
噂が絶えない15.5インチMacBook Airが、2023年第二四半期に発売される可能性があるようです。これまでのMacBook Airの中で、史上初最大のディスプレイになりそうです。
注目のディスプレイサイズをはじめ、性能、デザイン、発売日、価格などこれまでに予想されているリークをもとにお伝えします。
15インチへディスプレイ拡大
次期MacBook Airのディスプレイサイズは、15.5インチになるとディスプレイアナリストのロス・ヤング氏がツイートしています。15.5インチは歴代15インチMacBook Proの15.4インチを0.1インチ上回り、歴代17インチや16インチMacBook Proに続くMacBookシリーズの中で3番目に大きなディスプレイになります。
15インチのMacBook Airの噂が浮上した当時、アナリストは15.2インチを予想。今回さらなる0.3インチの拡大により、13.6インチより1.9インチ大きくなります。2020年にM1 Appleシリコンでリノベーションして以来、次回期待される大きなアップデートはディスプレイサイズの拡大かもしれません。
広いディスプレイは、ステージマネージャやSplit Viewなど複数のアプリを同じ画面で使う作業の効率化を高めます。マルチディスプレイでは16インチMacBook Proの良きパートナーになるでしょう。ユニバーサルコントロールのような連携作業などで、ディスプレイサイズのバランスが取りやすくなります。
サイズの拡大に伴い重量も増えることが予測され、ポータブル性が低くなることは否めません。現行のM2モデルは1.24kgで、新型もできるだけAirの持ち運びやすさをアピールする必要があります。2024年にはOLEDディスプレイ13インチMacBook Airがリークされており、ディスプレイの軽量化が期待できそうです。
2種類のM2チップが有力
これまでに15インチMacBook Airに予想されているチップには、M2、M2 Pro、M3があります。
最近のミンチー・クオ氏のツイートでは、15インチMacBook AirにはスタンダードのM2チップが搭載されるようです。8コアまたは10コアGPUが選択できるM2 MacBook Airの2つのチップパターンになり、ベースモデルはオプションで10コアGPUにアップグレード可能になることが予想されます。
M2チップはTSMCの第2世代5nmプロセスで製造されており、M1よりGPU最大35%、CPU最大18%高速になりました。8GB増量した最大24GBのメモリや50%広い100GB/s帯域幅も新世代チップの魅力。ProResに対応するメディアエンジンも、高画質の動画編集に重宝するでしょう。
15インチMacBook Airが新しいMacBookのシリーズとして登場する気配はなく、かつてアナリストがツイートしたハイエンドのM2 Proも同じツイートで却下されています。搭載の可能性を漂わせた3nmプロセスのM3チップに関しては今年後半を目安に大量生産が期待されており、M2チップのMacBookや24インチiMacが優先されるようです。
M2チップは昨年6月に発表されて以来主にMacのプロセッサとして進行中で、IntelプロセッサのMac Proは2つのM2 MaxによるM2 Ultraで更新されると言われています。
デザインはM2モデルと同じ
ロス・ヤング氏によると、15インチMacBook AirのデザインはM2チップの13インチモデルと大きな差はないようです。
スリムでフラットなエッジ、ヒンジ部分のスピーカーや幅広のトラックパッド、そして細いベゼルとノッチは、今後もMacBook Airの特徴的なデザインとして引き継がれるでしょう。
カラーバリエーションはスペースグレイ、ミッドナイト、スターライト、シルバーの4色。ポートはデバイスと同じカラーのケーブルで利用できるMagSafe 3、2つのThunderbolt/USB4、ヘッドフォンジャックを搭載しています。
もっともディスプレイが大きくなる分、デバイスのサイズは変更されるでしょう。M2モデルは高さ1.13cmx幅30.41cmx奥行き21.5cmです。
15インチMacBook Airの発売日
台湾のニュースサイトDigiTimesやロス・ヤング氏は、以前から15インチMacBook Airの発売日は2023年第二四半期(4月〜6月)になると予想。Bloombergのマーク・ガーマン氏は、6月のイベントで発表されることを期待しています。
ヤング氏によるとすでに15インチ用のパネルが大量生産されており、15インチMacBook Airの発売が近づいていることが伺えます。
15インチMacBook AirがM2チップを搭載するなら、ほかに発表を待つ理由がないでしょう。一方で、昨年M2チップと同時に発表された13.6インチMacBook Airや13インチMacBook Proは、1年以上の時間をかけてM3チップを待機しているようです。
2008年のデビュー以来、ほぼ毎年のように新型を発表しているMacBook Air。2012年、2013年、2017年版のモデルは6月に発売されています。
M2 MacBook Airは6月に発表されましたが、7月に発売されました。
15インチMacBook Airの価格
15インチMacBook Airはディスプレイサイズの拡大により、M2 MacBook Air(164,800円〜)より価格上昇が見込まれます。
性能に関してはM2チップによるスタンダードレベルであることが予想され、そのほかのスペックに関してもM2の現行モデルとさほど違いがなく、ディスプレイ以外に価格を引き上げる要因はなさそうです。
2インチのディスプレイサイズの違いがある、14インチと16インチMacBook Proの差額は6万円です。
まとめ
広々としたディスプレイにM2チップを搭載するという15インチMacBook Air。現行モデルとはポータブル性や作業内容に応じて検討できそうです。Proと比べて価格的にもアクセスしやすいモデルは、これまでになく注目されるマシンになるでしょう。
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