Macで重複写真やビデオを削除|復元・表示されない原因もチェック

macOS Venturaでは、写真アプリ内で重複した写真やビデオを発見して一覧表示してくれます。結合により削除が一瞬で完了し、iCloudストレージの節約もできます。

削除したコンテンツの復元や、重複項目やコンテンツが表示されないときの原因もまとめました。同じ写真やビデオは1つ保存して、ライブラリをすっきり整理整頓しましょう。

重複した写真やビデオを削除する

重複した写真やビデオを結合し、1つのコンテンツを残します。残りのコンテンツは削除されます。

画像1
画像2
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  1. 写真アプリを起動する
  2. サイドバー→「重複項目」をクリック
  3. 重複コンテンツ上の日付右にある「○個の項目を結合」をクリック(画像1)
  4. 「◯個の完全に重複するコピーを結合」または「◯項目を結合」をクリック(画像2)(画像3)

重複したコンテンツのタイプによって表示される説明に応じて結合をしてください。

基本的にオリジナルのコンテンツが残り「ライブラリ」に移動します。オリジナルでないコンテンツは、コンテンツを右クリックすると「オリジナルに戻す」が表示されるので、ここから判断が可能です。

結合で除外されたコンテンツは「最近削除した項目」内に移動し、30日間保存されます。各コンテンツの下に残りの保存期間が表示されるので、念のためチェックしておくと良いでしょう。

デフォルトで設定されている「最近削除した項目」のロックが必要でない場合は、メニューバー→「写真」→「設定」→「一般」→「プライバシー」→「(Touch IDまたは)パスワードを使用」のチェックを外すことで解除ができます。

「最近削除した項目」内のコンテンツを完全に削除するには、コンテンツを選択して右クリック→「○枚の写真を削除」または「◯本のビデオを削除」→「削除」をクリックしてください。iCloudストレージを節約することができます。

削除した写真やビデオを復元する

結合で削除された重複の写真やビデオは、「最近削除した項目」から復元することができます。

  1. 写真アプリを起動する
  2. サイドバー→「最近削除した項目」をクリック
  3. コンテンツを右クリック→「復元」、またはコンテンツを選択→画面右上「復元」をクリック

複数のコンテンツを選択して一括復元もできます。

復元されたコンテンツはこの時点でライブラリに戻り、その後時間の経過により重複項目にも表示されます。

重複項目やコンテンツが表示されない原因

macOS Venturaにアップデートすると、設定なしで重複項目がサイドバーに表示されます。コンテンツや項目が表示されない場合は以下のような原因があります。

コンテンツを保存したばかり

iPhoneやiPadなどからのコンテンツのインポート、復元、複製など操作をしたばかりのときは、重複項目に写真やビデオがすぐに表示されない場合があります。

Macが重複しているコンテンツの振り分けに2日ほど時間を要する場合もあるので、気長に待機しましょう。重複がある場合はそのうち表示されます。

コンテンツが非表示になっている

コンテンツが非表示になっていると、重複があっても表示されません。

表示をするにはメニューバー→「表示」→「非表示アルバムを表示」→サイドバー内「非表示」→表示するコンテンツを右クリック→「○枚の写真の非表示を解除」または「○本のビデオの非表示を解除」をクリックしてください。

「重複項目」だけでなく、ライブラリ全体で表示されます。

共有ライブラリを使っている

*macOS Ventura 13.0〜13.2の場合

共有ライブラリが有効中で「個人ライブラリ」または「共有ライブラリ」が設定されていると、サイドバーに「重複項目」が表示されません。画面左上のライブラリ選択欄をクリックして、「両方のライブラリ」を選択してください。

共有ライブラリを解除する場合は、メニューバー→「写真」→「設定」→「共有ライブラリ」→「共有ライブラリを削除」→残すコンテンツの条件を選択→「共有ライブラリを削除」→「共有ライブラリ」をクリックします。

共有ライブラリの使い方については、MacのiCloud共有写真ライブラリで思い出を一緒に作ろう!追加・削除まとめをご覧ください。

まとめ

Macに写真やビデオを保存していくと、気づかないうちに重複したコンテンツも増えていきます。自動的に検出してくれる重複機能により、手動での処理が軽減されるでしょう。iCloudストレージの節約にもなるので、ぜひ利用してください。

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