
iPhoneのFace IDが、iPhone 16 Proシリーズの画面下に搭載されるようです。ディスプレイに残るのはフロントカメラホールのみになり、ノッチから徐々にディスプレイがクリアになりそうです。
将来的なフルスクリーンや画面下のTouch IDなど、iPhoneに噂される先々の情報も交えてお伝えします。
iPhone 16 ProのFace IDは画面下に搭載
画面下のFace IDの噂はすでにiPhone 15で浮上していたディスプレイ。その後Appleアナリストのミンチー・クオ氏とディスプレイアナリストのロス・ヤング氏は、iPhone 16 Proシリーズに搭載されることをツイートしました。
ロス・ヤング氏によるiPhoneの将来的なビジョンから判断すると、画面下のFace IDディスプレイはProが優先。2025年に発売されるiPhone 17で、全シリーズに搭載されるようです。
iPhone 14 Proシリーズのダイナミックアイランドが、iPhone 15ですべてのモデルに搭載するようなパターンで、今後も繰り返されるように思われます。
画面下にFace IDが埋め込まれると同時に、ノッチが大幅に縮小されるでしょう。iPhone 12から徐々に小さくなっているノッチは、iPhone 16 Proでパンチホール程度になることが予想されます。
iPhoneのディスプレイサプライヤーのSamsungは、すでに画面下Face IDのディスプレイに着手しているよう。iPhone 16 Proへの搭載は時期的にも有力と言え、同年2024年発売のGalaxy Z Fold6の比較対象になりそうです。
フロントカメラのみのディスプレイ
ミンチー・クオ氏が、iPhone 16 Proシリーズでフロントカメラも画面下に埋め込まれると予想していたのは2022年4月のこと。
翌月ロス・ヤング氏がツイートしたビジョンでは、画面下のFace IDに対しフロントカメラホールは画面上に残り、iPhone 17全シリーズに画面下Face IDが登場するよう。アナリストによると、画面下フロントカメラはiPhone 18 Pro以降になりiPhoneで初のフルスクリーンになる可能性も。
画面下のフロントカメラは光が乏しい場所での撮影が苦手で、AppleはアルゴリズムやIPS(Image Signal Processor)などで問題の解決に努めているようです。表面に剥き出しになっているフロントカメラと比べ、画素数が大幅に劣ることが要因であると考えられます。
画面下フロントカメラは使用時に見える仕組みで、それ以外はスムーズな表面を維持できます。フルスクリーンは魅力的なディスプレイですが、カメラのクオリティを下げる場合、従来モデルのフロントカメラが惜しまれるかもしれません。
iPhone 13以降のフロントカメラは、シネマティックモードやフォトグラフスタイルなどの機能を搭載。iPhone 14では、中〜低度の写真の明るさを改善するPhotonic Engineも担っています。
画面下のTouch IDはiPhone 17まで待機
ミンチー・クオ氏によると、画面下のTouch IDは2025年まで搭載される可能性がないようです。早ければiPhone 17で利用できそうですが、ロス・ヤング氏が予想するiPhone 17は全モデルに画面下Face IDとフロントカメラが搭載されるようで、現時点ではTouch IDの情報はないようです。
画面下のTouch IDは差別化されないスペックになることも考えられますが、Face IDよりまだ先のアップデートなのでビジョン外になっているかもしれません。
iPhone X以降の認証手段としてFace IDが登場した後は、iPhone SEがTouch IDを継続。とりわけiOS 15.4バージョンのiPhone 12以降でマスク着用時で認証できるまでは、Touch IDの使いやすさが惜しまれました。
Touch IDと疎遠になった今でも、Touch IDは流行り廃れがない便利な機能。次回復活するならFace IDと選択できるもう一つの認証手段として、iPhoneの利便性を高めてくれるでしょう。
まとめ
iPhone 16に画面下のFace IDを搭載すれば、フロントカメラホールのみのすっきりしたディスプレイになります。画面スペースもより広くなり、見やすさも改善できるでしょう。将来的なフルスクリーンや画面下のTouch IDなど、今後のiPhoneのディスプレイは更新を続けそうです。
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