iPhoneの容量は128GBがおすすめな人!6つの使い方とストレージの節約術まとめ

iPhoneを購入するときに悩むのが容量です。iPhone 12 Proシリーズや以降のモデルは128GBが標準搭載され、使い方によってはベースラインでも長く使えるおすすめのストレージになります。

最大1TBのストレージも選べる中、128GBのiPhoneでも間に合う使い方やストレージを節約する方法も含め6つのポイントでまとめました。

アプリはそれほど使わない

「設定」からアプリを削除する画面

アプリはiPhoneのデフォルトであるもので十分であったり、容量の小さいアプリや数個のアプリをダウンロードする程度であるなら、128GBでも不自由なく使えます。

一時的に多くのアプリやサイズの大きいアプリをダウンロードしても、使用後すぐに削除するものならストレージに負担がかからないでしょう。

アプリの削除は、アプリを完全に削除するかデータを残して容量のみを削除する方法が選択できます。前者はできるだけ多くの容量を戻したいとき、後者はアプリのデータを復元したいときにおすすめです。

アプリの削除は、以下2つの方法で可能です。

  • ホーム画面のアプリを長押し→「Appを削除」→「Appを削除」(データもすべて削除)→「削除」または「ホーム画面から取り除く」(データを残す)をタップ
  • 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→削除するアプリをタップ→「Appを取り除く」(データを残す)または「Appを削除」(データもすべて削除)をタップ
  • 「設定」→「一般」→「App Store」→「非使用のAppを取り除く」をオンにする

「ホーム画面から取り除く」をタップすると、ホーム画面から該当アプリが消去されます。次回使用するときは、Appライブラリからアクセスしてください。ホーム画面に戻す場合はアプリを長押し→「ホーム画面に追加」をタップします。

「非使用のAppを取り除く」では、使っていないアプリのデータを残しながら自動的に取り除きます。

写真・動画の撮影量は通常レベル

ビデオの解像度とフレームレートを設定する画面

iPhoneのカメラ機能は年々高性能になっており、電話やメッセージと並んでカメラを使う頻度は高いものです。

iPhoneで撮影した4K(4032×3024)の写真は1枚1.6MB程度で、1000枚保存すると約1.6GBの容量です。4K動画の場合は1分あたり30fps(190MB)/60fps(400MB)が目安で、10分ではそれぞれ約2.70GB/4GBになります。

写真なら128GBでもゆとりを持って保存でき、10分の動画でも数本ならストレージが足りないと感じないでしょう。

128GBのiPhoneであまり撮影をしないはずが、旅行やイベントなどで多量の画像や動画を撮影する場合は、外部ストレージに転送すればOK。iPhoneにはいつでも見たいものや、共有したい最低限のコンテンツを保存しておけば良いです。

解像度を変更して容量を節約する

解像度を変更する方法はさまざまな方法があります。

  • カメラアプリでビデオの解像度とフレームレートを変更:「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」から選択
  • メールに画像を添付して変更:添付したファイルを送信する時に大中小からKBサイズを選択(個人で使うので、宛先は自分のメールアドレスを入力する)
  • 写真アプリで変更:「設定」→「写真」→「iPhoneのストレージを最適化」をオンにする(ストレージが少なくなったとき、コンテンツが自動的に縮小されてiPhoneに保存される)

即座に変更したい場合は、カメラアプリとメールの方法がおすすめです。

コンテンツのダウンロード量は標準

サイトやアプリから画像や音楽などのメディアコンテンツをそれほどダウンロードしない場合は、128GBでも無理なく使えます。iMovieや高画質の画像や動画、MP4でも、大量に保存しない限り問題ないでしょう。

過去にダウンロードしたコンテンツは放置されやすいので、今後必要がないものは定期的に削除することで、iPhoneの保存スペースを増やすことができます。

ダウンロード時にサイズが選べる場合は、可能な限りあらかじめ小さいサイズを選択するのもポイント。

ダウンロードしたコンテンツをファイルや写真アプリなどに保存した後は、必要に応じてアプリ内のファイルを削除すると良いです。128GBのiPhoneを快適に使うことができます。

