルネスにかけた時間を照らし合わせることで気分の変化をフォローしやすくなります。
さらに専門クリニックでも取り扱う一般的な問診票を利用することで、自分の心の状態を別の視点から診断できます。主観的な感情と客観的な心理チェックにより、バランスの取れた結果が得られるでしょう。
問診票の結果はPDFで保存でき、必要に応じてカウンセラーへの参考データとして利用できます。
まとめ
watchOS 10では利便性の高い新機能でApple Watchをさらに快適にしてくれます。日常生活、スポーツ、アウトドア、健康など幅広いシーンで活躍するApple Watch。ますます手放せないデバイスになりそうです。
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