
出典:Apple
AirPods Proが約3年ぶりにリニューアルし、AirPods Pro(第2世代)で登場しました。ノイキャンや音質の向上をはじめ、音量調整や肌検出センサーなど、頼もしい機能が搭載されています。
MagSafe充電ケースも「探す」アプリに対応。バッテリー時間も長くなり、これまで以上にリスニングが楽しくなりそうです。AirPods Pro(第2世代)の新機能のほか、他のモデルでも利用できる注目スペックもご紹介します。
AirPods Pro(第2世代)の新機能
AirPods Pro第2世代で新しく搭載された主な機能をまとめました。
H2チップで音質・ノイズキャンセリング機能向上
H2チップを搭載したAirPods Pro(第2世代)は、新設計のドライバとアンプにより音質の歪みを防止し、高音と低音を強調したメリハリのあるサウンドを再生。進化したアルゴリズムで、ユーザーの耳の形に合わせた最適な音質をチューニングし、原音に近づいたサウンドを提供します。
進化したアルゴリズムにより、ノイズキャンセリング機能を最大2倍にパワーアップ。周囲の雑音を効率よく消去する配置も考慮されたデザインで、勉強や仕事、会議などの集中力を高めてくれます。
外部音取り込みモード機能に代わって誕生した適応型環境音除去機能は、電動ドライバーや宣伝カーなどの騒音を48,000回/秒のパワーで抑制。従来のように外部音を取り込むだけでなく、騒音をマイルドに調整しながらリスニングを快適にしてれるのもメリットです。
肌検出センサーを搭載
AirPods(第3世代)に搭載されている肌検出センサーが、AirPods Pro(第2世代)で利用できます。皮膚とのコンタクトをデュアル光学センサーよりも正確に機能し、AirPodsを外せば自動的に一時停止し装着すれば再生が可能。
肌検出センサーを手や顔などにあてれば耳以外でも反応しますが、完全に肌と触れない場所で突然再生することがありません。一時的に片方を外すときでも鳴らしっぱなしにならず、無駄なバッテリー消費を防止できます。
静電容量センサーで音量調整
ワイヤレスイヤホンのAirPodsシリーズで、初めて音量調整が可能になりました。軸のくぼんだ部分にある、静電容量センサーのタッチコントロールを上下に軽くスワイプするだけでOK。Siriに頼んだりiPhoneを取り出す必要がなくなり、環境に合わせて耳元で調整できるのはとても便利です。
タッチコントロールは電話(受信、通話切り替え、終了)、楽曲コントロール(再生、前後スキップ、一時停止)、ノイズキャンセリングと新機能の適応型環境音除去との切り替えも担っています。
イヤーチップにXSサイズが登場
新しくXSが追加されたAirPods Pro(第2世代)のイヤーチップは、XS、S、M、Lの4つのサイズが利用できます。Sサイズと比べて幅が狭く、圧迫感を抑えたデザイン。Sよりもう少し小さめのイヤーチップが欲しい方には試す甲斐がありそうです。
シリコン製のイヤーチップのフィット感は従来のように高く、長時間の使用やジョギング中でも落下を防止。リスニング中の楽曲は音漏れがせず、車内や静かな場所でも重宝します。
1回の充電で最大6時間連続使用
H2チップはバッテリーの使用時間にも貢献しています。AirPods Pro(第2世代)のノイズキャンセリングをオンにした状態で、従来より1.5時間長い最大6時間の再生が可能。
ケースを併用した場合は最大30時間になり、24時間の第1世代より6時間延長が期待できます。長編の映画や多数のプレイリストも充電で中断することも少なくなり、1回の充電で完結しやすくなるでしょう。
パワーを必要とする空間オーディオやヘッドトラッキングでは30分ほど短くなるようですが、連続試聴には十分な駆動時間です。
充電方法はMagSafe、Lightning-USB-Cケーブル、Qiに加え、Apple Watchの充電器にも対応しています。
紛失防止を強化したケース
U1チップを搭載したAirPods Pro(第2世代)のMagSafe充電ケースは、iOS 16以降で「探す」に対応。iPhone 11以降のモデルでは「正確な場所を見つける」機能により、ケースを置き忘れても確実にフォローできます。
ケースの下にある内臓スピーカーからAirPodsのように発信音が鳴り、クッションの下になっても問題なし。サウンドはバッテリーが少なくなったときやペアリングをしたときにも機能します。
ケースの右側にはストラップループが施され、首やバッグに掛けたりすることで紛失を防止できるデザインも気が利いています。カラーは新型もホワイトのみなので、カラーストラップでアクセントをつけるのも良いでしょう。
AirPods Pro(第2世代)だけじゃない!他モデル対応新スペック
AirPods Pro(第2世代)のほかのモデルにも利用できる新スペックをご紹介します。
空間オーディオを自分だけのサウンドでクリエイト
iOS 16にアップデートしたTrueDepthカメラ搭載のiPhoneと接続することで、空間オーディオをパーソナライズできます。
ユーザーの頭の形のプロファイルを作り、耳の形に最適なサウンドをクリエイト。Apple MusicやApple TVなどで利用できるドルビーアトモス対応の楽曲や映画で、臨場感に満ちた空間を体験できます。頭の動きに合わせて360度のサウンドで包み込むヘッドトラッキングと共に、時を忘れるほどのオーディオとビジュアルに浸れるでしょう。
AirPods(第3世代)、初代AirPods Pro、AirPods Maxでも利用でき、最新のOSにアップデートしたすべてのAppleデバイスと同期。iPadやMacからも、iPhoneで作った自分だけのベストサウンドを楽しめるのもメリットです。
パーソナライズした空間オーディオについては、【iOS 16】空間オーディオをパーソナライズしよう!AirPodsで自分だけのサウンドを満喫をご覧ください。
ケースの刻印にミー文字を追加
Apple StoreのアプリでAirPodsのワイヤレスイヤホンを購入すると、絵文字やテキストに加えミー文字をケースに刻印できます。
Apple Storeアプリをタップ→「AirPods」→AirPodsワイレスイヤホンのモデルを選択→「刻印を追加」→入力欄をタップ→「ミー文字」をタップ→ミー文字を選択→「保存」をタップします。
「…」をタップすればミー文字の新規作成が可能です。
AirPods Pro(第2世代)は9月23日発売、39,800円で購入できます。MagSafe充電ケース、4つのサイズのシリコンイヤーチップ、Lightning-USB-Cケーブルが付属されています。
まとめ
AirPods Pro(第2世代)は、ワイヤレスイヤホンの核である音質レベルをさらに押し上げたと言えるモデルです。2倍のノイズキャンセリングなどの実用的な機能のほか、リニューアルしたケースで快適な使用ができるでしょう。今後もさらにAirPods Pro(第2世代)を使うシーンが多くなりそうです。
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