
MacBook Pro 14インチと16インチの新型が、2023年前半にM2 Pro / M2 Maxで発売されることがリークされています。
さらなるパワーで圧倒させるマシンになるか、予想されるチップの特徴、ディスプレイ、発売日など関連情報をまとめました。
新型MacBook Pro 14インチ/16インチに搭載されるチップの性能
2023年前半の発表が期待される新型MacBook Pro 14/16インチのチップは、M2 ProまたはM2 Maxが選択できるようです。新プロセスチップによりM1 ProやM1 MaxよりCPUやGPUが向上し、さらにパワーアップしたパフォーマンスが期待できます。
TSMCの3nmプロセスで高速化
DigiTimesによると、M2 ProはTSMCの3nmプロセスで製造されるようです。今年9月に生産を開始すると言われ、タイミングが合えばMacBook Pro 14/16インチへの搭載が見込まれます。2021年10月に発売された5nmプロセスのM1 ProとM1 Maxから、ワンランク上の性能が期待できるかもしれません。
3nmプロセスのM2 ProはハイエンドのMac miniにも採用されるよう。もちろんM2 Maxでも同じプロセスで高い性能を発揮し、Mac ProのM2 UltraやM2 ExtremeでM2シリーズのパワーがピークに達するでしょう。同年にはiPhone 15 ProのA17チップやMacのM3チップへと展開していくようです。
2023年末に噂される16インチや14インチディスプレイのiPadがProになる場合にも、3nmプロセスは欠かせない要素となるでしょう。
CPUはM1 Proより最大4コアアップ
Bloombergのマーク・ガーマン氏によると、M2 ProとM2 MaxのCPUは12コア (8コア高性能・4コア高効率) CPUになるようです。
M1 Proより最大4コアアップし、さらなるパフォーマンスの向上が期待できそうです。M2 Maxも2コア増えますが、M1 Proと性能の差がない点でアップデートを感じにくいかもしれません。できれば14コアが選択できるとベターでしょう。
M1 ProのCPUは8コアと10コアが選択できますが、予想をみる限りM2 Proでは固定されている可能性があります。
M2 ProのGPUは2コアアップでスタート
M2 Proは16コアGPU、M2 Maxでは32コアGPUになると、マーク・ガーマン氏は予想しています。
M1 Proで利用できる14コアGPUはなくなり、16コアGPUからのスタートになるよう。M2もM1よりGPUが2コア増えたので、Proも同じようにアップグレードをする見込みです。
M2 Maxは32コアGPUと言われ、M1 Maxの最大値と同じ。M1 Maxの24コアGPUの選択はなく、CPUのようにM2 ProとM2 Maxは一定ラインのパワーを求めるユーザーをターゲットにしたチップになることが伺えます。
メモリは現行モデルと同じ最大64GB
M2 Maxのメモリは最大64GBとガーマン氏は予想。メモリは現行モデルの容量にとどまるようです。M1 Proの最大メモリ容量はM1 Maxより半分なので、M2 Proでも32GBが期待できるかもしれません。
Appleシリコンはメモリの容量をうまく使用できるメリットもあることから、メモリに関しては特に変動がないようです。
OLEDディスプレイは2025年に採用
アナリストのミンチー・クオ氏によると、MacBookへのOLEDディスプレイ搭載は2025年になると伝えています。ロス・ヤング氏はiPad ProのOLEDディスプレイは2024年になるとツイートしており、同年にはMacBook Airへ搭載するなど具体的なモデルも浮上してきました。
現行のMacBook Pro 14/16インチにはミニLEDが搭載されており、新型も引き続き同じディスプレイになりそうです。
メーカーに関してはLGのLTPO OLED Gen 8になると噂されていましたが、The ElecによるとAppleはBOEのOLED Gen 8.6ディスプレイをiPad ProやMacBookに採用するとレポート。BOEは15インチまでのOLEDディスプレイの生産も開始しているようです。
2024年にMacBook Airが発表されるなら、単純に2025年はMacBook Proが期待できるかもしれません。いずれの発売日にせよ、MacBookへのOLEDディスプレイの採用はiPad Proの後になりそうです。
曲げやすい特性のあるOLEDは、折りたたみ式のディスプレイも期待させるスペックになるでしょう。
新型MacBook Pro 14インチ/16インチの発売日
マーク・ガーマン氏は、2023年前半にM2 ProまたはM2 Maxを搭載する新型MacBook Pro 14インチと16インチが発売されることを予想しています。
M2とM2 Proを搭載予定のMac miniやM2 Ultra、M2 Extremeが噂されているMac Proと同時に発売されるようです。
現行のMacBook Pro 14 / 16インチは2021年10月に発売されたので、約20ヶ月以内に新型が登場することになります。
Appleシリコンの発売サイクル
- 2020年11月→M1
- 2021年10月→M1 Pro、M1 Max
- 2022年3月→M1 Ultra
- 2022年6月→M2
- 2023年?→M2 Pro、M2 Max、M2 Ultra、M2 Extreme
サイクルを見るとM2もM1のように展開する可能性があり、Appleシリコンの開発が徐々にリズムを掴んでいるようです。
発売時期がある程度安定すれば、M3、M4のMacBook Proの発売日も検討がつきやすくなるでしょう。
新型MacBook Pro 14インチ/16インチの購入は待つべきか
これからハイエンドのMacBook Proの購入を考えている方にとって、M2 Pro / M2 Maxの噂は気になるところ。
新型は常に性能が向上しますが、自分のニーズに合っているかによって全体的な満足度が異なるでしょう。Appleシリコンが進化を続ける中、作業に応じたモデルを追求することがベストな購入ポイントです。
自分の使い方を基準にしてモデルの評価をすれば、最適なマシンに出会えるでしょう。
まとめ
3nmプロセスのM2 ProとM2 Maxが期待される新型MacBook Pro 14インチと16インチは、現行モデルのパワーをどのくらい上回るのか見どころ。チップはすでにM3へ展開していますが、次期モデルはこれまで以上にポテンシャルなマシンになりそうです。
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