MacとiPhoneを使っている

Macを持っているユーザーは、iPhone内にある画像や動画、音楽ファイルなどをMacに転送できます。

iPhoneに保存してもほとんど開かず、ストレージのみを消費してしまうだけならiCloudからFinderの「よく使う項目」の該当項目やフォルダへ移動することで128GBがギリギリに感じることがなくなるでしょう。Finderの「よく使う項目」は、メニューバーFinder→環境設定→「サイドバー」から表示項目の選択が可能です。

写真アプリのコンテンツは、iPhoneをケーブルでMacに繋ぎ→サイドバーのiPhone名をクリック→「◯個の選択項目を読み込む」または「すべてを読み込む」を選択→ケーブルを外すことで、転送ができます。

代わりにMacのストレージをその分費やすので、転送量が多い場合Macのストレージは512GB以上が望ましいでしょう。もちろん複数台あれば尚良しで、Macが重くならず編集もスムーズにできます。

ドキュメントファイルの整理ができる

メールやKeynote、Pages、メモなどのドキュメント系アプリのファイルは、それぞれiPhoneの容量を多く使うことはありません。しかしいらなくなったファイルを放っておくとトータルでGBを軽く超えてしまいます。

iPhoneのソフトウエアアップデートなどがあるときは、少しの節約量でもありがたみを感じるもの。そんなときに不要なドキュメント系のファイルなどをこまめに削除して整理することで、128GBのiPhoneを快適に維持できます。

Macを使っている場合は、メールボックスを書き出してフォルダに保存しておくとベター。必要なときに読み込むことで内容を復元できます。メールの書き出しについては、Mac スマートメールボックスの使い方|表示されないときの対処法もチェックをご覧ください。

システムデータの削除メンテナンスができる

システムデータの容量を調べる画面

iPadやMacのようにiPhoneを長く使っているとシステムデータが蓄積され、放っておくとGBレベルになることもよくあります。システムデータにはキャッシュやログファイルやiPhoneのシステムデータなど、さまざまなものが混在しており、128GBの場合は定期的な削除が望まれます。

システムデータの容量は「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「システムデータ」で確認できます。

システムデータの削除は設定でコントロールできないため、データクリーン専用ソフトを使ったりiPhoneを初期化します。ソフトを使う場合は、料金体制やスキャンの速度、復元の有無など特徴を把握することが大切です。

iPhoneを初期化するときは、事前にiPhoneまたはMacでバックアップを取り、その後初期化をして復元します。

iPhoneの場合

  1. 「設定」→ユーザー名をタップ
  2. 「iCloud」をタップ
  3. 「iCloudバックアップ」をタップ
  4. 「iCloudバックアップ」をオンにする
  5. 「今すぐバックアップを作成」をタップ
  6. バックアップが終了したらiPhoneを初期化する*
  7. 指示に沿って言語やWi-Fiなどの初期設定をする
  8. 「Appとデータ」内で「iCloudバックアップから復元」をタップ
  9. Apple IDとパスワードを入力する
  10. 送信された確認コードを入力する
  11. 利用規約に同意する
  12. バックアップした日付を選択
  13. 必要に応じて「続ける」をタップ

ステップ4で「モバイル通信経由でバックアップ」をオンにすると、Wi-Fiが使えない場合にモバイルデータ通信でバックアップが可能になります。

Macの場合

  1. Macとケーブルで接続→Finderを起動する
  2. サイドバーのiPhoneをクリック
  3. 「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」をクリック
  4. パスワードを付ける場合は「ローカルのバックアップを暗号化」にチェックを入れる
  5. 「今すぐバックアップ」をクリック
  6. ケーブルを外してiPhoneを初期化する*
  7. 初期化が終わったらMacとケーブルで繋いでFinderを開く
  8. 「バックアップを復元」をクリック
  9. バックアップした日付を選択
  10. バックアップを暗号化た場合はパスワードを入力
  11. 「復元」をクリック

*iPhoneを初期化するときは、「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ→「続ける」→ロック解除のパスコードを入力→Apple IDのパスワードを入力→「iPhoneを消去」をタップしてください。

まとめ

128GBのiPhoneは、大量の重いデータを保存しない方や不要ファイル削除のメンテナンスができる方におすすめです。急にストレージを必要とする作業では、外部ストレージで回避できる柔軟性もあるとベター。可能であればMacも利用しながら、128GBのiPhoneを使ってください。

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